iPhone 4S用SIMロック解除下駄を買ってみた

先月メインデスクトップPCをWindows 7にアップデートしたのですが、いろいろとドツボにハマリあれこれやっている間にブログを更新する気がしなくなり、一ヶ月以上放置してしまいました。
ネタはいくつかあるので(窓7の件もいずれまとめたい…)、ボチボチ更新していくことにします。


以前にも何度か書いていますが、私が持つau回線は来月が縛り終了月。
auに留まる理由はないので、この回線はMNP/解約予定ですが(ドコモのおいしいMNPオファーがないので、後者になる可能性が高そう:iPhoneばかり優遇しやがって)、これによりiPhone 4SはSIMなし運用になります。
私にとってのiPhoneの重要性は非常に低くなっているため、これでも別に問題はないのですが、やはりSIMを挿して使える方がいい。
というわけで今更ですがSIMロック解除下駄を買ってみることに。
これはauiPhone 4Sを購入した時から欲しかったのですが、当時は高かったし(3〜4000円程)、他にau SIMを挿して運用できる端末を持っていないこともあり、その時は購入しませんでした。
しかし値段も安くなってきていますし、au回線もあと一ヶ月でMNP/解約するのでSIMを挿して運用する端末のことを気にすることもない。
そして今後microSIM仕様の(=iPhone4/4S用)SIMロック解除下駄は取扱いが減り、品薄になる可能性もあるので、今のうちに買っておくのがいいかな、ということでAmazonに注文。
幸いなことに東日本に大雪が降り出す前に出荷されたので、予定よりも早く到着しました。


私が今回購入したSIMロック解除下駄はこれ


【正規品公式認証可能】(不正なsim出ません)限定new GPP iPhone4s ios6.1.3 au softbank両対応gevey simロック解除アダプター/日本gevey〓GPP


SIMロック解除下駄は600円ぐらいから見つかりますが、この手の製品の常としてニセ物が出回っているため、あまりにも安いものはパス。
1000円程の価格で、購入者による評価が高いものを選び注文しました。


ショップ作成の別紙マニュアルの通り作業すると無事SIMロック解除ができ、IIJmio SIMを認識。

データローミングをONにしないとパケット通信できない、というのが引っかかったポイントですが、それ以外は問題なく動作しました。

テザリングWiFi/BluetoothいずれもOK(パスワードが表示されていますが、もちろん変更済)。
元々テザリング機能のない(無効化されている)auiPhone 4Sなので、もしかするとできないかも… と思っていましたが杞憂でした。
SIMロック解除下駄は挿しているSIMがロックされているキャリアのものであると偽装する仕組みであることもあり、そのためロックされているキャリアがテザリングを認めていなければできない、という可能性があったのですが、実際にはロックされているキャリアの設定は関係なく(無視され)、実際に挿しているSIMの設定で動作する、ということのようです。
スピードテストを実行してみると、これがびっくり。

3Gなのに、7Mbpsを越える下り通信速度が出ました。
これはもちろんドコモ3G回線における史上最高速です。
iPhone 4SはDC-HSDPA対応(最大下り通信速度14.4Mbps)とのことで(GSMArenaのスペックシートはこちら)、そのためDC-HSDPAが威力を発揮し、これだけの通信速度をたたき出したのでしょう。
実際DC-HSDPAで接続されていない時の通信速度は3Mbps程度ですから、その2倍、ということで辻褄が合います。
気になって同じくDC-HSDPA対応(ドコモ端末だから当然)のXperia acro HDでもスピードテストを試してみましたが、これだけの通信速度は出ませんでした(ちなみにiPhone 4Sでも上のような通信速度が出たのは1回のみ)。
ドコモ端末以上にドコモ回線に最適化されている、ということかも知れません。
隠れFOMAプラス対応端末でもありますからね。

このようにちゃんとFOMAプラスの基地局を掴んでいます。


上記のようにDC-HSDPAが使える時は非常に高い通信パフォーマンスが得られる、というのは大きなメリットですが、テザリング時の通信パフォーマンスがイマイチだったのが気になります。

iPhone 4SWiFiテザリング経由でGalaxy Noteを接続し、スピードテストを実行したところ。
通信速度は特に遅い、ということはありませんが、なぜかレイテンシ(Ping値)が大きい。
何かおかしいのでは、と思い数回試してみましたが、いずれもレイテンシが1秒を越えていました。
iPhoneWiFiテザリングってこんなものなのでしょうか。
個人的には利用するならテザリング端末としてかな、と思っているのでこれはちょっとなぁ、と思っているのですが…


最後になりますが、回線交換(Circuit Switched:CS)をサポートしないMVNOデータSIMだと電波強度表示のアンテナマークが点灯しませんが、表示をdBm値に切り替えればきちんと電波強度が表示されました(OSバージョンはiOS 6.1.2)。

iPhoneのモデル/iOSのバージョンによっては電波強度表示をdBm値に切り替えても正しい電波強度を表示できないことがあったので(常に-100dBmと表示されるとか)、これならMVNOデータSIMでも問題なく利用できます。


このようにSIMロック解除下駄によるSIMロック解除はうまくいきましたが、au回線をMNP/解約後実際に使うかどうかは微妙ですね。
私にとってはiPhoneはもはやスマホとしての魅力がありませんから尚更です。
とは言えSIMロックフリー端末は何台あっても困ることはないですから、何らかの使い道を見つけたいところです。