Adios,SoftBank(その2)

やられた、としか言いようがない出来事でした。
先日SoftBankプレミアムショップでMNP予約番号を取得していたので、後はドコモショップMNPポートイン手続きをするだけ、ということで以前「MNPで他キャリアの番号をドコモへ移し、マルチナンバーサービスの付加番号として追加可能」と言っていたドコモショップへ行き手続きすることに。
すると「既存番号(自社他社問わず)をマルチナンバーサービスの付加番号として追加することはできない」と言われてしまいました!!
マルチナンバーサービスの付加番号はサービスを申し込んだ時に割り当てられる番号のみが利用可能で、既存の番号を移して使う、ということはサービスとして想定していない、というのが今回担当したドコモショップ店員の弁。
しかし現在利用中のマルチナンバーサービスの付加番号を他キャリアへMNPポートアウトすることは可能で、他キャリアからのMNPポートインは2in1のBナンバー(付加番号)としてであれば可能、とのことで、前回の担当店員はその辺を勘違いして「MNPポートイン可能」と言ったのでは、とのこと。
ドコモショップハウソツカナイ」と思っていたので、かなりガッカリきました。
とは言え今回の件は手続き的にかなりイレギュラーですから、間違えるのも無理はないのかな、と思いますし、その後のアフターフォローがきちんとしていたので、まぁ許せる範囲内かな。
SoftBankのようにショップ店員が自社HPに書いてある(=ユーザーが簡単に調べられる)ことすら知らず、平気な顔をしてウソをつくキャリアに比べれば全然マシですし。
2in1へはMNPポートイン可能、とは言え2in1は対応するドコモガラケーでしか利用できませんから、当然私の選択肢には入らない、ということで今回の"Adios,SoftBank"計画は中止になりました。


その後担当ドコモショップ店員と話をしていたのですが、そこで代替案として出てきたのが「XiスマホへのMNPポートイン」。
私が「現在FOMAデータ回線を保有していて、縛り終了後新たにXiデータ回線を新規契約するつもり」と話すと「それならXiスマホへのMNP、というのはいかがですか」という話が出てきました。
Xi音声契約はFOMA音声契約と異なりテザリングの追加料金がかからない上にFOMAデータ回線にあるVoIPなどに対する制限もなく、その上回線/運用端末数が一つ(データ回線の分)減らせる、というメリットがありますから、確かに悪くない話です。
しかし私としては「Xi音声契約にはFOMA音声契約にある無料通信料がなく、音声通話は完全従量課金」というのがネック。
私がSoftBankからドコモマルチナンバーへMNPしたかった一番の理由が「主番号に含まれる無料通信料を付加番号で利用できるから」というもの。
ご存じのようにSoftBankホワイトプランには無料通信料がなく、無料対象ではない音声通話は完全従量課金になりますから、私は基本的にSoftBankポストペイド回線からは発信しないようにしており(発信が必要な場合はSkypeOutなどで行なう)、それが非常に使い勝手が悪いので何とかしたい、と思っているからです。
無料通信料がある回線であればそういった手間をかける必要がなく、普通に発信すればいいだけですからね。
Xi音声契約へのMNPポートインだとその点は解決しないからなぁ、と思うとあまり乗り気になれません。
ファミリー割引を利用すればファミリー割引加入回線間で無料通信料をシェアできるため、それを使ってXi音声回線へ無料通信料を移して相殺する、という方法がありますが、少々煩わしいですし、それ以前に私の場合「家庭のプライベートな事情」のせいでファミリー割引に新規回線を追加、というのがやりづらい、というのが難点だったりします。
とは言えXiの高速データ通信は魅力的ですから、十分考慮に値します。


このへんのアフターフォローが「さすがドコモ」といったところで、だからこそ私は安心して使っていられるし、これからもずっと利用しようと思わせる理由です。
そしてショップ、店員によってサービスの質に差がある、といったこともあまりないですし、そういったところでも安心できます。
それに引き替えSoftBankは一体何なんでしょうね。


とは言え後から考えてみると、どうせ次世代データ通信対応の音声回線にMNPするのであれば、auWiMAXスマホMNPする、という手もあるんですよね。
WiMAXの利用可能エリアはXiのそれと比べるとダントツに広いですし、CDMA2000でもドコモと遜色ないエリアを持っていますから、利用可能エリア的にはXiスマホよりも優位。
そして音声契約プランには無料通信料付きプランを選べますから、音声発信の問題は解決しますし、auの無料通信料繰り越しは無期限(ただし上限額あり)ですから、使わなければどんどん貯まっていくのもドコモ音声回線の無料通信料を3ヶ月繰り越ししても使い切れずに余らせてしまうことがある私にとってはメリットの一つです。
ただSIMの挿し換えが自由にできない、端末がau専用(SIMロック解除オプションなし:あっても無意味ですが)、海外での利用が弱い、といったことがネックですから、そういったことを考えるとやはりXiかなぁ、と思っているところです。


私のドコモデータ回線の縛り終了は来年8月ですから、SoftBankポストペイド回線のMNPをどうするか、そして後継のデータ回線をどうするか、ということはそれまでに決めればいい話なので、まだ焦って決める必要はありません。
個人的にはそれまでにXi音声契約にFOMA同様の無料通信料込みのプランが新設されて欲しいところですが、無理だろうなぁ。


最後になりますが、以前のエントリで「MNPで他キャリアの番号をドコモへ移し、マルチナンバーサービスの付加番号として追加可能」とした部分は修正しておきます。