最近Google Pay(GPay/Googleウォレット)のNFC Pay(クレカ系タッチ決済)の仕様が変わり、決済前に端末のロック解除が必須になり非常に不便に。
以前は端末のスリープを解除(ディスプレイON)にするだけでOKだったのですが…

今まで通り端末のスリープを解除しただけの状態で決済端末のカードリーダーにかざすとこの画面が出て決済に失敗します。
決済端末から「ポー」という決済成功音が鳴るのに、実は失敗している事も(そして決済端末側でエラーが出ている)。
当然同じ不満を持つ人は私だけではなく、それもあってかGoogleウォレットアプリのユーザーレビューは酷評の嵐。



明らかに不便になったのですから当然の事です。
そもそもFelica系電子マネーであるiDやQUICPayにはそんなウザい制限はなく、端末のスリープ解除すら不要でそのまま決済端末のリーダーにかざせば決済完了ですから、元からNFC Payは使い勝手の点で劣っていたのに、わざわざ更に使いにくく不便にするのですから呆れます。
この改悪、海外では不正なポータブル決済端末を使って街中でユーザーの知らないうちに財布などに入っているカードに対しNFC Payによる決済を行ない、カネを搾取する「NFCスキミング」とも呼べる犯罪行為が跋扈しているので(NFC Payの普及で日本でもいずれそうなる可能性大)その予防のためなのでしょうが、それが目的ならこれまでの「利用前にスリープ解除」でもOKなはず。
ですから決済前の認証を強制するか否かをユーザーが選択できるようにし、セキュリティーを優先する人は毎回要認証、今まで通りの使い方をしたい人は認証不要と設定できるようにすれば済むのですが、Googleはなぜかそうしない。
GoogleドライブアプリにはOneDriveやDropboxといった他のクラウドストレージアプリには当然ある生体認証/PINによるアプリ起動ロック機能がなく、Googleウォレットアプリにもそのような機能がない(これまた金融系アプリには当然搭載されている)のとは大違いで、セキュリティーへの考え方に一貫性がなく、ちぐはぐさを感じます。

GPayのNFC Payには交通機関での利用時に認証を不要とする設定があるのですが(確認が必要ですスイッチをOFFにする)、こいつも機能しないクソゴミっぷり。
先日ソニー銀行デビットカード(VISA)をGPayのデフォルトカードに設定し(Mastercardは未だに使えませんからね)、GPayでJRへの乗車を試してみたのですが、スリープ解除しただけの状態だと改札のカードリーダーがエラーを吐き改札を通過できず。
認証を強制する仕様になる前は問題なく改札を通れたのですが…
結局実カードで改札を通り電車に乗車しましたが、これだと例外設定の意味ないじゃん、と思ってしまいました。
恐らくこの設定はNFC Payのリーダーと現地交通系カードのそれが一体化している交通機関でのみ有効になり、それらが別々になっている日本では機能しないのでしょう。
言うまでもない事ですが、これでは交通機関への乗車には使えません。
GPayのNFC Pay、こんなクソ仕様ならiD/QUICPayを使うか、実カードでNFC Payを使うかした方がいい、という事になりますし、ようやくNFC Payが日本でも普及してきたのにその流れに水を差す事にもなりかねないのですが…
私は「グローバルスタンダードマンセー、日本独自のガラパゴス規格はクソ」という人なので「iD/QUICPayなんかさっさと滅びろ」と思っていたのですが、このGPayの改悪でその考え方を改めるようになりました。
とは言え基本的には「iD/QUICPayよりもNFC Pay」という考え方自体は変わっていませんが…
結局のところiD/QUICPayが端末のスリープ解除すら必要なく、リーダーにかざすだけで決済完了という使い勝手の良さを実現しているのはそれがガラパゴス規格のFelicaを使っているからであり、NFCスキミングのリスクを考える必要がないからでしょうし。
そして上記のようにGPay経由でNFC Payを使うのはNFCスキミング対策として有効であり、Googleウォレットに登録したカードは実カードと違うカード番号を持つバーチャルカードなのでカード情報漏洩に強いというメリットがあるため、今でもiD/QUICPayや実カードでのNFC Payではなく(不便になったと思いつつ)GPayのNFC Payを使っています。
利用者が増えないと更なる普及や改善が望めませんからね。
なのでGPayのNFC Payを以前の仕様に戻してスリープ解除のみで決済可能にするか、決済前の認証を強制するか否かをユーザーが選択できるようにして欲しいものです。
とここまでさんざん「ウザい、改悪」と書いてきたこのNFC Pay利用時に必ず端末のロック解除を求めるようになったGPayの仕様、実は一つだけメリットがあって…
それは「決済失敗が減る」事。
元々スリープ解除だけでスマホを決済端末のリーダーにかざすとしばしば決済に失敗して結局ロック解除するハメになり(しかもそういう時に限ってPIN入力を要求してくる)、しかもいつ発生するかが全く予測不能なのでイライラしていたのですが、最初からロック解除してあれば当然そういった事はなくスムーズに決済できます。
しかしそれでも失敗する事があるのがクソなんだよな…
余談ですがGPayのNFC Payを使うという観点からすると今決済用として使っている端末(AQUOS sense3)は指紋認証センサーの位置が良くなく精度もイマイチ、顔認証も使い勝手が悪いので、次の決済用端末は電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されているXperia 10系にしようかと思っています。
これなら電源ボタンを押せば必然的にロック解除されるので、わざわざロック解除しないととか考える必要がないですからね。
オープンマーケット版のXperia 10 IVあたりがいいと思っているのですが、そもそもXperiaのオープンマーケット版は流通量が少ないからかイオシス、じゃんぱらなどで見かける事がほぼないんだよな…