au版iPhone 4S購入時に「利用明細などの契約回線の情報を確認するにはauお客様サポートIDが必要」ということでそれを取得し、PC及びAndroid端末向け非公式アプリ「あうちゃん」でそれらの情報を見られるようにしました。
そしてしばらくしてからiPhone上でも同じことができるようにとiPhone向けauお客様サポート公式アプリをインストールし、取得したauお客様サポートIDでログインしようとすると何度やっても「ID、パスワードが違う」というエラーメッセージが出てログインできない。
「おかしいな」と思いよく見てみると、iPhone向けauお客様サポート公式アプリでログインのために求めているのは「au ID」であり、「お客様サポートID」ではない。
ということは改めてau IDを取得する必要があることになり、この時はそれを面倒に思って後回しにすることにしました。
しかし昨日ふと「そういえば…」と思い新たにau IDを取得することに。
PCからau IDを取得し、それを使ってお客様サポート公式アプリからログインし、自分のau回線に関する情報を確認しようとすると、今度は「ケータイPC連動設定がされていないため、利用できない」というエラーメッセージが。
そしてPCからブラウザでログインし、同じことをしようとすると「手続き可能なサービスがau IDに登録されていないため、利用できない」というエラーメッセージが出てしまう。
そこでau IDで自分のau回線に関する情報を見るためにサービスを登録する方法とケータイPC連動設定のやり方を見つけるべくauサイトを見ても情報が見つからず、結局「auショップで問い合わせした方がいい」という結論に。
しかし実はお客様サポート公式アプリでの利用明細等の確認にau IDは必要なく、お客様サポートIDがあればOKであることに後から気づきました。
au IDの設定画面の下に「サポートIDでアプリを利用する」という項目があり、そこからお客様サポートIDによるログイン画面に移動し、そこでIDとパスワードを入力するとサービスを利用できました。
しかし以前はこのような項目はなく、アプリのアップデートで追加されたような気がしたので、iPhone 3GSにインストールしてある旧バージョン(バージョン1.1.0:これ以降のバージョンはiOS5以上が必要なため、アップデートされずに残っていた)を起動してみると、そこではau IDではなくお客様サポートIDでログインする仕様になっていました。
あるバージョンではお客様サポートID、そして別のバージョンではau ID、そして最新版ではそのいずれかを要求する、というちぐはぐさには呆れて物が言えません。
この問題自体はお客様サポートIDでログインできたので一応一件落着なのですが、そこで思ったのが「じゃぁau IDの存在って何? そして2つのIDがある理由は?」という疑問(実はauの利用者向けIDはもう一つ「セルフID」というものもあるらしく、それを加えると3つになる)。
問題は解決しているものの、そういったことをはっきりさせたかったので、「明日以降はiPhone 5の件で混み合うだろうから」ということで今日auショップへ足を運びました。
auショップで「au IDとお客様サポートIDについて聞きたいことがある」と店員に告げると、「そういったことはうちの管轄じゃない」的な対応で即「コールセンターにつなぎますのでそちらでお話しください」ということに。
そこで私が聞きたかったのは次のようなこと。
(1)PCサイト上でのau IDにサービスを登録する方法
(2)ケータイPC連動設定のやり方
(3)PCで取得したau IDを削除する方法(お客様サポートIDでOKであれば不要なので、1、2ができないのであれば消したい)
(4)au ID、お客様サポートID、セルフIDの違い
(5)他キャリアはこの手のIDは一つしかないのに(例えばドコモではdocomo ID)、なぜauでは複数あるのか
しかしコールセンターの担当者と話がうまくかみ合わず、コールセンター側で詳細を調べるために待たされたりしたこともあり結局1時間近く話をするハメに。
それでありながら結局はっきりしたことはあまりなく、不満の残る結果でした。
そのやりとりの中はっきりしたのはまず(3)は不可、ということ。
無料のWebサービスによくある「一定期間ログインがなければアカウント削除」といったこともなく、つまりKDDIという会社が潰れでもしない限り永久に残るということになります。
携帯回線契約と紐付けされていないIDのためau回線を解約/MNPしても消えないので、尚更嫌〜な気分です。
アカウント削除の仕組みがなくとも、携帯回線と紐付けされていないau IDは一定期間ログインがなければアカウント削除、という形にして欲しいところです。
(1)(2)についてはきちんとした説明がなかったのですが、得られた断片的な情報からすると「不可」のよう。
今回のやりとりで分かったのが「auの回線契約をするとその電話番号が初期au IDとなる」、ということなのですが、そのような説明は契約時になかったし(今は亡き博多駅前ビックのau担当の陽気なおねいさんは教えてくれなかった)、その際にもらった書類にも書かれていなかった。
そして既にau IDがあるのであれば当然パスワードは何、ということになるのですが、これについて問いただすと「au携帯番号が初期au IDである」ということを繰り返すばかりで、例えば契約時に設定するネットワーク暗証番号で仮ログインして正式なパスワードを取得or変更する、といった方法を取るのか、といったことさえ説明なし。
(4)については「基本的にiPhoneではau IDを使うことになっている」というものの、実際にはお客様サポートIDでもOK、とちぐはぐなことに関しては説明なし。
(5)については「改善のため努力します」と言うだけで明確な答えは得られませんでした。
そこで今日帰宅してから改めて調べてみると、実はau IDの初期パスワードに関してはFAQに項目があり
それによるとiPhoneだとSafariから手続きを行なう、とのこと。
Safariでauお客様サポートサイトへアクセスして初期設定ページに入り、そこでau携帯番号と初期パスワードとしてネットワーク暗証番号を入力するとSMSが飛んでくるので、それに書かれているパスワード設定画面へアクセスするためのURLを開いて本パスワードを設定する、というのが本来のやり方のようです。
そのことを忘れて「iPhone上から取得しても、PC上から取得しても同じものだ」(一般的にはそれが普通ですし)ということでPCから手続きしたのが失敗だった、ということになります。
そもそもPCからau IDを取得する際au携帯回線に関する入力項目が存在しなかった(お客様サポートIDの取得の際はau携帯番号とネットワーク暗証番号を入力させられる)、ということからしておかしいので、そこで気付きそうなものだったのですが…
そしてコールセンターの担当者も「iPhoneではSafariから手続きする」と説明すれば済む話だったわけで、それができなかったことも問題です。
そういったことを考えるとauのカスタマーサポートも大したことありませんね。
今回訪れたauショップでは店員がコールセンターにつないだ後私にコードレス電話の子機を渡して「カウンターではなく客が順番待ちするための椅子で勝手に話せ」的な対応をしたのも他の客からすれば「この男(私)はショップの電話で怒り口調で一体何を話しているんだ」という印象を持つ可能性があるわけですから、あまりいい対応とは言えません。
あの悪名高いSoftBankショップですらこのようなことはしないのですから尚更です。
今回の出来事で私の中のauに対する印象がかなり悪くなりました。
ショップ、コールセンターの対応もそうですが、特に大きいのが今回の問題の発端となった「複数のサービスIDが存在し、非常に分かりづらいこと」。
実際の通信サービスの質についての満足度が高いため(SoftBankとは異なり通話中に突然接続が切れる、なんてことは皆無ですし)、それからするとギャップが激しすぎることもあり、それが非常に残念です。
とは言えそれでも「最初から無知な客を騙すことしか考えておらず、カスタマーサポート最悪。利用可能エリアは狭く、パケット通信速度は遅く、通話は頻繁に切れる」SoftBankに比べれば100倍マシなのですが。
ついでに言うと
さっさとSoftBank潰れろ!!
