マイナポイントはKyashで

先日ようやくマイナポイントの申し込みを済ませました。

マイナポイントを受け取るキャッシュレス決済サービスとして選んだのはタイトルにある通りKyash。

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理由は単純でマイナポイント付与期間内に確実に2万円利用する見込みがあり、ポイント受け取り/交換に余計な手間がかからないから。

Kyashは食料品の購入など日常的な支払いに利用しているため2万円は確実にクリアできますし、マイナポイントはKyashポイントとして付与されるので単にアプリ上でそれをKyash口座にチャージするだけで即決済に利用できるようになりますからね。

手持ちのキャッシュレス決済手段のうち交通系ICカード(nimoca/モバイルPASMO)などの他のキャッシュレス決済手段は来年3月末までに2万円使う見込みがなかったり、ポイント受け取り/交換が手間だったり(PASMO(モバイル含む)は首都圏のPASMO採用公共交通事業者の駅などに行かないと交換できないようですし)するので候補から外しましたし、わざわざマイナポイント登録でボーナスポイントがもらえるキャッシュレス決済手段(WAONなど)をそれ目当てで新規に利用開始するといったこともしませんでした。

ある時ジャパンネット銀行(JNB)のデビットカード(JNBデビット)を登録し、それを使ってKyashにチャージすれば2万円のチャージが実質15000円でできることになるので美味しいのでは、と気づいたのですが、調べてみるとJNBデビットをマイナポイントに登録して得られるポイントはJNBのそれ(JNBスター)ではなくAmazonギフトなどに交換できるマイナポイント専用ポイントとのことで当然この案はなしに。

JNBデビットの還元率は0.2%と悪いので、それなら当然Kyashを登録してより還元率が高い方法でチャージする方がいいですからね。

JNBスターはJNB口座に入金することしかできない、つまり実質キャッシュバックなのでマイナポイントから引き換え可能にするのはNG、と総務省から指摘されるのを恐れた(もしくは実際に指摘された)からでしょうか。

 

マイナンバーカードは今年7月上旬にオンラインで申請し、75日程かかって9月下旬に発給されたのでマイナポイント付与開始時には既に準備はできていたのですが、それから2ヶ月余りも手続きしなかった理由の一つが手持ちのAndroid端末のうちマイナポイントアプリに対応するのがなぜか(LineageOS 14.1をインストールした)Nexus 5だけだったこと。

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海外端末であるOnePlus 5Tが対応しないのは理解できますし、OSバージョンがAndroid 4.4(Kitkat)の端末が非対応なのも分かりますが、キャリア端末であるRakuten Mini(上の画像の端末リストでは"TINNO C330"と表示されている)が非対応なのは謎(ちなみに先日Android 10にしたSM-N9005も非対応)。

それなのにこれは非対応だろう、と思えるカスタムROMを導入した端末が対応しているのですからよく分かりません。

Rakuten Miniが対応している方が手続きがやりやすいかな、と思いアップデートで対応端末にならないかな、と思って待っていたものの結局そうはならず…

そして脱JNBの絡みでKyashのチャージに使うカードがなかなか定まらなかった、というのもあります。

最初ソニー銀行デビットカードを使おうかと思っていたものの、上記過去エントリにある通り結局その口座/デビットカード自体を使わないことにしましたし、その後住信SBIネット銀行の口座を開きそのデビットカードを使うことにしたものの、Kyashへのチャージがポイント還元対象になるかの確認に時間がかかった(結局確認できたのは先月中旬)んですよね。

そういった理由でいつものようにダラダラと先延ばしにしていたのですが、先日Kyashが登録したクレジットカード/デビットカードによる金額指定チャージを不可にするという改悪を発表(しかし結局延期)。

 

Kyash、残高に年利1%の利息を付与 12月8日から - ITmedia NEWS

 

これはマズい、と慌ててマイナポイント申し込み手続きをすることに。

Nexus 5にマイナポイントアプリをインストールし、マイナンバーカードをNFCで読み込ませ手続きを進めますが、アプリの指示通りに進めれば特に躓くこともなく5分程で申し込み手続きは完了。

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手続きの手順等についてはこのエントリの趣旨ではないですし、既にいくらでも情報はありますから割愛。

結局マイナポイントに登録するキャッシュレス決済を利用する端末で手続きすることにこだわる必要は全くなかったことになり、もっと早く(住信SBIデビットカードでのKyashチャージがポイント還元対象になると分かった時点で)やるべきだったと後悔。

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そして翌日Kyashアプリ上でマイナポイント登録が確認できた時点で即住信SBIデビットカードから2万円チャージしマイナポイント満額5000ポイントを確保(+住信SBIデビットカードのポイント160ポイント)。

ポイントが付与されるのは来月末(つまり来年1/31)となるので、ポイントを使えるようになるまで少し辛抱です。

 

上でKyashの改悪について少し書きましたが、それにより決済サービスとしてのKyashの将来について懸念を抱くようになりました。

上記のクレジットカード/デビットカードからの手動チャージの終了に加え決済利用によるポイント獲得上限の引き下げ(1200p/月→500p/月)という改悪も行なわれることになりましたし。

その代わりに新サービスとして銀行口座から入金されたKyashチャージに対し1%の利子的なポイントが付与されるようになるとのことですが、どう考えても胡散臭さしか感じませんし(利率1%ってあまりにも話がうますぎる)、その辺りの懸念を払拭できないことがサービス提供開始直前に延期された理由の一つではないかと思っています。

結局のところKyashは決済サービス事業者から「銀行もどき」に業態転換したいのでしょうが、それって何か違うよなぁ、と思わずにはいられませんし、それってユーザーが求めているものなのでしょうか。

少なくとも私はそうは思っていません。

チャージ残高が不足する際に自動で不足分を登録したクレジットカード/デビットカードからチャージして決済する機能は残るそうなので(少なくとも今のところは)、チャージ残高を常時ゼロにしておいて支払い時に全額を自動チャージで決済という私の使い方が封じられるわけではないため今後もKyashを使うでしょうが、それができなくなった時点でKyashは終了、利用を止めることになるかなぁ、と思っています。

事前に現金チャージというのは利便性の面で有り得ませんし、銀行口座からのチャージもこれまた対応銀行が少ない現状では使い物にならないですからね。

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そのKyashへのチャージに対応する銀行、誕生間もない(今年10月合併)十八親和銀行があるのが意外…