ようやくSoftBankプラチナ電波の受信に成功


以前サービス開始日に試したものの、その際はまだ電波が飛んでおらず(福岡市内に対応基地局が存在しなかった)受信できなかったSoftBankプラチナバンド(W-CDMA900MHz)の電波。
先日改めてエリア拡充日次速報を見てみると、福岡市内にもいくつか対応基地局が開局していました。
ちょうどその中の一つがある場所に行く用事があったので、その際にGalaxy S II GT-I9100を使って受信にトライしてみました。


先日MNPで入手したSoftBankプリペイドSIMをGalaxy S II GT-I9100に挿し、ServiceModeで使用周波数バンドをW-CDMA900MHzのみに設定すると、一瞬圏外になった後アンテナマークが再び点灯し、プラチナバンドの電波を掴むことができました。

その時に撮ったスクリーンショット
以前書いたプラチナバンド判定法の通り周波数バンド表示が「WCDMA 900 Band 8」になっています。
しかし900/2100MHz間のハンドオーバーに問題があるような感じがします。
利用周波数バンドを900MHzのみにせず、全バンド(隠し設定の800MHzを除く)を使う設定にすると2100MHzを掴みっぱなしになり、900MHzへハンドオーバーすることがありませんでした。
極端なケースだと2100MHzバンドの電波状態は悪いが(-115dBm程度=ほぼ圏外)900MHzバンドの電波状態はそれよりも良好(-90dBm程度、アンテナマークはフル点灯)な状況下でも900MHzへハンドオーバーせず、ずっとほぼ圏外のまま、といったことも。
これはSoftBank基地局のハンドオーバー設定によるものなのか、それとも端末側のハンドオーバー周りのチューニングによるものなのかは分かりませんが、これはちょっといただけません。
より良好な電波状態の周波数バンドが利用できる状況であるのに、それに切り替わらないというのはユーザーからすれば「もっといい通信状態で利用できるはずなのに、それが利用できず悪い通信状態で使うことを強いられる」わけで、これだと「何のためのプラチナバンドなんだ!!」と言いたくなります。
「それがSoftBankクオリティー」というのは勘弁して欲しいところです。
とは言えこれはごく短時間の利用での感想ですし、今後プラチナバンド対応基地局が増え、SoftBankの900/2100MHzデュアルバンドネットワークの運用がこなれてくることで改善される可能性もあるので、これだけで判断するのは時期尚早でしょう。


手持ちのSIMがパケット通信が利用できないプリペイドSIMなので通信パフォーマンスを試すことができなかったのが残念です。
しかし元々のネットワークが貧弱なSoftBankですから、新バンドが追加されたとは言えあまり期待はできないと思われますが。