携帯を持って海外に行こう!! その2

前回のエントリでは主に端末関係のことを書いたので、今回はそれ以外のことについて。


<事前の準備>
まずは自分の契約で国際ローミングが利用できるかを確認しましょう。
ドコモFOMAソフトバンク3Gの場合標準で国際ローミングが可能ですが、初期にFOMAを契約した場合
SIMカードが国際ローミングに対応していないことがあります。
その場合はドコモショップSIMカードを交換してもらいましょう。
auGSMローミング(グローバルエキスパート)も特に申し込み等は不要です。

キャリアショップや家電量販店などに行くと海外での利用について書いたガイドが置いてあるので、
もらっておきましょう。
特にソフトバンクユーザーは「SoftBank 3G国際ローミングエリア一覧表」は必ずもらっておきま
しょう。

携帯キャリア各社の国際ローミングガイドです。
一番下に写っているのがソフトバンクユーザー必携の「SoftBank 3G国際ローミングエリア一覧表」。


国際ローミングガイドをもらってきたら一通り目を通しておきましょう。
そして必要であれば旅行中も持参。
ソフトバンクユーザーは「SoftBank 3G国際ローミングエリア一覧表」から自分が訪問予定の国を探し、
どの現地キャリアがローミングチャージが安いかを確認しておきましょう。
他社と異なりソフトバンクは利用する現地キャリアによってローミングチャージが異なるので、これは
重要です。
通常はローミングチャージの安い現地キャリアに自動接続されますが、そうでない場合は端末の設定を
変更し、手動でキャリア選択する必要があります。
あらかじめキャリア選択設定は手動にしておき、国が変わる度にローミングチャージの安い現地キャリア
を手動で選択するようにした方が確実です。

そして各種サービスの設定も変更しておきましょう。
ローミング中はパケット通信料にミニマムチャージが設定されているので、メールを自動受信にした
状態でメールを10回受信するとそれだけで1000円程のローミングパケット料がかかります。
そのためメール受信設定を手動にしておき、一日一回程度メールチェックするという方法に
すればパケット代を節約できます。
できることなら旅行中はiモードメールなどの携帯メールは使用せず、SMSやパソコン向けの
メールを使用するようにした方がいいでしょう。
特にSMSはローミング中でも受信無料ですから、自分と同じキャリアのユーザーには携帯メールでは
なくSMSを使ってもらうようにしましょう。
こういう時にキャリアをまたがってSMSを送受信できない日本のSMSシステムが非常に不便に
感じます。
そしてローミング中は日本国内ではパケット通信料無料で使えるサービスであっても全てローミング
パケット料がかかりますから、携帯から各種サービスの設定を変更する場合は日本を出る前に
済ませておきましょう。

場合によっては料金プランの変更も必要です。
ドコモ以外は基本料金に付いてくる無料通信料はローミング中には使えませんから、1ヶ月以上の
旅行に出る場合は料金プランを変更した方がいい場合があります。
基本的には一番安い、無料通信料が少ない(またはない)プランに変更しましょう。
例えばソフトバンクなら迷わずホワイトプランです。
ドコモの場合は逆に無料通信料が多い料金プランに変更する、ということも有り得ます。
海外でもガンガン携帯を使いたい、というのであれば無料通信料が多い料金プランに変更し、
ローミングチャージを無料通信料でカバーできるようにする、という考え方もあります。
料金プランを変更する場合は料金の締め日に注意。
ドコモは料金プランを変更すると即日適用されますが、それ以外のキャリアは料金プランを
変更しても料金の締め日にならないと適用されない(つまり月単位)ので、それを確認した上で
料金プランを変更しましょう。
帰国後料金プランを戻す際もそのあたりのことに注意。

海外に出ると日本とは電源電圧が違いますから、当然充電器は100〜240V対応である必要があります。
国際ローミング対応端末に附属のものは基本的に100〜240V対応のはずですが、一応確認して
おきましょう。
もしそうでなければ別途100〜240V対応の充電器を購入する必要があります(もしくは海外旅行用の
変圧器)。
個人的にお勧めなのがUSB充電ケーブルとAC電源からUSBバスパワーを取るアダプターの組み合わせ。

左に写っているのがUSBバスパワーアダプターです。
これはUSBポートが2ポートあるものですが、1ポートのものであれば1000円以下で買えます。
携帯電話に限らずUSBバスパワーで充電するPC関連周辺機器は多いですから、一つあれば便利です。
(私は5個ぐらい持ってます)
そしてその下に写っているのがUSB携帯充電ケーブル。
これはau用ですが、もちろん各社対応のものがあります。
105円ショップでも売られているので入手も容易で気軽に買えます。
当然パソコンのUSBポートからの充電も可能なので、数本購入して自宅/会社などと使い分けるのも
いいでしょう。
緊急時に乾電池で充電できる充電器も持っていくといざと言う時に役立ちます。

海外では電源電圧が違えば電源プラグの形状も違います。
そのため電源プラグアダプターが必要です。
訪問予定の国でどの形の電源プラグが使われているかを確認し、それに合った電源プラグアダプター
をそろえておきましょう。
1つで複数の電源プラグに対応できるタイプのアダプターが便利です。

次回からは先の旅で私が訪れた国の携帯事情について書いていこうと思います。
カンボジアの携帯事情については前に書いたので、それ以外の国について書いていくことになります。