2012年まとめ:モバイル編


今年は次のような端末を購入、入手しました。
1月
イーモバイルGP02(中古)
2月
au DATA06(中古、GP02のスペアバッテリー/充電器として)
NEC WM3300R(中古、友人から譲渡)
3月
Sony Ericsson Xperia ray(ドコモ版:SO-03C、新品機種変)
Apple iPhone 4S 32GBブラック(au版、SoftBankポストペイド回線からMNP)
5月
au E07K(ジャンク扱い中古)
8月
Samsung Galaxy Note GT-N7000(UK版)
AndroidはGalaxy Note GT-N7000、iOSiPhone 4Sと共にメインとなる端末をリプレースしたことになります。
Galaxy Noteは海外版Galaxy S III(GT-I9300)はFOMAプラス非対応、ということで当初の予定を変更し購入することにしましたが、画面サイズの大きさ、解像度の高さとSペンを使った手書きメモが便利で、すっかり手放せない端末となりました。
Xperia rayはメイン音声SIMを運用する端末をリプレースするために購入し、実際そうしていましたが、電波受信感度の低さが致命的で、結局Galaxy Note購入後Galaxy S IIにその役目を明け渡し、サブ端末に回ることに。
音声通話には使いやすい細身のボディーとバッテリーの持ちの良さは魅力なのですが…
iPhone 4Sに関しては端末自体よりもむしろ6年ぶりに戻ってきたau回線の質の高さの方が印象的でした。
というかSoftBankがひど過ぎ(頻繁に通話が切れる、なんて有り得ない)なだけなのですが…


そして今年新しく導入したモバイル回線は次の通り
6月
IIJmio 高速モバイル/D回線(ミニマムスタート128プラン/MicroSIM)
8月
SoftBankプリペイド回線(ドコモ定額データ回線からMNP)
これに加え上記の通りau CDMA2000音声回線も入手しています。
以前持っていたSoftBankポストペイド回線はauへ、ドコモデータ回線はSoftBankプリペイドへとMNPし、データSIMも日本通信からIIJへと切り替えたことで、メインのドコモ音声回線以外はほぼ一新され、奇しくも国内4キャリア全ての回線を持つことになってしまいました(SoftBankイーモバイルプリペイドですが)。


今年モバイル関連で私が感じたことをまとめると…
Androidの完成度が増し、iOSの優位性が大幅に低下。

去年中頃のAndroid 2.3(Gingerbread)の登場辺りから様々な面でiOSを上回る使い勝手を持つようになったAndroidですが、今年になりAndroid 4.0(ICS)、4.1/4.2(Jelly Bean)の登場で完全にiOSを凌駕するように。
それ故私のiOS端末に対するスタンスが大きく変わり「もうiPhoneを買うことはない、iPod Touchで十分」という確信を得るようになりました。
事実今年iPhone 4Sを購入し、iPhone 3GSから主役交代になったもののSIMロックフリー版ではなくau版ですし、利用頻度もかなり低くなりました(ほぼ産経新聞ビューアー状態)。
ということで来年もこの流れが止まることはなさそうです。
それでも日経は「ドコモからiPhoneが…」と言い続けるのでしょうね。
・国内全キャリアがLTEサービスを開始。

去年まではドコモだけでしたが、今年になってイーモバイルSoftBankauLTEサービスを開始し、これで国内全キャリアがLTEサービスを提供するようになりました。
特にauAndroid端末向け800/1500MHzバンドによるLTEサービスがそのカバレッジエリアの広さ、通信速度の速さで他キャリアを圧倒し、最後発でありながら最強と言えるサービスとなり私を驚かせました。
そして2年のアドバンテージがあるにもかかわらずそれとは比較にならないドコモのLTEカバレッジって一体何? と改めて感じさせることになりました。
しかしそれ故にiPhone 5/iPad Cellular向けのLTEサービス(2100MHz)との差が有り過ぎて、iPhone 5を買ったユーザーはその差に涙する、といったことになりかねない事態に。
そしてそれについて書いたエントリがこれまでにない注目を集めたことには本当びっくりさせられました。
・携帯キャリア(MNO)によるユーザー搾取が更に悪質化。
今年は携帯キャリア各社のサービス改悪が目立ったのも特徴といえるでしょう。
特にLTEサービスの開始に便乗して、というパターンが目立ちました。
料金プランの改悪、そして各種手数料の新規導入、値上げとユーザー側からすると料金負担が増え、更に縛りも厳しくなる、とまさに踏んだり蹴ったり。
しかもあるキャリアが改悪すると、他キャリアもそれに追随、というまさに「悪貨は良貨を駆逐する」を地で行くようなやり方が目立ち、私としては「もうMNOとはポストペイド契約したくない」と思わせる程。
携帯電話業界は寡占市場であることによる弊害が目立ちすぎるので、いい加減消費者庁総務省による何らかの規制が必要なのでは、と思うようになってしまった程です。
・隠れFOMAプラス対応端末がほぼゼロに。

今年発売のW-CDMA850MHz対応海外端末でFOMAプラス対応だったのはGalaxy Tab 7.7 GT-P6800のみで、スマホは一台もなし。
前代がFOMAプラス対応、ということで後継機もFOMAプラス対応? と期待されたGalaxy S III(GT-I9300)、Galaxy Note II(GT-N7100)いずれも非対応ということで私を失望させました(それ故Galaxy Note GT-N7000を購入)。
Xperiaの北米向けモデル(型番の最後がaのモデル)もFOMAプラス対応でなくなりましたし(ゴニョゴニョもできなくなった)、とどめはiPhone 5までもがFOMAプラス非対応になったこと。
ドコモがメーカーに圧力をかけたのか何かは分かりませんが、本当残念です。
この流れだと来年は隠れFOMAプラス対応端末がゼロになることはほぼ確実な情勢です。
むしろこれからはLTE2100MHz対応海外端末に注目する方がいいのかも知れません(個人的にはGalaxy Note IIIに期待したい)。


来年のモバイル業界の動きへの期待が高まる一方、スマホがより一般的なものになることでコモディティー化が進み、だんだんつまらなくなっていくのかも、という懸念もあります。
実際私がモバイル関連でよく訪れるブログも更新が途絶えていたり(TwitterFacebookに移行しているケースも多いですが)、更新はされるものの内容がモバイル関係以外のことメインになっていたりすることが多いですし、私自身も既につまらないなぁ、と思い始めているので、そろそろ別の柱となるテーマを見つけた方がいいのかな? とも思っています。
開設からの5年間で積み上げてきたものがありますから、ブログの更新を止めたり、TwitterFacebookへ完全移行する、といったことはやりたくないですからね。


というわけで「雑記編」(時事関連)に続きます。