初夏に買ったWindowsタブレットをようやく本格的にいじり始める

今年6月イオシス天神店がオープンした際その記念セール品として売られていた不治痛、もとい富士通の中古Windowsタブレットを購入したわけですが

 

イオシス天神店がオープン。でオープン特価品の中古Windowsタブレットを買ってきた - 昔モバイルをバックパックにつめこんでた人のブログ(仮)

 

しかし購入直後はあれこれいじっていたものの、すぐに使わなくなってしまい放置プレイに。

タブレットとしての使い勝手が最悪で、使えば使う程Windows 10というOSがタブレットというフォームファクターを全く考慮していない作りであることに気づいてしまい、完全に使う気が失せてしまいました。

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タブレット本体のみで操作が完結し、全ての操作が本体だけで問題なくできるiPad(iPadOS/iOS)やAndroidタブレットとは異なりキーボードとマウス(ポインティングデバイス)がなければまともに使えないWindowsタブレットって一体…

結局のところWindows 10は基本的にPC向けのOSであり、タブレット向けのOSとしては無理がありすぎる、というかどちらとしても中途半端すぎる、というのが諸悪の根源。

そもそもPC/タブレット/スマホと全く異なるフォームファクターの端末で共通のOSを動かす、というWindows 10のコンセプトが完全な間違いであり、それ故PCとして使っているとタブレット/スマホ向けの仕様がジャマをして使いづらいし、タブレットとして使っているとPC向けの仕様がジャマをして使いづらい、といった具合にどのフォームファクターであっても使いづらいゴミOSになってしまったのがWindows 10、ということになるでしょうね。

って言うかこのコンセプトはWindows 8.xが失敗したことで間違いであることがはっきりしたのに、それでもマイクロソフトはその方針を修正せず、引き続き同じコンセプトでWindows 10をリリース。

バカじゃねぇの、としか言いようがありません。

それに対して競合他社(AppleGoogle)は当然そんなことはせず、PC向けOSとスマホ/タブレット向けのそれは別のものになっていますが、フォームファクターに合わせて最適なUIを提供することを考えればそうするのが自然であり、無理やり全てのフォームファクターで共通のOS、UIを利用するというマイクロソフトのやり方の方がおかしい。

Windows 8.xの失敗に学びWindows 10をWindows 7のUIを引き継いだ純粋なPC向けOSにし、タブレット/スマホ向けはそれに合わせたUIを持つ別OSにする、という形にしていればこんなことにはならなかったし、私のようなWindows 10嫌いを生むこともなくWindows 7からの移行もスムーズにいったはず、と言わざるを得ません。

そのせいかスマホ向けOSであるWindows 10 Mobileは今年いっぱいでサポート終了、という大失敗としか言いようがない結果に終わりましたし。

 

しかし最近になってようやくその富士通Windowsタブレットを本格的にいじり始めました。

というのも最近ようやく私がWindows 10に対する最大の不満点であると思っている「モダンアプリ(ストアアプリ)がジャマをしてファイルの関連付けを自由に設定することができない」という問題が解決したから。

私は一部のファイル形式に対して実行ファイルにコマンドラインオプションを付けた関連付けをしているのですが、なぜかこれまでWindows 10ではどうしてもこれができなかった。

Windows 7/8.xと同じ方法でレジストリを変更してもなぜかそれが有効にならず、関連付けしたアプリではなくモダンアプリ(例えば画像ファイルであればフォト)で開いてしまう。

どうせモダンアプリなんか使わないから、と関連付けをジャマしているモダンアプリをPowerShellを使ってアンインストールしても変更した関連付けが有効にならず、関連付けがされていない状態と同じように開くアプリを選択する画面が開いてしまう。

そのため以前からずっと解決法を調べていたのですが、最近のGoogle検索のクソゴミ化も相まって全く情報が見つからない。

そういうこともあり「マジでクソゴミだなWindows 10、これならメインPCは今後も(サポート終了後も)ずっとWindows 7で通そう」と思っていた程。

ところがある日とあるレジストリ値が怪しいということに気づき、そこを修正してみるとビンゴ。

元々レジストリで設定した関連付けが有効になり、本来関連付けしていたアプリでファイルが開くようになりました。

その後確実なやり方を見つけるべくメインPCにインストールしているWindows 10 Insider Preview仮想マシンを使ってあれこれ検証しているとファイルの関連付けをジャマしているモダンアプリをアンインストールしなくてもコマンドラインオプション付きの関連付けをすることができ、モダンアプリとも共存できる方法が見つかりました。

これでようやく私がWindows 10を嫌っている最大の不満点の一つが解決したことになります。

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これがやりたかったんだよ…

というわけでこれでようやくWindows 10を本格的に使ってみよう、という気分になり、他の不満点についても解決方法を探してみると大抵レジストリのゴニョゴニョで何とかなるし、旧バージョンのWindowsと同じ方法でカスタマイズできる項目も多いことに気づき「これなら何とかやっていけそう」と思うようになりました。

とは言えまだまだ細かい不満点はたくさんありますから、それらの解決法を富士通WindowsタブレットWindows 10 Insider Preview仮想マシンを使って探し、メインPCもいずれWindows 10に移行できるよう準備したいところです。

そして富士通Windowsタブレットもアンインストールしてしまったモダンアプリを元に戻したいし、購入時の仮ユーザーアカウントのままで使い続けていたりするので、ファクトリーリセットして再セットアップしないとな、と思っています。