Skydrive公式iOSアプリが出た

以前Microsoft Skydriveについてのエントリで「iOS/Android向け公式アプリがない」と書きましたが、やっとiOS向け公式アプリが出てきました。

というわけでさっそくインストール。
これまでiPhoneからのSkydriveへのアクセスはブラウザ(Safari)経由で行なっていましたが、それだとファイルのダウンロード/アップロードはできませんでしたから、これで更に扱いやすくなりました。

とは言えアプリの出来としてはまだまだ。
ファイルのダウンロード/アップロード、新規フォルダの作成、といったことは可能ですが、ファイル/フォルダの削除はできないのはちょっと、という感じがします。
間違えたファイルをアップロードしてしまい、それを削除したい、といった時に困りますからね。
しかしここには「ファイル/フォルダの削除も可能」と書いてありますが…
それが可能なのは窓電WP7版なのかも知れませんが、上記記事では「iOS版でも可能」と読めますし。
IT関連情報サイトのニュース記事なのですから、もっとちゃんとした文章を書いて欲しいところです。

フォルダ表示(左)、画像ファイル表示中(右)にファイル操作オプションを呼び出したところ。
この通り、「削除(Delete)」はありません。
そしてアップロードできるファイルはカメラロールに保存されている画像/動画のみとなっているのが残念ですが、これに関してはiOSの仕様なのでどうにもならないところ。
そしてアップロード時にファイル名が変わってしまうのもNG。
ファイルのダウンロードもカメラロールに保存できるファイル(画像/動画)のみのようで(音楽ファイルはストリーミング再生になるのかも)、画像はオリジナルサイズでのダウンロードはできない(1024x768より大きなサイズの画像はリサイズされる)のもいただけません。
最初のバージョン、ということでまだまだ未完成な部分もあるのかも知れませんが、こういったところは早急に改善して欲しいところです。


しかしSkydrive公式アプリはDropbox、Nドライブといった他のオンラインストレージアプリと異なり、ファイルアップロード時にロケーションサービスへのアクセスを要求しない仕様となっているのは褒められます(というかそれが普通なのですが)。

ロケーションサービスをOFFにした状態でDropbox(左)、Nドライブ(右)でファイルをアップロードしようとした際に出るエラーメッセージ。
それにしてもファイルアップロード時に位置情報が必要な理由が分かりません。
Android版アプリではそういったパーミッションを要求しないのに、どうしてなんでしょうねぇ。


最後に余談ですが、冒頭でリンクしたエントリ内で紹介しているAndroid向けSkydrive非公式アプリの「sorami-skydrive Beta」ですが、いつの間にやら利用できなくなっていました。
「Skydriveの仕様変更により開発終了」ということのようです。

個人開発の非公式アプリですから、仕様変更に対応できず開発終了、といっても文句は言えませんが、できればSkydriveの仕様変更に対応したバージョンを出して欲しかった。
というかAndroid版公式アプリも出せよ:マイクロソフト