Motorola Milestoneインプレその2:Bad Things

昨日はMotorola Milestoneのいいところについて書きましたが、今日はイマイチな点について。


b-mobile 3G SIMが使えない
当初b-mobile 3G SIMを使おうとしたのですが、SIMは認識するものの、「No Service」(圏外)の表示が出てしまいました。
もしかしてiPhoneと同じかな? と思ってb-mobile 3Gのパケット接続設定を作成し、WiFiをOFFにしてネット接続を試みましたがつながらず。
とは言えAndroid端末は特に操作をしなくてもバックグラウンドで頻繁にパケット接続することもあり時間課金のb-mobile 3Gでは使いにくいので、この方がよかったのかも知れません。
日本通信から新登場した月単位使い放題制のb-mobile SIMであればこの辺は問題ないのですが。


SIM/MicroSDカードの抜き挿しがしにくい
サイズの割に重く、中身が詰まってる感が強いMilestone。
それ故スペース的な余裕がないことが原因でしょうね。


バッテリーが持たない
最近入手したばかり、ということもありいじり回しているからかも知れませんが、とにかくバッテリー消費が激しい。
職場に持って行って休み時間に使っているだけにもかかわらずバッテリー残量が40%とか減ってしまう。
もちろんガンガン使うとバッテリー残量はみるみる減ります。
画面サイズが大きく、高解像度の液晶ディスプレイを搭載することと、Googleアカウントとの同期などでやたらとネット通信することが原因かも知れません。
予備バッテリーを買うべきかな?


やたらとパケット通信する、その上利用パケット量を確認できない
上記の通りバックグラウンドでGoogleアカウントとの同期を行ったりしているためか、やたらとパケット通信します。
待ち受け画面のパケット通信インジケーターを見ると頻繁にパケット通信していることを示す矢印が点滅。
それなのに利用パケット量を確認するメニューがなく、どれだけパケット通信を使ったか、というのが一切分からない。
これは「パケット定額制を契約して使え」というGoogleからのメッセージなのか、と思ってしまいます。
Android Marketで「My docomo Checker」というアプリが公開されていますが、そういうアプリがあるのはそのためかも知れません。
しかもこのアプリ、Toolsカテゴリの無料ソフト一覧のトップに表示されています。
よっぽど利用者が多い、ということでしょうね(そういう私もインストールしました)。
これだとX06HT(HTC Desire for SoftBank)発売の暁には「My SoftBank Checker」が出るかも知れません。


タッチ操作にぎこちなさがあり、スムーズさに欠ける
この点ではやはりiPhoneにはかないませんね。


そして一番の問題点はというと…


ドコモ回線との相性が悪い


以前にも書いたこれに尽きます。
ドコモ回線での利用でも特に問題が出ていない人もいる、ということで購入を決意したのですが、私のMilestoneでは見事にこれに当たってしまいました。
WiFiが利用できるにもかかわらずパケット通信でネット接続してしまったり、HSDPA対応エリア内であるにもかかわらずパケット通信インジケーターがHSPAを示す「H」になったりW-CDMAを示す「3G」になったりと頻繁に切り替わったり、トンネルなどで圏外になった後圏内に復帰した際にパケット通信は復帰せずつながらなくなる、といった症状が発生します。
どうやらデータ通信モードの切り替えに問題があるようです。
問題が出るのはデータ通信だけでなく音声通話でも。
Milestoneに挿しているドコモSIMの番号に電話をかけると、圏内にいるのに「こちらはNTTドコモです…」という圏外/電源OFFを知らせるアナウンスが流れてつながらないことがたまにあります。
Android 2.1にアップグレードすると改善する可能性があるので、今度の休みに早速アップグレードしないと、と思っているところです。


最後の欠点は(ドコモ回線を使う上で)かなり大きいですが、それでも端末自体の魅力は非常に高く、購入したことを後悔していません。
質感が高いAndroid端末が欲しい、QWERTYキーボード搭載のAndroid端末が欲しい、という方には十分おすすめできると思います。