2014年はこうなる?(モバイル、IT関連編)

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いします。

去年末に安倍首相が靖国神社参拝を行なったことで、もしかすると右巻きの人たちが気勢を上げているかな、と思って元旦に護国神社へ行ってみましたが、そういったことはなく残念(?)
以前長野に住んでいた頃靖国神社へ初詣に行った際はそういう人たちがいたんだけどなぁ。
代わりに"Restoration Party"な人はいましたが…
今年の正月は帰省することもなく(帰ってもどうせ寒いだけだから)自宅でダラダラ過ごしていたのですが、結局やる予定だったこと、やろうかな、と思っていたことの多くができずじまいになってしまったのが悔やまれます。
休みが長いとダラけるんですよね。


本年第一回目のブログエントリはタイトル通り「モバイル、IT関連の2014年の展望」で始めたいと思います。
私が今年モバイル、IT関連で起こるだろうと思うことはというと…
MVNOが更に一般化
去年はドコモ回線を利用するMVNOサービスを行なう事業者が大幅に増え、それにより競争も激しくなり「MVNO元年」とも言える年となりましたが、今年はこの流れが更に加速することが予想されます。
国民の暮らし向きがほとんど変わらない中消費増税が行なわれることもあり、今年は「節約」が大きなキーワードになることは間違いないですから。
収入が増えない中増税が行なわれれば支出を減らして対応する以外に方法がないのですから当然です。
その流れの中携帯料金の見直しを考慮する人も増えるでしょうから、それ故MVNOにも更なる注目が当たるようになる、と見ています。
ということで2014年はMVNOサービスの更なる一般化、競争の激化が予想されます。


スマホが飽和状態になり、ガラケー復権
IT系メディアでは「スマホの普及は更に進む」という意見が大勢を占めていますが、私は「スマホの普及は既に飽和点に近づいており、もうこれまでのような伸びは期待できない」と思っています。
スマホが手放せない、興味がある、といった人たちは既にスマホに乗り換えており、残るユーザーはスマホに興味がない、そもそも必要がない、というユーザーがほとんどとなっていると思っているからです。
そういったユーザーは音声通話を重視する人たちが多く、スマホは音声通話には使いづらい、バッテリーが持たない、LTE契約に変更すると無料通話料がなくなってしまう、といった問題があるため当然スマホへの乗り換えは有り得ないでしょう。
まぁキャリア(MNO)はそういった人たちを騙してでもスマホに乗り換えさせようとするでしょうが…
それ故私はオヤジに「ドコモショップ等で何を言われようが絶対にスマホに乗り換えるな、もし今使っている携帯が壊れたりしたら俺に連絡しろ」ときつく言いつけています。
そして上にも書いた「消費増税に備えた節約志向」もこの流れを加速させると思います。
携帯料金節約のため「今使っているスマホガラケーへ戻す」という動きも当然出てくると思われるでしょうから、今年はもしかすると「ガラケー復権の一年」になるかも知れません。
まぁこれは「LTE契約だと無料通話料が付いた料金プランが存在しないし、そういったプランがあれば、というユーザーの声を無視し、対応しようともしない(最初に対応したキャリアがLTE競争の勝者になることは間違いないのに…)」携帯キャリア(MNO)の怠慢がもたらしたものであり、自業自得でしょうが。


・ミドルレンジの格安スマホが日本でも流行る(かも)
ここ数年のスマホのスペックアップが非常に速いペースで進んだこともあり、ミドルレンジの端末でも一般ユーザーが利用するには十分な性能を持つようになりました。
中国における「1000元スマホ」や、クアッドコアCPU、720pディスプレイ搭載と常用に十分なスペックを持ちながらSIMロックフリーでUS$179からというMoto Gの発売など海外では既にそういう流れができつつありますが、もしかすると日本でもそうなる可能性があります。
去年はiPhoneなど人気端末のSIMロックフリー端末の単体発売が開始されましたし、上記のようにMVNOへの注目もこれまで以上に高くなるでしょうから、その流れでSIMロックフリー端末の単体発売が更にメジャーになるかも、というわけです。
MVNOキャリアがそういった端末と自社SIMを組み合わせて3万円以下、といった料金を打ち出してくればブレイクするかも知れません。
個人的にはMoto GがFOMAプラス対応になって日本で発売されればなぁ、と思っていますが…
とは言え日本のマスゴミは「おさいふ、ワンセグ、赤外線、防水」といったガラケー機能がない端末を徹底的にこき下ろしますし(ただしiPhoneを除く)、日本の携帯電話は「実質価格」といった単体価格が高く見える販売手法で売られていることもあり、そうはならない可能性の方が高いですが。


