iOS4.2.1でフィールドテストモードが復活

そう言えばiPhoneのフィールドテストモードに関しては今まで詳しく書いていなかったですね。
電話を起動し、ダイヤルパッドで「*3001#12345#*」をダイヤルし発信すると入れるあれです。

フィールドテストモード起動中のスクリーンショット
これを使うと現在受信している携帯電波のW-CDMA周波数バンドをチェックできるので、ドコモFOMAプラスの利用状況をチェックしている私にとっては必須アイテムとなっています。
これを使えば受信しているドコモの電波がどの周波数バンド(800or2100MHz)なのかを判定できるからです。
ちなみに上のスクリーンショットは800MHz(FOMAプラス)の電波をつかんでいる状態です。
(Uplink Frequencyが「812」になっているのがW-CDMA800MHzの電波をつかんでいる証。詳しくはこちらのリンクを参照)


これを使うと「こんなところで?」と思うようなところでW-CDMA800MHzが利用されていることが分かりびっくりします。
2100MHzでバッチリカバーされているはずの繁華街で800MHzの電波をつかんでいることがあるからです。
私の経験では新宿、松本駅周辺、そして天神といったところで800MHzの電波をつかんでいたことがありました。
これによりドコモのFOMAネットワークは全国的に800/2100MHzのデュアルバンド(関東、東海、関西では更に1700MHzを加えたトライバンド)で展開されていることが分かります(それ故都市部でも甲斐大和病が発生するのです)。
つまり「FOMAプラス=過疎地でのみ展開」というのは間違いで、都市部でしか使わなくてもドコモ回線を使う以上はFOMAプラス対応端末を使うことが推奨、ということになります。
それが私がFOMAプラス対応海外SIMロックフリー端末にこだわりだした理由です。


話がiPhoneのフィールドテストモードから大きく外れてしまいました。
iOS3.1.3までは上記のコマンドでフィールドテストモードを呼び出せたのですが、iPhone4(=iOS4)でやってみるとできなかったのです。
その時のエントリはこちら
コマンドが変わってしまったのか、それともフィールドテストモードが廃止されたのか、と思って調べてみても、その当時はこれに関する情報は見つかりませんでした。
ところが先日「iOS4.1にアップデートするとiOS3.xの時と同じコマンドでフィールドテストモードが使えるようになる」という情報を発見。
しかしそれはiOS3.xのフィールドテストモードとは別物(私が求める機能が搭載されていない)ということで残念。
でも一応どのようなものなのか試してみよう、と思い家電量販店に置いてあるiPhone4で試すと…


iOS3.xと同じ仕様のフィールドテストモードが起動!!


そこで展示されているiPhone4のOSバージョンを確認すると「4.2.1」となっていました。
つまりiOS4.2でフィールドテストモードが完全復活した、ということのよう。
これでSIMロックフリーiPhone4でもドコモFOMAプラスチェックができるようになるわけです。
ただ現状でiOS4.2.1は完全なJailbreakができない(JB自体は可能だが、電源OFFで無効になるためその都度JBし直す必要あり)んですよね。
まぁ私のiPhone 3GSはiOS3.1.2からアップデートする予定はないので、どうでもいいのですが。


ついでにiPod TouchiOSのバージョンが気になって実機を確認してみると、「4.1」になっていました(単にアップデートされていないだけかも知れませんが)。
調べてみるとiOS4.1はLimera1nやGreenpois0nといったツールでJB可能なので、店頭在庫がiOS4.2.1になる前に購入してもいいかな、と思っています。
iPod Touchは収入が入るようになったら買うつもりだったので、それが早まるだけのことですから。
でもいずれiOS 4.2.1でも完全なJailbreakができるようになるでしょうから、焦って買うこともないとは思いますが。