Conexus Mobile Alliance加盟キャリア間でローミングパケット準定額制開始

以前ドコモユーザーが海外でConexus Mobile Alliance加盟キャリアをローミング先として
利用するとPC/スマートフォン向けパケット通信が準定額で利用できるサービスを開始した、
というエントリを書きましたが、それが更に拡張されました。


ドコモらアジア地域の通信事業者7社、国際ローミング時PCデータ通信の準定額制開始


つまりConexus Mobile Alliance加盟キャリアのユーザーは訪問先にConexus Mobile Alliance加盟
キャリアがあればそこをローミング先として利用するとパケット(GPRS)準定額制が適用される、と
いうことです。
例えば香港の3HKユーザーがシンガポールに行った際にはStarHub、台湾のFarEasToneユーザーが
インドネシアに行った際にはIndosatをローミング先として利用するとパケット準定額制が適用
される、といった具合。
もちろんドコモはConexus Mobile Alliance加盟キャリアですから、海外のConexus Mobile Alliance
加盟キャリアのユーザーは日本訪問時にドコモをローミング先として利用するとこのサービスが
使えます。


これは日本への訪問者には極めて有用なサービスでしょう。
何しろ日本は海外からの視点から見ると「モバイル後進国」。
プリペイド携帯(SIMカード)が簡単に買えませんし、そもそも外国人訪問者は購入できない。
たとえプリペイド携帯を購入してもパケット通信は不可(ダイヤルアップならできるが)。
WiFiホットスポットも決して多いとは言えず、海外からの訪問者は「モバイル通信難民」になって
しまうのが日本という国ですが、そういう中でこのようなサービスの開始はまさに福音でしょう。
海外在住の日本人で一時帰国中のモバイル通信手段をどうするか、ということで悩んでいる人は
多いですからね。
海外在住のConexus Mobile Alliance加盟キャリア利用者は要チェックのサービスです。
もしかするとこれは海外在住日本人の現地携帯キャリア選択時の新たな選択基準となるかも
知れません。