ドコモがnanoSIM提供開始:でも現状では意味なし(追記あり)

ドコモがiPhone 5/iPad mini Cellularモデル向けのnanoSIMの提供を開始するとのこと。


ドコモ、iPhone 5が対象の「nanoUIMカード」を提供 (ケータイWatch)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/121030_00.html(ドコモのプレスリリース)


ということで近日中にMVNO各社からもnanoSIMの提供が始まるでしょう。
しかし現状ではiPhone 5はXi、FOMAプラスいずれも非対応なのに、SIMだけ出しても意味ないんだけどなぁ。
(iPad mini CellularはLTE2100MHz/W-CDMA850MHz対応ですが、iPhone 5同様Xi/FOMAプラス非対応と思われる)
とは言えドコモからnanoSIMが出てきた、ということはもしかすると将来のファームウェアアップデート(iOS 6.0.1?)でXiもFOMAプラスも利用可能になる可能性があるので、あまり期待せずに待ってみる価値はあるかも知れません。
もしそれが実現した際は対応が確認でき次第最近新規端末の情報がなくて放置プレイ状態の隠れFOMAプラス対応端末リストは更新します。
しかしそれには技適の再取得、というアホらしいとしか言いようのない役所仕事が必要ですから、やはり無理なのかな。
とは言えiPad 3rd Gen Cellularモデルは「FOMAプラスの電波は掴まない」と言われているにもかかわらずUMTS Band 6で技適を通過している、という例もありますから、ないとは言えないかな。
そもそも技適というシステムは「現状に合致していない前時代の遺物」としか言いようのないものですから、法改正が必要なのは明らかだと思うのですが、キャリアや国内メーカーからすれば海外勢から自分たちを守ってくれる壁となってくれるので、そういったことは全く考えていない、むしろそうなると困る、と思っているのでしょうが。


まぁ私個人としては「今となっては圧倒的にAndroidに劣り、電話としては終わっている」iPhone固執する必要は全くないと思うのですが(iPod Touchで十分)、このニュースに関するツイートを見ると未だに「ドコモからもiPhoneを出して欲しい」とか言っている人が多いのが不思議でなりません。
それよりもNexus 4を日本でも出して欲しいですね(もちろんFOMAプラス対応で)。