ソニエリXperia arcはFOMAプラス対応とか(追記あり)

ソニーエリクソンからAndroid 2.3搭載のXpreiaシリーズ新モデル、Xperia arcが発表されました。


8.7ミリの薄型ボディにAndroid 2.3搭載――Sony Ericsson、「Xperia arc」を発表(ITMedia)



発売予定は今年4月以降とのこと。
しかもこのXperia arc、上記ITMediaの記事によるとFOMAプラス対応とか。


「周波数帯はW-CDMA(UMTSとHSPA)が800、900、850、1900、2100MHz、GSMGPRS/EDGEが850、900、1800、1900MHzに対応」(上記記事より引用)


更にW-CDMA900MHzにも対応するため、イーモバイルT-Mobile USAを除くほぼ全てのW-CDMA採用キャリアで使える最強端末、ということになります。
そしてこのXperia arc、日本でも発売予定とのこと。
現行モデルのXperia X10がドコモから出ていることを考えるとXperia arcもドコモから発売される可能性が高いでしょうから、そのためのW-CDMA800MHz対応でしょう。
しかしこれまでの海外発売W-CDMA850MHz対応モデルのXperiaシリーズはFOMAプラスには未対応だったのに、Xperia arcから突然FOMAプラス対応になったのがちょっと解せません。
多くの携帯電話メーカーがW-CDMA対応周波数の違いでモデルを分ける(850/1900/2100MHzと900/2100MHz、というのが一般的)ケースが多く、ソニエリもこれまではその方式を採用していました。
しかし今回ソニエリはそういうモデル分けは逆にコストがかさむ、と考え方を変え、Xperia arcからはW-CDMA全対応の1モデル展開にしたのでは、と思われます。
あくまで私の推測ですが。
ユーザー側からしても「世界中どこへ行っても使える」というメリットがありますから、その方がありがたい。
このような流れが他の携帯電話メーカーにも広がってもらいたい、と強く願います。


そういうわけでこのXperia arc、当然私の導入候補端末に上がっています。
ドコモから出る、となれば当然その方が安いですが(もちろん契約縛り付き)、海外版もFOMAプラス対応、となればSIMロックフリー版を買うのがベター。
ドコモ版ではWiFiアクセスポイント機能を潰してくるでしょうし(料金プラン的には対応できるはずなのになぜ? と思いますが)。
しかしドコモが今年春から導入予定のSIMロック解除オプションを提供するようになれば話が変わってきます。
Xperia arcが出てくる頃には私のドコモ音声回線契約は2年縛りが終わり、端末購入代金の残債もない(バリュー一括で契約していますから、元々そんなものはないですが)状態になりますから。
というわけでこのXperia arcについては情報収集を怠らないようにしたいと思っているところです。


(追記)
改めて調べてみると、ソニエリ公式サイトで公開されているスペック表に「Note that UMTS/HSPA network compatibility varies per location.」という記載を発見。
となるとW-CDMA対応周波数の違いで複数のモデルがある、ということでしょうか。
もしそうだと850/1900/2100MHz対応モデルがFOMAプラス対応、となるでしょうから、結局「期待して損した!!」ということになりそうです。
850/1900/2100MHz対応モデルは発売される国が限られるため、入手困難ですからね。
逆にFOMAプラス対応が確実、ということで苦労してでも入手する価値がある、と言えそうですが。