話し中になってしまう原因は…

先のエントリで「圏外状態のSoftBank回線に電話をかけると、話し中になる」と書きましたが、謎のドコモローミング?状態を検証しているうちにその原因が判明。
私はSoftBankポストペイド回線への着信をメインのドコモ音声回線に転送する設定にしています。
転送設定はSoftBank回線が利用可能(端末の電源がONで、サービス圏内)であれば着信後15秒で転送、そうでない場合は即時転送、としています。

常時転送する設定にしていないのはSoftBank回線の契約プランがホワイトプラン(=無料通話なし)のため、他社回線へ転送をかけると完全従量課金で通話料がかかってしまうため。
この設定であればSoftBank回線が利用可能な状況ではそれで着信を受け、そうでない場合だけ着信を転送し、ドコモ回線で受ける、とすることによって転送のための発信料金を最低限に抑えられます。


これでお分かりになった方もいらっしゃるかも知れません。
つまりドコモ音声回線からSoftBank回線へ発信→しかしSoftBankは圏外or電源OFF→ドコモ音声回線へ即時転送→ドコモ音声回線から発信しているので話し中、というわけです。
気づいてしまえば何ということはないのですが、この問題に直面した時はどうして? と思ってしまいました。
しかし今回それにすぐに気づかなかったのは着信転送時にその旨のアナウンスがなかったため。
通常であれば「この電話を転送します」というアナウンスが流れた後転送先の回線へ転送されます。
しかし今回はこのアナウンスがなかったのです。


というわけで出先で公衆電話を使ってこれを検証してみることに。
公衆電話からSoftBankポストペイド回線へ電話をかけ、着信を受けずに15秒。
これでドコモ音声回線へ転送されるわけですが、着信を転送する旨のアナウンスは流れずそのまま転送されました。
SoftBank側で何らかの仕様変更があったのでしょうか。
でもこれだとSoftBankポストペイド回線へ電話をかけた人が着信転送に気づかず、電話を切ってしまう、といったことが起こるかも知れません。
この件に関しては今度SoftBankショップで聞いてくるか、再度検証してみようかと思っています。


ここで一つおまけネタを。
以前NM706iに関するエントリで、「公衆電話から電話をかけると着信履歴にその旨が表示され、こういうところはさすが国内仕様」と書きました。


今頃NM706iインプレ その2


今回公衆電話からSoftBankポストペイド回線へ電話をかけ、着信転送の実験をしましたが、その際着信を受けたNokia N82に公衆電話からの着信である旨の表示が出たのです。

他の海外版ノキア端末であれば「Private No.」(発信非通知)と出るところ、この通り「Payphone」と表示され、公衆電話からの着信であることが分かります。
それにしてもどうしてこんなことが起きたのだろう?
ファームウエアアップデートしてこうなった、というのであれば分かりますが、そんなことはしてませんし。
(Allfiles化状態を失いたくないですから、やる気は全くないですし)
Nokia N82にはSoftBank版(=最後の日本市場向けノキア端末)がありますが、それと何か関係があるのかも知れません。
今度N82にドコモ音声回線SIMを挿して試してみようかと思っています。