「音楽プレイヤー機能付き携帯電話」(by NHK)が発表されましたが

既に様々なところで話題になっていますが、iPhoneSoftBankから発売されることになりました。
詳細はIT系情報サイトなどをご覧いただくとして、私はこのニュースを聞いて「SoftBankで大丈夫
なのか?」と思いました。
以前から書いているように、SoftBankの携帯ネットワークははっきり言って貧弱。
エリアが狭い、回線容量が少ない、HSDPAへの対応が遅いといった欠点を抱えていて、今ですらネット
ワーク負荷を減らすべく改悪を繰り返してごまかしている状態。
そしてiPhoneはインターネット上の様々なコンテンツ、サービスを利用するために特化された端末。
当然のことながらパケット通信を多用します。
つまり貧弱な携帯ネットワークに、ネットワーク負荷が高い端末、という組み合わせになり、これで
SoftBankの携帯ネットワークは持つのか? という懸念が生じるのでは、というのが私の意見。
「遅い」「つながらないぞ」といったクレームが大量発生しそうです。
そういう意味ではドコモの方がよかったのでは? と思うのですが、ドコモにiPhoneを供給することに
なるとドコモ仕様の専用端末(FOMAプラスエリア対応など)を別途作らないといけないのをアップルは
嫌ったのではないか? と思います。


料金はおそらくPCサイトダイレクト(実質9800円/月)が適用されることになるでしょう。
そしてiPhone用のオプション契約としてSoftBank BBモバイルポイントの利用権が付く、といった
こともありそうです。
「携帯ネットワークに負荷をかけるパケット通信ではなく、マクドナルドに行って無線LANで使って
くれや」ということで。


このiPhone発売発表のニュースをNHKで見ていたら、iPhoneとは言わずにわざわざ「音楽プレイヤー
機能付き携帯電話」といった言い方をしていたのがおもしろかった。
「ゴールデンウイーク」という言葉を使わないNHKらしい。
商標権が絡む言葉はNHKの放送では使えない、といった決まりがあるのだろうか?
でもそれだと「台北」を「たいぺい」ではなく「たいほく」と読むことの説明がつかないんだよなぁ。