Galaxy Note GT-N7000絶賛愛用中


少し間が空いてしまいましたが、先月購入したGalaxy Note GT-N7000はすっかり手放せない端末となりました。
もっと早く手に入れておけばよかった、と思うことしきりです。


私のGalaxy Note GT-N7000は出荷状態でICSプリインストール(OSバージョンは4.0.3)で、4.0.4へのアップデートも既に提供されている状態でした。
最初の10日間程は出荷状態で使い、その後通常の方法で(Samsung Kiesを使って)最新版ファームへアップデートしてAndroid 4.0.4にして更に1週間程使用し、安定して動作することを確認後root化。
いつもはCF-rootカーネルを焼いてroot化するのですが、今回はそれではなく「内蔵フラッシュメモリー(eMMC)の不具合による文鎮化の心配がなく、安定動作とバッテリーの持ちのよさが売りの」SpeedModカーネル(SpeedMod N7000 ICS K3-13)を焼きroot化しました。

このように私のGalaxy Note GT-N7000はバグ持ちeMMC搭載のため、文鎮化リスクがない(MMC_CAP_ERASEコマンド無効化済)ことは重要なポイントです。

左が購入直後(出荷状態)、右が現在(SpeedModカーネル導入後)の端末情報画面。


一度Galaxy S II GT-I9100をICSにアップデートしたもののすぐにGingerbreadに戻してしまった(その時のエントリはこちら)こともあり、私にとっては実質的に初めてのICS、ということで戸惑う点も多かったのですが、ICSに搭載された新機能に便利なものが多いので、それが不満になることはあまりありません。

ICSの「これはいい!!」と思う新機能その1。
アプリケーションの管理画面から不要なプリインストールアプリを無効化することができます(無効化できないものもあり)。
これを使えば不要なプリインストールアプリがてんこ盛りの国内キャリア端末も多少はまともになるのかな、と思いましたが、家電量販店でICS搭載のキャリア端末で確認してみると「これは要らない!!」と思うアプリに限って無効化不可になっていてガッカリ…
これに関してはキャリアの方が一枚上手、ということのようです。

ICSの「これはいい!!」と思う新機能その2
ホームキー長押し(ICS標準のタスク切り替えキーを持つ端末はそれを押す)で出てくるアプリ起動履歴。
Gingerbreadのそれとは違い、ここで表示されているアプリを横にスワイプすることで履歴から削除することができます。
不要なものを削除し、必要なものだけを残しておくことでクイック起動ショートカット的に利用できるため、ショートカットを置けないServiceModeなどを起動する際に便利です。
余談ですがServiceModeを起動するコマンドがこれまでの「*#0011#」ではなく「*#*#0011#*#*」に変更になっています。
それ故最初「ServiceModeなくなった?」と思ってしまいました。
他にも標準ブラウザの機能が強化されたり標準でデータ利用量管理機能が搭載されたりと機能強化が著しく、これまでのICSに対するネガティブイメージがかなり払拭されました。
しかしYES/NO、OK/キャンセルのボタン配列がシチュエーション毎にバラバラなことが不満ですが、決定的な欠点はこれぐらいで、全体的な満足度は高いです。
とは言えICS搭載であることによる問題(アプリがICS非対応だったり、対応していても動作がおかしい)やディスプレイ解像度による問題(表示される文字やアイコンが非常に小さく見づらかったり、逆に大きくなりすぎて文字が重なって読めなくなるとか)といったことは気になりますが、これはアプリのICS対応と高解像度ディスプレイ搭載端末への最適化が進めば解決するでしょうから、それまでの辛抱ですね。
ということでGalaxy S II GT-I9100も再びICSにするかな、と思っているところです。

そしてGalaxy S III GT-I9300をパスすることにした理由であるFOMAプラス対応ですが、ICS搭載になっても潰されることなく有効で、この通りバッチリ。
Galaxy S II GT-I9100とは異なり、バンド表示はちゃんと「WCDMA 800 Band 6」になります。
先月末Galaxy Note II GT-N7100が発表されましたが、FOMAプラス対応に関してはGalaxy S III GT-I9300を踏襲し、非対応になると思われるので、恐らくこれが最後の隠れFOMAプラス対応サムスンAndroid端末になりそうです。


そう言えばドコモ版Galaxy Note(SC-05D)にもようやくICSアップデートが提供されましたが、これには上記のeMMCの問題はないのでしょうか?
グローバル版(GT-N7000)とはハードウェアが異なるため問題がない、ということかも知れませんが、GT-N7000では最新版ファーム(最近ドイツ向けに出たN7000XXLRQ)でも解決していないため、ICSである限りはリスクがあると思われるのですが(この問題、解決するのはAndroid 4.1/Jelly Beanになってから?)、言うまでもなくドコモからの情報はありませんし、SC-05Dユーザーでこれについて懸念を持っている人も見あたりません。
まぁこれによりSC-05Dが文鎮化してもroot化していなければドコモショップに修理に出せばいい(保証期間内であれば無料ですし)のでユーザー側も問題にしていないのでしょうね。