いでんわ4ですか… その2

昨日iPhone 4に関するエントリを書いた後、気になることを一つ思い出しました。
それはiPhone 4の3G対応周波数。
発表されたスペック上は850/900/1900/2100MHzのクアッドバンドとなっています。
つまりiPhone 4はタイの全キャリアの3Gに対応する希少な端末ということになります。
(True Move/DTACが850MHz、AISが900MHz、そしてTOT3Gが2100MHz←これで合っていますよね?)
そこで気になるのがiPhone 4iPhone 3G/3GSでは対応している800MHzに対応するのか、ということ。
iPhone 3G開発時には日本での提供キャリアが未定だったことで、ドコモ/SoftBankのどちらが提供キャリアになっても問題ないよう800MHz対応となった(私の想像)のですが、iPhone 4ではSoftBankが提供キャリアになった後に開発されていますから、もしかすると800MHz対応がなくなっているかも、というわけです。
ドコモから提供されないのであれば不要ですからね(コストアップ要因ですし)。


と思っていたところにEngadget USAのこの記事を見つけました。
http://www.engadget.com/2010/06/07/iphone-4-vs-the-smartphone-elite-evo-4g-n8-pre-plus-and-hd2/
iPhone 4と(アメリカ市場で)ライバルとなる他社スマートフォンとの比較記事です。
そこにあるiPhone 4の対応周波数の項目には「Pentaband HSPA」という記述が。
5バンド対応、ということは850/900/1900/2100MHz+1バンド、ということで、その+1バンドが800MHzである可能性があるわけです。
これに関してはSIMロックフリーiPhone 4が入手可能になれば試す人が出て来るでしょうから、その時に明らかになるでしょう。


そう言えばW-CDMA 800MHzに関しては以前Wikipediaで気になる記事を見つけました。
Wikipediaこの記事内にあるW-CDMAが対応する周波数レンジに関する記述では、850MHz帯で使用する周波数レンジの中に、800MHz帯で使用する周波数レンジが完全に含まれています。
となると850MHz対応端末はFOMAプラスエリアに対応できる、ということになりますが、実際には使えません。
(Wikipediaこの記事では「使える」と書いてありますが…)
一体どうなってるんでしょうね。