2013年まとめ:雑記(時事関連)編

2013年のまとめ、先日のモバイル、IT関連編に続いて「雑記編」です。


政治屋、役人、マスゴミといった既得権益を持った連中がありとあらゆる手段を用いてそれを維持しようと必死だったのは例年通り。
そのための情報操作も更に露骨になり、TVでそういった類のニュースが流れると「何言ってるんだよこいつら」とぼやいたり、Twitterでつぶやいたりといったことが極めて多かった一年でした。
そしていつまでも「節電」と言うばかりで、電力供給を回復させる努力は皆無に等しい政府と電力会社の怠慢も全く変わらず。
いつものことながら本当うんざりさせられます。
まぁこういったことは日本という国が破綻でもしない限り変わらないんでしょうけどね。


今年もいろんなことが起こりましたが、個人的に今年最大のニュース、と思っているのが消費増税の決定。
「この国の政治屋や役人はいくら国民が苦しむことになろうが、その結果国が滅びることになろうが知ったこっちゃない、自分たちの既得権益を確保することさえできればそれでいい」と思っている、ということが改めて白日の下に晒された出来事、としか言いようがありません。
私はこの決定がなされた10/1から数日間ショックのあまり寝込んだ、というのはウソですが、ショックで全てに渡ってモチベーションダウン、その影響で食欲が落ちたり(何も食べたくなかった)、といった症状が出ました。
それぐらい私にとってはショックな出来事でした。

(12/17産経新聞iPhoneのスクショから切り出し)
このように約80%もの国民が「アベノミクスで景気が良くなった、とは感じないし、今後景気が良くなるとも思えない」と思っていることを考えれば「こんな状況で増税を行なえば、その後起こることははっきりしている」ということで、まともな政治家なら「やらない」という決断を下すはず。
普通に考えれば景気が回復傾向にあるのであれば変にそれを妨げるようなことをせず、景気回復による税収増を狙う方が賢明ですからね。
そして「増税をしないといけない程財政が逼迫している」というのであればまず歳出を減らすことを考えないといけないはずなのに、そういったことは全くしないどころか、逆に増税による税収増を当て込んで公共事業を増やし、今まで以上に土建屋へ金を流そうとしている。
政治屋はこの通りの能なしばかりなのですから、国会議員は現行の半分程にバッサリと削減しても全く問題ないし(もちろん地方議会議員もそれに倣って大幅削減)、公務員の給与も20%以上削減し、ボーナスもゼロにしても全く問題ない(そもそも事業の業績がどうのこうの、といったことがない公務員がボーナスをもらう、ということ自体が間違いだと思う)。
民間企業であれば事業がうまくいかず減収、赤字となればこういった措置を取るのは当然ですから(リーマンショックの時は給与大幅削減、ボーナスゼロなんて当たり前でしたからね)、公務員もそれに倣うべきだと思うのですが。
彼らの給与は我々が払った税金から出ている、ということから考えれば言うまでもありません。
だから私は公務員が怠慢な態度を取ると「誰があんたの給料を払ってると思ってるの? 俺だよ、俺」と言うことにしています。
しかし「国民の生活よりも自分たちの利権」と考える政治屋や役人はそうは考えず、自分たちが犠牲を払うことは全くせず、今まで通りの利権構造を維持したいがばかりに安易な増税に走る。
その結果がどのようなものになるかなどお構いなしに。


そしてマスゴミもそういったことは全くと言っていい程報道せず、アベノミクスを賞賛する「大本営発表」としかいいようのないようなニュースばかり垂れ流していました。
本来ならアベノミクスの影の部分も報道しないといけないはずなのに、そういったニュースはほとんど伝えられることがなく、不公正なことこの上ない。
まぁマスゴミは所詮「権力側」、政治屋、役人、大企業といった連中に都合の悪いことは言いませんからね。


そういったこともあり、今年は「景気回復傾向にある」といった枕詞をニュースでうんざりする程聞かされましたが、それを聞いてデジャブ感を感じた人も多いかも知れません(もちろん私もその一人)。
2000年代中頃、リーマンショックが起こる前に「いざなぎ超えの景気上昇局面」といった言葉をニュースでやたらと聞いたことを覚えている方も多いかも知れませんが、その時そっくりなのです。
その際は景気は上昇傾向、といいながら現実には給与が上がることもなく(逆に下がるケースの方が多かった)、デフレも更に進行と「何がいざなぎ超えだ、全く景気が良くなった感じがしないじゃないか」と思った方も多いはず。
もちろん私もそうです。
高度成長期のいざなぎ景気の時とは全く異なり、+0.5%以下の成長がダラダラ続いていただけなのですから、景気が良くなったなんて感じることはまずなかったのですが、それでもプラス成長の期間が長い、というだけでマスゴミが過剰に騒いだ、というのが事の真相でしょう。
それからするとアベノミクスによる景気回復傾向、というのも胡散臭さ満点です。
日銀が金融緩和政策に動いた時に私は「これは消費増税を確実に実行するために経済統計の数字を作りに来たな」と思ったのですが、全くその通りの結果となりました。
株価が大幅上昇し、それにより日本株に投資していた人々が大きな利益を得、彼らがそれを元手にして高額消費を積極的に行ない、その結果デパートなどの売り上げが上昇し、(統計上)消費が持ち直した。
そして円安によって輸出で儲けている企業の収益が大幅に改善し、それが成長率を押し上げたことで景気弾力条項をクリアし、消費増税決定、となりました。
しかし庶民の暮らしに近いところではその真逆のことが進行。
円安により輸入品の価格が上がっても、スーパーなどでは安易な値上げはできないため(客が離れる)販売価格に転嫁しきれず売り上げ減少、もちろん消費者は所得は上がらないのに、身近なものの値段は上がっていく、という現象に苦しめられるように。
電力供給を回復させる努力は皆無に等しい政府と電力会社の怠慢のおかげで、電気料金も値上がりしましたからね。
私自身も買い物する際には価格に対してこれまで以上にシビアになり、「〜を買うならxxが安い」といった情報を元にしてなるべく安く買えるような買い物スタイルを取るようになりました(それ故Amazonを多用するようになりましたし)。
所得が増えない以上、そうする以外に手はないですからね。

