DTACプリペイドSIMをオンラインリチャージ

3年前にタイを訪れた際に購入し、未だに維持しているDTACプリペイドSIM(リチャージ後1年有効のSimple SIM)。
これまではその際に購入したリチャージバウチャーでリチャージして有効期限を延ばしていましたが、それももうなくなってしまいました。
そこで今回はオンラインリチャージを試してみることに。
以前のリチャージバウチャーによるリチャージを行なった際のエントリはこちら。


有効期限が縮んだと思ったよ(2011年)
こちらはリチャージOK(2012年)


上記の2012年分のエントリにも書いた通り、SIMの有効期限をプリペイドチャージから支払って延長するサービス(Day Give-Away)が利用できるため、オンラインリチャージをする必要はなかったのですが、タイの他キャリアであるAISやTrueは海外発行のクレジットカードではオンラインリチャージを利用できない、とのことなので、DTACはどうか、というのを試してみたかったのです。
ちなみにDTACのFAQには「制約があるが可能」と書かれています。

Are there any restrictions in using international credit cards?


IRefill service accepts credit cards issued by foreign financial institutions with the following conditions:


・Up to a maximum limit of 1,000 Baht/ number/ month.
・Can refill up to maximum of 3 numbers per month.

の通り海外発行のクレジットカードによるリチャージにはプリペイドSIM1枚に付き月間のチャージ上限が1000B、そして同じクレジットカードでオンラインリチャージできるのはひと月にプリペイドSIM3枚まで、という制限がかかります。


それではオンラインリチャージをやってみます。
DTACプリペイドSIMのページ(英語)を開き、右側にある"Refill now"をクリックしてオンラインリチャージページへ進みます。

"Mobile Number"にDTACプリペイドSIMの電話番号、"Email"に連絡先として使うメールアドレスを入力し、"Refill amount"の選択肢の中からリチャージしたい額を選択します。
上記のように海外発行のクレジットカードでは1000B/月までしかリチャージできないので、2000Bの選択肢は利用不可です。
今回私は100Bをリチャージしました。
"Payment method"の選択肢は「Visa,Mastercard」を選択し(よってAMEXやJCBは利用不可)、"I read and accept the Terms and Conditions"にチェックを入れて次へ進みます。

このページでオンラインリチャージに使うクレジットカードの詳細を入力します。
日本発行のクレジットカードを利用するので"Issuing Bank Country"のプルダウンで「Japan」を選択し、"Issuing Bank"のプルダウンで利用するクレジットカードの発行元(カード会社/銀行)を選択します。
利用したいクレジットカードの発行元が選択肢の中にない場合は"Other"を選択し、その下の入力ボックスに発行元名を入力します。
今回私はジャパンネット銀行のネットデビットを利用したので(Issuing Bankの選択肢にない)、Issuing Bankに"Other"を選択、発行元名として"Japan Net Bank"と入力しました(Co.Ltd.といった表記は不要だった)。
"Note to Seller"のボックスには"Happy Refill (DTAC携帯番号)"という文字列が既に入力されていますが、特に入力することはないのでそのままにしておきます。
これを書いていて気づいたけど、電話番号は入力必須項目じゃなかったんだ(今回私はドコモ音声回線のマルチナンバー付加番号を入力)…
必要事項を入力して次へ進むと入力内容の確認画面になるので、そこで入力した情報に間違いがないことを確認して支払いを確定します。
すると為替換算をDTACへオンラインペイメントサービスを提供している銀行(Bangkok Bank)側で行なうか、利用したカード発行元で行なうかを選択するページが開きます。

JPYを選択するとBangkok Bankが利用する為替レートで日本円に換算された額(ここでは331円)が請求され、THBを選択すると決済額がタイバーツ建てでカード会社へ渡され、カード会社が利用する為替レートで日本円に換算され請求されます。
どちらか得なのかを知りたかったので、今回は後者を選択。
VISAオンラインデビットを利用したので、決済が完了すると銀行口座から引き落とされた額がすぐにメールで通知されるため、即比較ができますから。
その結果はというと…

このようにジャパンネット銀行から届いたデビットカード利用額の引き落とし通知メールには「引き落とし額329円」となっており、Bangkok Bank側の為替レートによる換算に比べ2円の得となっています。
とは言え場合によってはBangkok Bank側の換算レートの方がいい可能性もあるので、これをもって「THBを選んだ方が得」とは言い切れないので要注意。


オンラインリチャージ手続きが完了するとすぐにDTACプリペイドSIMを挿している端末にオンラインリチャージ完了の旨のSMS(タイ語)が届きます(もちろん連絡先として入力したメールアドレスにもその旨のメールが届く。こちらはタイ語/英語併記)。

そしてこれまでのリチャージバウチャーによるリチャージでは「チャージ直後は10日程しか有効期限が延びず、数時間〜翌日に本来の有効期限まで延長される」といった問題がありましたが、今回はそういったこともなく、即1年延長されました。
海外発行のクレジットカードでもリチャージ可で、個人情報の入力も最低限、そしてリチャージ手続き完了後即それが反映されるといいことづくめですね。
3HK(香港)はオンラインリチャージが反映されるまで最短でも1日は待たされる…
上にも書いたように、プリペイドチャージから延長料を払って有効期限を延長できるサービスもありますから、タイの携帯番号を長期維持する必要がある人にはやはりDTACが向いている、と言えそうです。
ただ私のSIMでは3Gが利用できない(=GSM/EDGEのみ)可能性がありますし、データローミングも利用できませんから、無理して維持することもないかな、という気もしますが…
たとえこのSIMで3Gが利用できないとしても、タイはプリペイドSIMが簡単に買えますから、3G対応のそれを買い直せば済む話ですし。
AISとDTACが2100MHzバンド利用の3Gサービスを開始し、TrueはLTEサービスを開始(しかしまだプリペイドでは利用不可)とタイの携帯事情も大きく変化していますから、またタイに行きたいなぁ。
しかし金もヒマもない…


今回海外発行のクレジットカードでもDTACプリペイドSIMのオンラインリチャージが可能、ということが実証できたので、次に有効期限を延長する際は延長料を払って有効期限を延ばすサービス(Day Give-Away)を使ってみようと思っています。