先のエントリでは「後日」と書きましたが、気が変わったので今日書きます。
昨日アップデートしたE90のファームウエアをダウングレードしたい理由についての話です。
私が新ファームウエアに期待していたものは次の2つ。
その1:電波受信感度の向上
その2:カメラの挙動不審の改善
前者に関してはほとんど変わっていないような気がします。
当初「悪化した」と思ったのですが、その後いろいろな状況で様子を見るとそれ程でもなさそう。
これに関してはちょっと残念。
そして後者は明らかに改善が見られました。
ファームアップデート前はシャッターを半押ししてAFを作動させるとフォーカスが合った瞬間に勝手にシャッターが切れる、といった症状が見られ、使い物にならなかったのですが、アップデート後はそういったことはなくなりました。
上の二つの中で重要度が高い前者には改善が見られなかったこともあり、ファームウエアをアップデートしたメリットは薄い。
しかしファームウエアアップデートによるデメリットが特になければそのままでもいいのですが、ところがそうではない。
そのデメリットとは…
FontRouterによるフォントサイズ変更がうまくいかない
私のノキア端末では「こばこのひみつ」さんのところで配布されている日中2ヶ国語フォントを使って日本語表示対応にしています。
実際に使っているのはその80%縮小版である「M+1P+WenQuanYiZenHei80.ttf」です。
それをFontRouterManでズームサイズを90%に設定。
最終的なフォントサイズは72%縮小、ということになります。
しかしファームウエアをアップデートすると一部のアプリでこのフォントサイズ設定が適用されなくなってしまったのです。
例えば…
SMSの表示
Y-Browser
Contacts(電話帳)のグループ表示
左がファームウエアアップデート後のE90、右が比較用のN82(フォントサイズ設定は同じ)。
フォントサイズが明らかに違いますし、Y-BrowserやContactsで一画面に表示される項目数も少なくなっている。
私的にはこれは大きな問題。
72%縮小というフォントサイズ設定にしているのは一画面に表示できる情報量をなるべく増やしたいため。
とは言えあまりにもフォントサイズを小さくしすぎると視認性が悪くなるため、あれこれ試行錯誤した結果がこれ。
しかし今回のファームウエアアップデートによりその努力がムダになってしまいました。
私にとっては一画面に表示できる情報量の多さはとても重要(それ故ディスプレイ解像度が高いE90がメイン端末なのです)。
そういうわけでファームウエアをダウングレードしたいのです。
そうすればフォント設定が元に戻りますからね。
カメラはN82がありますから、ある意味どうでもいい。
とは言えすべてのアプリでFontRouterで設定したフォントサイズ設定が無効になるわけではなく、Opera Miniなどでは問題なし。
よく分かりませんねぇ。
ノキア端末のファームウエアをダウングレードするには特殊な機材(「日本自動車連盟」とか言われるやつ)が必要なので、簡単にはできないんだよなぁ。
更なるファームウエアアップデートに期待するしかないのかな?
もしくはFontRouterのバージョンアップか。