ですからTVでのアンケートでもこの通り、90%近い人がアベノミクスの恩恵を受けていないと答えています(でも私は「悪くなった」と「変わらない」が逆じゃないとおかしい、と思うのですが)。
それでもマスゴミは「景気回復」「円安は素晴らしい」「アベノミクスマンセー」といった報道ばかり繰り返すのですから呆れます。
マスゴミがこういったことを続ける限り、日本がまともな国になることはない、と思うとうんざりしますが…


消費増税についての話が長くなりましたが、当初消費増税決定直後に書こうと思っていたネタをここで書いたらそうなってしまった(上記の通り、その時はショックが大きくて書く気が起きず、その後書くヒマがなく放置プレイだった)ことをご了承ください。
そして同じ頃に起こったショッキングな出来事としては2020年東京オリンピックの決定。


まさか東京になってしまうなんて…


これについては上にリンクした過去エントリに書いた通りですが、こんなガラパゴス国家がオリンピックなんかやっても世界に恥をさらすだけ、税金をムダ使いした挙句土建屋を儲けさせるだけで終わるんだから止めろ、と今でも思っています。
いつものようにマスゴミはオリンピック開催決定後それを礼賛する報道ばかりを垂れ流していましたが、果たして5年後も同じような「東京オリンピックは素晴らしい」といったマンセー報道を続けられるのかが見ものです。
その頃にはそれによる歪み、悪影響が明確に出始める、と私は思っていますからね。
まぁマスゴミはいつもの得意技「権力側に都合のいい情報だけを垂れ流し」を使うのでしょうが。


そして今年は特定機密保護法の国会審議が大きなニュースとなったことで、私としては国会での法案審議プロセスに改めて注目することになりました。
元々国会における法案審議は「国会内ではまともな議論をせず、国会の外で与党及び法案賛成派政党が談合して全てを決めてしまい、それを国会で数の論理で成立させる」といったやり方が横行し、「これが民主主義国家のやることか?」と思ってしまうような代物ですが、特定秘密保護法案の審議においても同じで「またか…」と思ったものでした。
そして法案に反対する活動家やプロ市民が大規模な抗議活動を繰り広げましたが、彼らのミスリードを誘うような言い分には「こいつら何言ってんの?」と思わずにはいられませんでした。
「法律自体は必要。しかし議論があまりにも拙速で、不公正な審議プロセスにより法律が作られることには反対」というのがこの法案に対する私の意見でした。
それに基づいて法案の審議のニュースに対してツイートしていたら、それに対し法案反対派の人がツイートをRT、といったこともあり「そんな意味でツイートしたんじゃないんだけどなぁ。法案に絶対反対じゃないし」と思ったこともありました。
そしてこの出来事により抗議活動を繰り広げる活動家やプロ市民といった人たちへの私の見方も変わりました。
「もし本当に廃案にしたいのであれば、国会に火をつけるなり、爆破するなりすればいいじゃないか。そうすれば当然審議はストップし、廃案になる」と私は思ったのですが、言うまでもなくそんなことをする反対派議員や活動家、プロ市民はいなかった。
結局のところ彼らは「リスクフリーなスタンスから抗議することしかせず、自らを犠牲にしてでも自分たちが反対することを止めようという気はさらさらない」ということがはっきりしました。
これにより彼らの胡散臭さがよりはっきりしましたし、「抗議活動をするのであれば、たとえそれによって逮捕されようが、命を落とそうが文句を言う資格はないのだから、そういう覚悟でやれ、もしそれが嫌なら最初からそんなことするな」と思うようになりました。
しかし実際にそういったことが起きると「不当逮捕だ!!」とか言って騒ぐのでしょうが。
そういう覚悟がないのであれば言うだけにしとけ、と思いますね。


かなり長くなってしまいましたが、今年私が特に気になった時事問題はこんなところでしょうか。
もちろん気になったニュースは他にいくつもありますけどね(シリア問題とか。それらについて書き始めるときりがないので割愛)。


というわけで今年のブログ更新もこれで最後。
それではよいお年をお迎えください。