やっとKyashカードを作った

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Rakuten Mini(と楽天モバイル回線)を購入、契約した理由の一つがRakuten MiniはKyashアプリ対応なのでそれをインストールしてKyashカードを作り、それをGoogle Pay(GPay)に登録することでQUICPayとして利用できるからだったのですが、Rakuten MiniのLTE Band 1非対応ロット問題などもあってその肝心のKyashカードの申込みを先延ばしにしていたのですが、先日ようやく手を付けました。

 

Kyashカードの作成はアプリをインストールして会員登録するだけと簡単で、特に問題なくバーチャルカードが発行されたのですが、それをGPayに登録しても「非接触決済非対応」と言われQUICPayが有効にならない。

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Rakuten MiniはFelica対応端末なのでQUICPayの利用が問題なくできるはずですし、GPay/おサイフケータイアプリのバージョンといったその他の条件も満たしているのに利用できないのは本当謎。

もしかしてバーチャルカードだと登録できない? と思い慌てて実カードを申し込んだのですが、改めてKyashのFAQを見てみるとバーチャルカードでもQUICPayは利用できるとのことで、ますます訳が分からなくなってしまいました。

とりあえず実カードが届いてから登録し直そうと思って実カードが届くのを待っていたところその直前に「もしかしてOnePlus 5TにインストールしているGPayアプリが悪さをしているのでは」ということに気づきました。

OnePlus 5TはFelica非対応端末ですが、それにインストールされているGPayアプリがよりにもよって同じGoogleアカウントを利用している他のFelica対応端末のGPayにまで影響を及ぼしてしまう、というわけです。

そしてroot化されている端末ですから、それも原因として有り得ます。

というわけでダメ元でOnePlus 5TにインストールしているGPayアプリをアンインストール/無効化。

その上で実カードが到着後それを有効化して再度GPayに登録し直してみると…

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QUICPayが有効になった!!

OnePlus 5TのGPayアプリをアンインストールしたのが功を奏したのかは分かりませんが、とにかくQUICPayが使えるようになったのでこれ以上追求しないことにします。

 

これでNFC Pay(VISA Contactless)対応のKyash実カードとGPay経由のQUICPayが手に入ったわけですが、当初の狙い通り私のキャッシュレス決済環境に関する不満をうまく埋めてくれました。

まずはNFC Payですが、以前書いた通りジャパンネット銀行(JNB)のVISAデビットカードはポイント還元率が低い(0.2%)のが不満でほとんど利用することがなかったのですが(NFC Payが利用できる店が未だに非常に少ないのは置いといて)、Kyashはポイント還元率1%と文句なしで問題なく常用できます。

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そして店頭の決済端末での反応もよく、JNBデビットカードだとなぜか一度のタッチではカードが認識されず、再度タッチを要求されるのが常でイライラさせられるのが不満だったのですが、Kyashカードだとそのようなことはなく一発で認識され決済が承認されるので快適なNFC Payの利用が可能。

って言うかこれが当たり前で、一発で認識されないJNBデビットカードの方がおかしいのですが…

そしてQUICPayですが、クレジットカードだとPIN/サインが必要な店でもタッチだけで支払えるのが非常に便利。

しかし交通系ICカードはともかくiD(dカードプリペイド)と比べても決済に時間がかかるのが難点ですが、上記の利点を考えれば些細な問題とも言え、交通系ICカードなどとは異なり事前にチャージしておく必要がないため金額が大きい買い物でも使いやすいのでQUICPayが利用できるところでは積極的に使っていきたいところです。

 

決済サービスとしては満足度の高いKyashですが、アプリの作りには不満を感じます。

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Kyashを使って支払いをするとすぐにその旨が通知されるのですが、この通知の「確認」をタップして取引内容を確認した後も通知は残り続け、手動で通知を消す必要があるのがウザかったのですが、これはアプリの更新で直ったものの…

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アプリの起動にPINロックをかける設定にした際に出るPIN入力画面がこのように画面に収まらず、0と修正ボタンが一部しか表示されず右側にスクロールバーが出てしまう問題は修正されず未だにそのまま。

このせいでボタンを押したつもりが実は画面をスクロールさせていただけといったことが発生し、PIN入力をミスすることが多いので本当イラつきます。

これはRakuten Miniのディスプレイサイズ/解像度のせいというのが大きいのでしょうが、それ以前にAndroid版アプリの作りが甘いことが原因のような気がします。

Kyashの公式サイトのサービス利用例などに出てくるスマホiPhoneばかりなのですが、それ故基本的にiPhone(iOS)で利用するのが前提のサービスであり、Android端末での利用はあまり想定されていないのでは、という疑いを持ってしまうのです。

とは言えiPhoneとは異なりAndroidは多種多様な端末が存在するため対応が難しい、というのもあるのでしょうが、Android端末でもサービスを利用できると謳っている以上ちゃんと修正して欲しいものです。

そう言えば利用履歴をPDFファイルなどでダウンロードする機能があるのが当然だと思うのですが実際にはない、というのもどうかと思ってしまいます。

 

そしてKyashは不正利用に対する対応がイマイチで、不正利用のターゲットになりやすいという決済サービスとして有るまじき欠点があったりしますが、これは運用である程度防ぐことができるので過度に気にする必要はないかな、と個人的には思っています。

使わない時は常にKyashカードをアプリからロックしておき、利用時だけロックを解除する、というのがベストでしょうが、現実にはこんなの面倒でやってられませんからね。

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まずはKyashカードの利用上限額を下げ、その上で「オンライン決済」と「海外実店舗利用」をOFFに。

これでネットショッピングでの不正利用と海外の実店舗における自分のKyashカードと同じカードデータを持つ偽造VISAカードの不正利用による被害を防ぐことができます。

そしてオートチャージに利用するカードをクレジットカードではなくデビットカードにし、その1日当たりの利用上限額を1万円に設定。

こうすることで金額が1万円を超える不正利用はデビットカード側で弾くことができますし、たとえ不正利用されても被害額が1万円以内で済むことになり被害を抑えることができます(不正利用である以上最終的には補償されますが)。

その上でKyashには基本的に事前チャージはせず、常時残高をゼロの状態にしておき利用時に全額をオートチャージで賄うという使い方にしています。

このような設定をすると当然Kyashの使い勝手を下げることになりますが、私がKyashに求めるものは実店舗での実カード/QUICPayの利用であり、オンラインショッピングでの利用や1万円を超えるような買い物には普通にクレジットカードを使えば済む話ですから個人的には別に困りません。

そして新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で海外にも行けませんしね。

 

というわけでようやく手に入れたKyashカードを活用していこうと思っています。