とりあえず選挙ネタはこれで終了

今回の「政権交代選挙」と前回の「郵政選挙」でよーーく分かったこと、
それは…


選挙の結果を作るのは「マスコミ」


ということ。
とは言え投票するのは国民ですが。
単純なキーワードで特定の政党を過剰に持ち上げて情報操作し、そしてその通りの選挙結果になる。
そういった現実を見るとそう思わざるを得ません。


それにしても今回の選挙ではその手口がかなり巧妙になりましたね。
前回の選挙の時は自民党の持ち上げ方が非常にあからさまでわざと臭く(ホリエモンを対抗候補に立てたりとか)、誰が見ても自民党贔屓だ、とわかるようなやり方でしたが、今回はそれを反省したからか前回よりもおとなしいやり方に。
とは言え見る人が見ればそれははっきりと分かってしまう。
例えば「政権交代」とやたらと連呼していたのは民主党を持ち上げるさりげない情報操作の一つ。
そしてどのような選挙結果になっても「それを選んだのは国民」と言い訳できる。
非常に汚いやり方だなぁ、と思ってしまいます。


そして不思議でならないのがこの点に関してはどこのメディアも同じ論調で、同じ政党を支持。
いつもは「中立、公平、公正」「言論、報道の自由を守れ」などと言っているくせに、こういうときは極めて不平等、非公正な報道をする。
これって偽善、ダブルスタンダードじゃないのか? と思わずにはいられません。
しかし前回は自民党、今回は民主党と持ち上げる政党が一貫せず、マスコミ各社の明確な政党支持ポリシーというものがないのも変だ。


とは言え結果は出てしまいましたから今更あれこれ言ってもどうにもならないので、とりあえずは民主党政権のお手並み拝見、ということにしますか。


それにしても民主党の選挙公約、あまりにも無謀で、一体何考えてるのか分からないものが多いですね。
まぁ政党の選挙公約って言うのははっきり言ってしまえば単なる有権者に対するリップサービスだから仕方ないか。
「そんなこと選挙が終われば国民は忘れてしまう」となめてかかってますからね。
例えば…


ムダ使いをなくす:もちろん国会議員の定数を(100人単位で)削減するんですよね? (能無しの)国会議員一人当たり年間3億円のコストがかかるんですよ。
官僚主導からの脱却:無理。 政治家がバカだから。
高速道路無料化:物流がマヒするし(今ですら土日祝日は高速バスの定時運行が困難になっているというのに)、そもそも昨今の「エコ」の流れに反してる。
子育て支援:金をバラまきゃいいってものじゃない。 それよりも将来に不安のない安心して生活できる社会を作ることが重要。
労働者派遣法改正:製造業の中国シフトがさらに進んで国の産業基盤を破壊する。 それに代わる新しい産業基盤はあるのですか?


最後にもう一つ不思議なのが民主党が圧倒的多数で、単独で政権を樹立できるのに、どうして他党と連立政権を樹立しようとするんだろう?
しかもよりによって「売国奴政党」と。
まさか本気でこの国を中国に売り渡すわけじゃないだろうな。