IIJmioの新料金プランにモヤモヤ

2/24にIIJmioの新料金プランが発表されましたが

 

IIJmio、2GB/780円~のeSIM対応新料金プラン「ギガプラン」4月1日提供開始 - ケータイ Watch
格安SIM/格安スマホのIIJmio|新プラン【ギガプラン】登場!

その内容を見てモヤモヤしてしまいました。

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その新料金プラン、このように先行して新料金プランを発表した競合MVNOよりも圧倒的に安いのですが、SIM追加オプションを使いデータSIMを追加している私にとっては改悪に感じる点があるのがモヤモヤした理由。

新料金プランでは追加SIMの概念が完全に変わり、基本プランにオプションとして追加する、という形から別途SIMの種類、従量データ容量を選んで元契約に追加し、従量データは追加したSIM全ての容量を合算してそれぞれのSIMでシェアするという形に変わりました。

そのため追加SIMの料金は大幅に上昇することになり(データSIMは443円/月→751円/月:従量データ2GB込み)、その上余計な従量データも付いてくるようになったことが改悪感を感じた理由。

私にとってIIJmio回線のデータはあくまでサブなので、従量データはそんなに要らないのに2GBも付けてくれなくても、と思ってしまうんですよね。

とは言え新料金プランにおける追加SIMは料金に従量データを含むので、高くなったと言っても単純な値上げではないですし、それでもトータルでの料金は安くなるので実際には改悪ではないのですが…

そういうモヤモヤがあったこともあり新料金プランへの切り替え後は追加SIMを解約し、音声通話SIMのみにしようかとも思ったのですが、楽天モバイルSIMを維持することにしたとは言えやはりデータSIMは持っておきたい。

しかし他社で別途データSIMを契約すると当然それよりも高くなってしまうので、結局IIJmioの追加SIMという形で持ち続ける、つまり現状維持、ということにしました。

これによりIIJmioの従量データ量は4GB(2+2GB)となることになり、メインデータ回線(UQ Mobile:3GB)より多くなってしまう逆転現象が発生。

それでも旧プランが2206円(ミニマムスタートプラン音声+追加データSIM)に対し新プランは1612円(音声通話SIM/2GB+データSIM/2GB)と600円近くも安くなってしまうというのはいかに今回発表されたIIJmio新料金プランの安さが際立っているか、ということを如実に表しています。

これでmineoなど先行して新料金プランを発表していたMVNOは料金の見直しを迫られるでしょうし、来月新料金プランを発表予定のOCNにも影響が及ぶのは必至。

競合他社がどのような「後出しジャンケン」をしてくるかが見ものです。

 

そして今回のIIJmio新料金プランはeSIMが正式プランに組み入れられたことも大きな変更点。

現行のeSIMプランはあくまで「iPhoneセカンダリSIMとして導入し、メイン回線の従量データが足りなくなりそうな時にデータチャージして使う」という使い方を想定したもの、つまりポストペイド型というよりむしろプリペイド型のサービスなので日常的に使う回線としては使い勝手が悪いのが難。

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データチャージの有効期限が切れるとこのような通知が表示され、新たなデータチャージを促してきます。

Rakuten Miniだとこの状態でもデータ通信アイコンが点灯したままなので画面を見ただけではそれに気づかず、Kyashの利用通知がされない、といったことで気づくことが多いのでイラッとします。

しかもデータチャージの有効期間は1ヶ月ということになっているものの実際には数日の猶予期間があるようで、それ故有効期限が読みづらく事前にデータチャージ、といったことがやりにくいのもあれ。

しかし新料金プランではeSIMもそれに組み入れられたことでこういった不便はなくなりますし、料金も440円/従量データ2GB(eSIMにはM2M向けの020で始まる番号が割り当てられるためユニバーサル料金(3円)はかからない)と現行の495円/従量データ1GB(基本料金165円+データチャージ330円)よりも従量データ量が倍になったにもかかわらず料金はそれよりも安くなります。

とは言え既にRakuten Miniをリプレースするための端末を入手しているので(Twitterではつぶやきましたが…)、eSIMは新料金プランに変更せず、現行のプリペイド的プランのままにしておくつもりです。

これなら165円/月で維持でき、データを使う時だけ330円/1ヶ月払ってデータチャージすればいいことになるので経済的ですし、そもそも合計6GB/月も従量データ要らないですからね。

 

というわけで来月早速プラン変更の先行予約をすることにします。

そして今回追加データSIMをSMS付きに変更することにしたので、その手続きも同時にする予定。

以前から2段階認証(2FA)での利用などのためにSMSが利用できるSIMが欲しいと思っていたので、IIJmioの新料金プラン発表+手持ち回線の見直し/整理中というこのタイミングで切り替えることに。

しかしSMS付きデータSIMは音声通話SIMとの料金差が33円しかなく、かなり割高感を感じてしまうのが…

それも私が今回のIIJmio新料金プランに対してモヤモヤした感情を持った理由の一つなんですよね。

とは言えデータSIMとの料金差は77円と旧プランのそれ(154円)よりも小さく、トータルでの料金でも安くなるので(上記の条件でデータSIMをSMS対応SIMに変更した場合2360円→1689円)許せるとは言え、やはり今回の新料金プラン導入による追加SIM周りの仕様変更は改悪だよなぁ、と思ってしまいます。