iPhone 4SをiOS 6.1へアップデート&JB

iPhone 5/iOS 6.x対応のJailBreakツール、evasi0nが登場した、ということで私のiPhone 4S(iOS 5.1.1+JB)もiOS 6.1へアップデートすることにしました。


JB作業はevasi0nを使ってサクッと終了したものの、Cydiaへのアクセスが非常に重く、JBアプリをインストールしようとするとエラーが多発したりして時間がかかりました。
とは言え待ちに待ったiPhone 5/iOS 6.x対応JBツールの登場直後ですから、これは仕方ないですね。
何しろCydiaへのアクセスが最大で14,000アクセス/秒を記録したそうですから。


JB作業の前にまずはiOSをアップデートしたわけですが、いつものようにトラブル発生。

今回出たエラーは「エラーNo.6」で、これはAppleのKnowledge Baseによるとセキュリティーソフト関連のエラーとのこと。
セキュリティーソフトを無効にしてからアップデート作業をしろ、ということかな?
しかし最初のiOSアップデート時にダウンロードしたファームウェア(IPSWファイル)を指定して再度iTunesからアップデートを行なうと無事成功しました。
一旦Jailedへ戻してからOTAでアップデートし直さないといけないかな、と思いましたが杞憂でした。


ところがiOSのアップデート後のバックアップからの復元時にまたもや問題発生。
なぜか本来復元されるべきインストール済アプリが元に戻らなかったのです。

iTunes上でもこのように「インストールされているアプリはゼロ」と表示されてしまいます。
当然バックアップからの復元をやり直してみましたが、同じ症状が出てしまいうまくいきません。
そこでバックアップからの復元を諦め、PCに保存してあるIPAファイルをiTunesに再登録し、アプリを再インストールしようとしましたが、これまたうまくいかない。
iTunesIPAファイルをドラッグ&ドロップしてもアプリが登録されないのです。
App Storeからアプリをインストールし直せば済む話ですが、意図的に旧バージョンにしているアプリ(ウェザーニュースタッチなど)があるので、できればこの段階でApp Storeは使いたくない。
しかし実はIPAファイルをiTunesに登録し、iOS端末にインストールするにはIPAファイルをドラッグ&ドロップするのではなく、ダブルクリックする必要があったのです。
滅多にやる作業ではないので、すぐには気づきませんでした。
この際なので不要なアプリを整理しよう、ということで必要なアプリだけをiTunesに登録して再インストールすることにし、これで問題解決。


それにしてもインストールされていたアプリは復元されなかったのに、その設定はきちんと復元されていた(アプリ再インストール後再設定の必要がなく、すぐに以前の設定で利用できた)のが不思議。
iTunes/iCloudを使って端末のバックアップを取っていれば、そこから復元することによりすぐに元の環境が戻ってくる、というのはAndroidに対するiOSの(数少ない)アドバンテージの一つですが、今回の件でその信頼性が揺らいでしまい、私にとってのiPhoneの印象が非常に悪くなりました。
バックアップを取ってあっても、そこからきちんと復元できなければ意味がないですからね。
「これならAndroidの方が断然いいよね」と思ったのは言うまでもありません。
そしてバックアップ/復元作業でPCが長時間占有されるのも不満。
一回復元するのに約40分かかる上に作業中はCPU負荷が非常に高くなり、タスクマネージャでCPU使用率が100%近くに張り付いた状態になってしまい、当然他の作業に支障が出てしまいます。

iPhoneのバックアップ/復元中にタスクマネージャを開いたところ。
iTunesが100%近い(ここでは99%)のCPUパワーを消費し、この状態で他の作業をしようとすると非常に動作が緩慢になってしまいますし、PCの冷却ファンの回転速度が上がり、動作音も大きくなります。
iPhone 3GSをメインで使っていた頃はこれ程CPU負荷が高くなることはなかった(そしてバックアップ/復元にかかる時間も短かった)のに、どうしてなのか不思議でなりません。
iTunesのバージョンアップにより処理が重くなった、ということでしょうか。


データの同期/バックアップにPCを使うのが前提(iCloudはあるけれど…)のiOSのデメリット、逆を言えばクラウド同期で、基本的にPC不要のAndroidのメリットを改めて認識させられた出来事でした。