WinXPのサポート終了は結局なし(延長)になる
去年から「今年の4月でマイクロソフトWindows XPのサポートを終了し、新規の修正パッチの提供が行なわれなくなるので早く新しいOSへ乗り換えを」というニュースが盛んに流れています。
しかし私は「Windows XPのサポートは結局終了されず、何らかの方法で継続される(法人向け有料サポートとか)ことになる」と思っています。
マイクロソフトのサポートが終了した後も多数のXPマシンが利用され続ける→サポート終了後に発見された脆弱性を突く攻撃が頻発→それによる甚大な被害が発生→それによりマイクロソフトWindows XPのサポートを再開せざるを得なくなる」というのが私が予想するシナリオ。
そもそもマイクロソフトVista以降Windowsの基本的なUIをコロコロ変えるようになってしまい、操作性に一貫性がなくなったのが諸悪の根源だと私は思っています。
もしマイクロソフトWindows 95から続くUIを維持し続けていれば(新UIを採用しても、設定変更で使えるようになっていれば)こんなことにはならず、新しいOSへの乗り換えもスムーズに進んでいたのでは、と思わずにはいられません。
私もVista以降のUIが馴染めず、未だに手持ちの全てのPCがXP、という状態ですし。
そしてPCの性能が十分高くなり、以前程スペック不足になって買い換え、といったことにならなくなった、つまりPCの寿命が長くなった、というのもあるでしょう。
実際Core 2 Duoクラスの性能があれば日常の作業において支障が出ることはほとんどありませんから(支障があるといえばHD動画の編集、エンコードぐらいですか)そんなPCを買い換えるのも… というのもありますし。
とは言えWindows XPのサポートが延長、継続される保証はありませんから(本当に終わる可能性も高い)、普通に考えれば新しいOSへの乗り換えをすべきでしょう。
私もメインデスクトップPCは近日中にWindows 7に乗り換え予定です(その後TV録画PCとして使っているASUS UL20Aもそうする予定=プリインストールOSに戻す)。
そういえばWindows XPからの乗り換え先OSとしてはLinux、という手もあるのに、そういった話をほとんど聞かないのはなぜなのか…


Windows 8.1タブレットが流行り、Windows RTはWindows Phoneへ統合?
私はWindows 8/8.1はゴミ、と思っている人ですが、それでもこれはよさそう、と思うのが最近出始めた新型Atom(Bay Trail-T)を搭載したWindows 8.1タブレット
Windows RTではなく8.1を搭載するためこれまでのWindowsのソフト資産を生かせ(艦これが動く、というのもあるでしょうが)、それでいながら4万円程から、という低価格が魅力的。
ですからこれは今年流行りそうです。
とは言え個人的にはWindowsとしての使い勝手を考えれば8インチクラスよりもむしろ10インチクラス、と思っているので、そういった端末が5万円程で出てくれば尚いいかな、と思っています。
Twitterでつぶやきましたが、昨日TV録画PCで利用しているTS抜き可能なゴニョゴニョチューナーをネットワーク経由で共有できるようにしたので、これを組み合わせればワイヤレスでフルセグTVの視聴が可能になる、ということで欲しいなぁ、と思うのですが、金がないので現実には不可能…
しかしWindows 8.1搭載タブレットが流行ると逆にWindows RTの存在意義がなくなっていくことになり、もしかするとWindows Phoneと統合、ということになるかも知れませんね。


