問題解決は簡単なのに…

最近振り込み詐欺に関するニュースをよく見聞きします。
対策と称してATMに警官を配置してみたり、ATM周辺での携帯の使用を禁止したり、といったことを
やっていますが、私に言わせれば


まったく無意味


としか言いようがない。
特に後者は利用者に不便を強いているだけ。
まったくもって無意味なんだから、止めてもらいたい。


はっきり言ってしまえば振り込み詐欺の対策は極めて簡単。
次の2つのことを実行すれば済む。
それは


ATMでの引き出し可能額の制限
ATMでの振込可能額の制限


これだけ。
つまりATMでの取引に上限額を設定することを義務化し、それを超える額の取引は窓口で行う、ということに
すればいい。
そうするだけで振り込み詐欺の被害は大幅に減らせるはずですが、なぜか日本の銀行はそうしないし、
マスコミもそのことを言わない。
なぜか?
それは日本の銀行が余りにも非効率なため、そんなことをすると窓口がパンクするから。
現在でも大したこともない取引にとてつもない時間がかかり、長々と待たされる。
それがATM取引の制限で窓口の利用者が増えたりすると、とてもじゃないがそれを捌くことはできない
でしょう。
窓口を利用する度に思いますが、本当日本の銀行の非効率さには驚くばかり。
これはどう考えたって発展途上国のレベル。
ちょっとした用件を済ますだけでも少なくとも1時間待ちを覚悟しないといけない、というのは異常。
それに引き替え海外先進国の銀行の窓口業務は非常に効率的でスムーズ。
私はオーストラリアに住んでいた時に現地の銀行口座を持っていました。
その銀行はATMでの引き出しに一日A$400まで、という制限を設けていましたが、それを不便に思ったことは
ほとんどなかったですね。
窓口業務が非常にスムーズなので、A$400以上の額を引き出すために窓口を利用する必要がある時でも待ち
時間はほとんどないし、小切手帳を持っていれば小切手を切る、という手もある。
私はそういう事実を知っているから、日本の銀行の非効率さには本当腹が立ちます。
まぁ日本人のほとんどはこのことを知らないから、日本の銀行の窓口取引というのは時間がかかるものだ、
と最初から諦めているんでしょうねぇ。
いつも言っていることですが、日本人はもっと外の世界を見るべきですね。


まぁ日本の銀行は私が考える「世界の非常識が大手を振ってまかり通る4大業界」の一つですから、こういった
ことも当然といえば当然か(ちなみに残り3つは携帯電話、航空、マスコミ)。
日本の銀行にはまだまだ不満がたくさんありますが、これについては書き始めるとキリがないので、今回は
このへんで。
これについてはいずれ書くことがあるかも知れません。