日本も捨てたものじゃないな

以前にも書いた北京オリンピック聖火リレーが今日長野で行なわれました。
その以前のエントリでは「日本では聖火リレーが大きな抗議活動もなく執り行われ、
中国の属国であることを世界にアピールすることになる」と書きましたが、実際には
そうではなかったですね。
むしろその前に聖火リレーが行なわれたオーストラリアの方が媚中ぶりが強かった
印象があります。
何しろオーストラリアのラッド首相は中国語ペラペラの親中、もとい媚中派ですから、
それも頷ける話です。
かつてオーストラリアに暮らし、オーストラリア人のメンタリティーを知る私と
しては残念なことですが。


その長野で行なわれた聖火リレーですが、それなりに抗議活動も行なわれましたし、
聖火リレーの道中でもチベット国旗があちこちで見られ、「日本は中国の属国じゃ
ないぞ」と思っている人々がたくさんいる、ということを世界に示しました。
CNNやBBC Worldでも報道されていましたからね。
そういうのを見ていると、「日本も捨てたものじゃないな」と思いました。
以前のエントリでは「日本人は権力に従順で、理不尽なことにも怒らず、自分で物事
を考えて行動できないし、社会情勢になんか興味なく、今さえよければOKな民族」と
書きましたが、そういう考えは少々改める必要がありそうです。
しかしそのような日本人は少数派である、というのは問題ですけどね。


そして感心したのが日本では親中派と親チベット派の人々が暴力的な衝突を起こすこと
なく、平和的に共存していたことですね。
世界に「日本人は争いを好まず、平和を愛する民族だ」ということをアピールできた
でしょう。
とは言え「平和」という言葉の意味を勘違いしている日本人が多いのは問題ですが。