ドコモはどんどん先を行く

ドコモのHSDPAエリアが国内すべての市町村に広がったそうです。


ドコモのFOMAハイスピードエリア、人口カバー率100%に(ITMedia)


「人口カバー率」という言葉はインチキ臭いので私は嫌い。
利用できるのは市町村の中心部だけなのに、いかにも全エリアがカバーされた、という含みを持たせるのは変ですよね?
私は「すべての市町村をカバー」という表現の方が適切だと思うので、ここではそういう表現を使います。


全市町村をカバー、ということで私はさっそくある場所についてチェック。
想像が付いた方もいらっしゃるかも知れませんが、そう、小笠原諸島です。

この通り、父島にHSDPA対応を示すピンクのエリアが存在しています。
ここはFOMAプラスエリア(W-CDMA/800MHz)で、私は「FOMAプラスエリア=HSDPA非対応」と思っていましたが…
飛行機ではアクセスできず、船で丸一日以上かけないと行くことができない離島で、本土との通信回線は衛星回線を利用しているところであるにもかかわらずHSDPA対応設備を整備するというのはどう考えても利益になるとは思えませんが、そういうところにも金をかけるところにドコモの意地を感じます。


そういったドコモのエリア拡大への取り組みを見ると、SoftBankは何やってるんだろうねぇ、と思わずにはいられません。
HSDPA対応エリアではイーモバイルに負けているし(しかも対応エリアについての詳細は非公開)、幹線道路上でも圏外になるところがあるし、エリア内でも電波強度が安定しないなどネットワークの質が低い。
そのくせ基地局整備への出費は抑える、というんだから一体何を考えているんだか。
以前にも書きましたが、この調子だといずれ破綻するのは目に見えてますね。


そういうこともあり、去年の年末に東京に行った際に発見した「投げ売りされていたあるもの」が気になる今日この頃です。
明後日東京に行く予定ですが、まだ売られているかなぁ。