来年10月を目途に「観光庁」が設立されるとのこと
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20071218-054&e=sightseeing
しかしそれで日本を訪れる観光客が増えるか、と言うとそれは疑わしいなぁ。
私個人の意見ですが、日本はアジアの国々の中でも外国人にとって最も旅行しずらい国の一つだと
思います。
ほとんどの場所で日本語しか通じないし、英語など外国語表示も少ない。
観光地であっても驚くほど英語表記が少ないことには驚かされます。
基本的に社会インフラが日本人が使うことしか考えられていないつくりになっている、と言ったことも
あり、外国人旅行者にはかなり難易度の高い国でしょう。
外国人旅行者を増やすには、まずそういったことを解決していくことが必要でしょうね。
とは言えこれから観光は大きく伸びる可能性のある業種であることは間違いないでしょう。
昔と違い日本の物価が安くなり、ヨーロッパ、オーストラリアといった自国通貨が強い国々の人々に
とっては日本旅行は高くつく、という先入観も弱くなりました。
「日本に行きたい」と思っている外国人は多いし、行ったことのある人は「最高だった」という人
が多い。
そういったこともあり、観光庁の創立はそういった流れを後押しし、観光を日本の一大産業と
するという意思を示すものであり、評価はできます。
しかし個人的にはもっと早くそのことに気づいて、長期的なビジョンを持って観光産業を延ばす
政策を取っておくべきだった、と思っています。
とは言え日本の政治家、官僚には長期的な国家ビジョン、と言うものがまったくと言っていい程
ないからどうしようもないけどね。