最後に私が今年やりたい、予定していることを少し。
・現在のモバイル端末/回線体制と今後の更新

現在メイン運用している端末たち。
Xperia acro HD SO-03D(音声メイン兼Androidサブ/ドコモ音声SIM)、Galaxy Note GT-N7000(Androidメイン/IIJmio SIM)、iPhone 4S(音声サブ/au SIM)、L-03E(LTE接続用端末/IIJmio SIM)。
モバイル関係の話を取り上げているブログを持っているにもかかわらず、メイン端末は発売から2年が経ったGalaxy Noteですし、それ以外の手持ち端末も古いものばかり。
とは言えそれでも別に困っていないし、そもそも買い換える金がない(日々の生活で手一杯)、というのが理由ですが、さすがにメインとなる端末はLTE対応、NFC搭載のものにリプレースしたい。
初代Galaxy Note(GT-N7000)ユーザー、ということでGalaxy Note 3(SM-N9005)へのリプレースを計画していますが、海外での人気が高いからかなかなか値下がりしないし、しかも円安で値下がり分が食われてしまい、日本円での価格は発売当初からほとんど変わらないのが困りもの。
そこで32GBストレージモデルを諦め、US$50程安い16GBストレージモデルにするか、とも考えています。
差額のUS$50で64GBのmicroSDXCカード(UHS-I対応でも5000円程)が買えますから、決して悪い選択ではありませんし。
為替の動きと値下がり状況を見ながら悩む日々が続きそうです。
税負担を軽くすることを重視して消費増税前に買うか、値下がりを重視して後に買うか、というのも重要なファクターですね。
そして今年3月にiPhone 4Sで利用しているau音声回線の縛りが終了するのですが、この回線をどうするかも悩みどころ。
ドコモへMNPし、月々サポートてんこ盛りの格安回線を作ろうか、と考えているのですが、初期投資がねぇ、と思っているところ。
月々サポートが多い=端末本体価格が高い、なのでかなり(6万円以上)キャッシュバックが盛られている端末でないと手が出ないな、と思っているので(でも端末は即売却なんですけどね)解約、という選択肢もありかな、とも思っています。
違約金がかかっても去年ドコモ版Galaxy S4がMNPで6万円キャッシュバック、とかやってた時に手を出しておくべきだったかな、とちょっと後悔しています。
サムスンGalaxy Note 3に対して同じような施策を取ってくれないかなぁ。
というわけで今年末には上記の画像からGalaxy Noteが消えて同3になり、iPhone 4Sが消えている、ということになりそうです。
回線もドコモ純正格安回線が手に入ればIIJmioのファミリーシェアプランは解約し、バックアップにBIC SIMあたりをミニマムスタートプランで再契約してL-03Eに挿す、ということになりそうですが、もしau音声回線を解約してしまえば現状のままかな。


Linux導入
上記の通り、私の手持ちPCは全てWindows XPで、メインデスクトップPCとTV録画PCはWindows 7に乗り換えることが決定していますが、Thinkpad T60はどうするか悩み中。
Windows XPでしか動かない周辺機器/ソフトを利用するためにXP環境を残す必要があるので、それ用のPCにする予定ですが、通常利用するためのOSをどうするかを決めかねています。
Windowsのライセンスを追加する金はありませんから、必然的にLinuxを導入してXPとのデュアルブート、ということにするつもりですが、そこでUbuntu 12.04 LTSをUSBメモリーブートで試してみましたが、何かイマイチ。
Unityデスクトップ環境が使いにくくて私には合わないんですよね。
さてどうしたものか…
私のような目的でLinuxを導入したい、という人向けの本を探しに書店に行っても、サーバー構築、といったことを書いた本ばかりで見つからないんだよなぁ。
サーバとしてではなく、クライアントPCとして使うのにお勧めのLinuxディストリビューションがあれば情報を頂けると幸いです。


VPN導入
FTTH導入時に「上り速度も高速なのでVPNサーバとか作れるな」と思ってTV録画PCをPPTP VPNサーバとして動作させて試してみましたが、当然これは本番のVPNサーバとしては使えないので、別途VPNサーバとして動く機器を入手する必要が。
先日ジャンクWiFiルーターを入手し、DD-WRTを導入しようとして失敗しましたが、これもVPNサーバとして動かしたかったから。
とは言えVPNプロトコルとしてはPPTPではなくL2TPを使いたいので、Raspberry PiVPNサーバ/DDNSクライアントを動作させる、というのが一番かな、と思っているところです。
とは言え自宅VPNサーバを導入しても、中国に行くことはたぶんないでしょうから、単なる自己満足で終わりそうな気がしますが…


・ブログタイトルの変更
現在のブログタイトルは開設時に「バックパッカーの視点で海外でモバイル機器/回線をどう使うか」といったことをメインテーマとしたことで付けたものですが、現在ではそういうスタイルの旅行をしなくなりましたし(って言うか金がなくて旅行できない)、書いている内容も当時とはかなり変わってしまったことでブログタイトルが現状に合わなくなってしまいました。
ということで以前からブログタイトルは変えたい、と思っていたのですが、いいアイディアが浮かばず放置プレイ状態になっています。
さすがに今年はそれを実行に移したい、と思っていますが、どうなることやら。