ようやくOpenSigned Onlineが可能に

以前のエントリで「OpenSigned Onlineを使った開発者署名の付与ができない」と書きましたが、
ようやくできました。
最初は昨日の朝、出勤前にやってみたら成功。
そのときはあまり時間がなかったこともあり開発者署名を付与したかったソフトすべてに署名の付与が
できなかったので、仕事から帰ってから再度やってみたらまた失敗。
「朝じゃないとダメなのか」と思い今日の朝(下のエントリに書いた病院に行く前)に再びやってみたら
また失敗し、本当うんざりしていたものの、しつこく何度かやっていたらようやく残ったソフトへの
開発者署名の付与ができました。
本当長かったなぁ。


これでNokia E51とE61にFontRouter LTをインストールできるようになりましたが、その前にN82用に
開発者署名を付与した別のソフトを試すことに。
それはNTPサーバーからの正確な時刻情報を用いて端末内蔵の時計の時刻合わせを行うフリーソフト
FreeTimeBox
以前ScreenShotの件でコメントを頂いたzf3340さんのブログで知りました。

GSM/W-CDMAには基地局からの電波に正確な時刻情報を乗せ、端末側でそれを受信することで端末の
時計を正確に合わせる機能(ネットワーク時刻補正)があります。
ですからこのようなソフトは不要、と思われる方もいらっしゃると思いますが、この機能、必ずしも
すべての環境で利用できる、というわけではありません。
まずネットワーク時刻補正機能の利用可否は利用する携帯電話キャリアに依存します。
例えば日本ではドコモ(FOMA)、イーモバイルでは利用できますが、SoftBank(3G)では利用できない。
またネットワーク時刻補正が利用できるキャリアでも実際には使い物にならないケースも。
例えばインドネシア国内シェアNo.1キャリアのTelkomselはネットワーク時刻補正をサポートして
いますが、これをバリで使うと時間が1時間ズレます。
インドネシアには3つのタイムゾーンがありますが、Telkomselが提供するネットワーク時刻補正機能
はこのタイムゾーンの違いに対応せず、すべてジャカルタ時間(インドネシア西部時間:WIB)にしてしまう。
それ故タイムゾーンが違うバリ(インドネシア中部時間:WITA)では1時間ズレるのです。
そういったケースではこのようなソフトの利用価値があります。
私のメイン回線はネットワーク時刻補正をサポートしないSoftBankなので、このようなソフトがあれば、
と思っていたところなのです。


使い方としてはまずOptions→Settings→Sync Settingsで使用するアクセスポイントやNTPサーバーの
設定をした上でNTPサーバーとの同期を行います。

起動時に自動的に同期する設定もできますが、私はそれを無効にし手動で同期する設定に。
NTPサーバーは日本国内にあるntp.nict.jpを使用(NTPサーバーはIPアドレスによる設定も可能)。
ポートNo.は「123」です。
個人的には一定時間毎に時刻合わせする設定があってもいいのでは、と思いましたが、NTPサーバー
への接続にGPRSを使用する設定にしているとパケット料金がかさむ恐れがあるので、そのような設定
がないんでしょうね。


このFreeTimeBox、必須と言うわけではないですが、便利なソフトであることは確かです。
ただ今Symbian Signed OpenSigned Onlineの調子が悪いので、とりあえずはNokia N82への導入だけに
しておくことにします。