povo 2.0のSIMを手持ち端末に挿してみた

前エントリでSoftBank 3Gプリペイド回線からpovo 2.0にMNPした話をしましたが、今回はそのSIMを手持ちの様々な端末に挿してみた話です。

 

その前にこんなものを買った話から。

UQ/auのWiMAX2+モバイルルーター、WX06(UQ版)です。

 

Speed Wi-Fi NEXT WX06│UQ WiMAX(wifi/ルーター)【公式】

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VoLTE対応au系SIMが使える中古のWiMAX2+モバイルルーターはpovo 2.0を導入するにあたって購入しておかないと、と思っていたものなのですが、かつては中古市場に潤沢に流通し、値段も安く3ケタ円も珍しくないものだったそれがpovo 2.0のサービスが開始されるとタマ数が激減しただけでなく価格も高騰。

そのせいでなかなか買えなかったのですが、最近になりその状況が改善してきた事もありようやく買う事ができました。

価格はpovo 2.0サービス開始前の相場よりも割高だったものの、1980円なら許容範囲内。

事前にpovo 2.0 SIMで動作するという情報を得た上で購入した事もあり問題なく動作。

UQ版の端末では動作しない、という話もありましたが杞憂でした。

しかし電源OFF状態からの起動がクソ遅いのが難点。

今時起動に2分程もかかるモバイルルーターなんか有り得ないだろ…

 

話を本題に戻しますが今回povo 2.0 SIMを挿してみた端末はというと…

 

スマホ:OnePlus 5T,AQUOS sense3(SH-M12),Galaxy Note3(SM-N9005)

モバイルルーター:WX06,Huawei E5577s-324

CPE(モバイル回線利用据え置きルーター):Aterm HT100LN

 

結果から先に言うと上に挙げた全ての端末でpovo 2.0 SIMを認識し利用可能でした。

中でもGalaxy Note3で利用できたのが意外。

auが利用するLTEバンドの内Band 1,3にしか対応できないのでカバレッジが狭くなるのと、VoLTE非対応なので(端末自体は対応しているものの、有効化できない)音声通話が利用できないというのが欠点ですが…

利用可能な周波数バンドが1,3のみである事についてはHuawei E5577s-324も同じ。

Aterm HT100LNのファームウェアとプリセットAPNリストを更新すると、povo 2.0のAPN設定が追加されていました。

固定回線代替として一日データ無制限トッピングを組み合わせて使う、といった用途に適した端末ですから、この仕様は理に適っています。

これなら自宅固定回線が何らかのトラブルで利用できない時の代替回線として問題なく利用できそうです。

 

今回SoftBank 3Gプリペイド回線をMNP転入して入手したpovo 2.0のSIMをどう運用するかですが、Galaxy Note 3で使える、という事で通常はそれに挿しておき、必要に応じて使用する端末にSIMを挿し替える、という運用にする事にしました。

Galaxy Note 3はサブ、実験用端末として使っていて、外に持ち出す事は少ないので必ずしもSIMが必要なわけではないですが、挿せるSIMがあるのなら何らかのSIMを挿しておきたい、と思っていましたからね。

そういうわけでこれまではSoftBank 3GプリペイドSIMを挿していたのですが(その前は楽天モバイル物理SIMを挿していた)、これだとデータ通信が利用できないため不便だな、と思っていたのでちょうどいい。

上記の通り音声通話は利用できませんが、この番号を音声通話に利用するわけではないので別に問題ないですし。

 

通信パフォーマンスはauのオンライン専用サブブランドだけあって全く問題なし。

auLTE Band 3(1800MHz)カバレッジ内の電波状況のいい場所でスピードテストした結果。

auのBand 3は20MHz幅が割り当てられており、同じ20MHz幅が割り当てられているものの周波数帯域の関係で制約のあるBand 1とは異なりそのパフォーマンスをフルに発揮する事ができるため特に上りが高速。

しかしauLTE Band 3はカバレッジが限定的なのが欠点(自宅は圏外…)。

Aterm HT100LNとPCを有線LANで接続しスピードテストした結果。

恐らくBand 1を掴んでいると思われますが、自宅内でもあり電波状況があまり良くないからか(スマホでの測定で-90dBm程)通信速度はあまりパッとしません。

そしてWX06を有線(USB 2.0)でPCに接続しスピードテストした結果。

こちらはBand 41(いわゆるWiMAX2+)を掴んでいると思われますが、Aterm HT100LNに比べ下りは高速なものの、上りはイマイチ。

上り通信速度は劣っても、下りは大幅に高速なため総合的なパフォーマンスとしては後者の方が上、という事でUQ/auのWiMAX2+サービス向けCPEが欲しい気がします。

以前(半年程前)新宮町のハードオフWiMAX HOME 01(NEC製WiMAX2+向けCPE)の中古が3ケタ円で売られているのを見つけたものの、その時は「povoで使えるかどうか分からないCPEは要らない」と思い買わなかったのですが、今回改めて調べてみると使えるとの事で、それなら買っておけばよかった…

とりあえず気長に中古を探してみる事にします。