100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(5):microUSB/Lightning両用ケーブル

microUSB/Lightning両用の充電/データ転送ケーブルは家電量販店などで見かけることがありますが、それがキャンドゥで売られているのを発見。

最初に見つけた際は「Lightningコネクターの端末は持ってないから要らないなぁ」と思い購入しなかったのですが、やはり試してみたくなり後日1本購入してみました。

商品パッケージ。
色は白と黒の2種類があります。

microUSBコネクターの短辺側がLightning端子になっていて…

長辺側はmicroUSB端子(ただしケーブルの抜け防止のための爪がない)になっていて、形状としては両面差し対応のmicroUSBコネクターの片方にLighting端子を付けたような感じになっています。
Lightning端子は以前から100円(税別)ショップで売られている充電には不要なピンが省略されている充電用ケーブルのそれとは異なり、通常のLightning端子となっているのはいいところ。
充電だけでなくデータ通信/同期にも使えるケーブルなので当然と言えば当然ですが。
そしてケーブルは俗にきしめんタイプとも呼ばれるフラットタイプのものになっています。
しかしこれ、単なる好みの問題ではありますが私はあまり好きでないのですが…


上記の通り私はLightning端子を持つ端末を所有していないので、microUSBケーブルとしての使い勝手についてのみ検証してみます。

microUSBコネクターの短辺部がLightning端子となっているため、多くの端末(この画像ではGalaxy Note 3)ではこのようにLightning端子を上向きにして差し込むことになり少し違和感を感じますし、端末によっては差し込みにくいものも。
そして長辺側にあるケーブルの抜け防止のための爪がない上コネクターが奥まで入らないので、ケーブルの接続が緩く抜けやすい、というのも欠点と言えそうです。
そういったこともあり、microUSBケーブルとしてはイマイチかなぁ、と思わざるを得ません。
しかし通常仕様のLightning端子を持っているため、Lightningケーブルとしての使い勝手は悪くないのかも知れません。
このような仕様のケーブルですから当然非公認(MFi認証なし)なのでiOSのバージョンアップで使えなくなるリスクはありますが(パッケージにはiOS11で動作確認済との記載あり)、108円で通常仕様のコネクターを持ち、充電/同期両対応のLightningケーブルが手に入る、というのは十分価値がありそうです。
そして充電ケーブルとしての性能ですが、パッケージで5V2A対応を謳っている通りの性能がありました。
5V2A充電対応の端末を1.7A程の給電電流量で充電できましたし、充電専用ケーブルではないためQualcomm Quick Charge対応の充電器/端末の組み合わせで高速充電も可能でした(Xperia Z3を9V/1.5Aで充電できることを確認)。


最後になりますがこのケーブル、microUSBケーブルとしてはイマイチ、という評価となったものの、このケーブルとmicroUSB→USB Type C変換アダプターを組み合わせると現行のスマホで使われる3方式の充電/データ転送端子全てに対応できるようになるため荷物を減らしたい外出時などの際に便利そうです。

これだけでmicroUSB/Lightning/USB Type-C何でも来い状態。
とは言え私の現行環境ではLightning、USB Type-Cどちらも不要(って言うかDockコネクターが現役)だったりしますが。
結局のところこのケーブル、Lightning端子を持つiOS端末をメインで使っていて、たまにmicroUSBの端末を使うことがある、という人に一番向いたものなのかな、という結論になりそうです。