これで4年目… いつまで続くの?

夏と冬の恒例行事になったとも言える「節電お願いしま〜す」ネタです。
これまで私は電力供給を正常化する努力を全くと言っていい程せず、安易な節電要請で乗り切ろうとしている政府と電力会社の怠慢な態度を批判するエントリを何度となく、しつこく書いているわけですが、


節電してはいけません!!(2011/10)
節電はするな、Just ignore it!!(2012/05)
計画停電? ふざけんな!!(2012/06)
これは「人災」なのに…(2012/07)
さっさと原発を動かしやがれこの野郎!!(2012/11)
今年で3年目:もういい加減にしろ!!(2013/07)
もはや季節の風物詩?:節電(2013/12)


今日から夏の節電要請期間開始、ということでお昼にまたもや九電、福岡県、福岡市職員が「節電お願いしま〜す」といってパンフレットを配る(そしてそれを取材するマスゴミ関係者が集まる)天神の新天町にそれを見に行ってきました。

そして私にパンフレットを渡した九電職員に対して安易な節電要請について抗議してきました。
「さっさと原発を再稼働して電力供給を正常化して無理な節電をしなくても済むようにし、そしてそれができないことで上げた電気料金を元に戻せ」と。
「そんなのムダな努力じゃないか」と言われようが、私は言うべきことは言わないと気が済まない人間なので、この問題が解決しない限りは声を挙げ続けますし、上記のこれに関するエントリのリストも長くなっていくことになります。

自分たちがやるべきことを全くしていないのに、安易に神頼みとか言うな!! と言いたくなります。


そして帰宅後ローカルニュースをチェックしようとしたら集団的自衛権行使の容認に関する閣議決定についての記者会見をやっていて肩すかしを食らわされましたが(国会で議論したわけではなく、密室内で内輪で決めただけのことについてわざわざ記者会見するな!!)、2台のゴニョゴニョチューナーを駆使して各放送局の節電要請関連のニュースをチェック。
そして相変わらず「節電に協力しましょう」的なことばかりを垂れ流すマスゴミに失望させられました。
まぁ最初から全く期待していませんでしたが…
本来であれば「電力供給を正常化する努力を全くと言っていい程せず、安易な節電要請でユーザーにツケを回しているのは電力会社及び政府の怠慢だ」とこのようなやり方を批判しないといけないはずですが、大本営発表の垂れ流ししか能のないマスゴミ各社は当然そんなことはしない。
いつものことながら呆れて物が言えません。
だから…

こんなおかしな調査結果が出たり…


こんなバカなことを言う奴が出てくるのです。
まともな頭で考えれば4年にもわたって節電節電言われ続けているのはおかしい、と気づくはずなのですが…
こういったことは日本以外では有り得ないでしょう。
いつも言うことですが、日本には自分で物事を考えて行動することができず、メディアの言うことを鵜呑みにするバカが多い、ということがこういったところからも分かりますね。
ですからマスゴミ各社は本来の仕事をして、伝えるべきことはきちんと伝えて欲しいところですが、所詮彼らの役目は「権力者に都合のいい情報を流し、国民を洗脳すること」ですから期待するだけムダでしょうが。


そしてこのような過度な節電要請が経済の足を引っ張っている、ということも認識してもらいたいところ。

このように多くの企業が電気料金の上昇分を価格転嫁できず(電気料金の安い海外と競争している業界であれば当然)経営を圧迫しているというのですから、この問題を解決することは日本の経済、そして雇用にとって重要なはず。
それなのに電力会社も政府も何もせず「節電お願いしま〜す」で済ませてしまうというのですから呆れます。
そしてこのような横暴に何も文句を言わず、仕方ない、とこのような状況を受け入れている経営者も不思議でならない。
日本以外の国ではこういったことは有り得ず「やってられるか」と企業は堂々とこのような状況に抗議し、それに対する対抗策を取るでしょう。
しかし日本では企業があからさまに政府を批判するようなことをするといじめに遭う(突然税務調査が入るとか事業に必要な許認可を与えないとか。政府が企業を黙らせるためによく使う手口)から、文句も言わず従順にひどい仕打ちに耐えているのでしょうが。
私がそういう立場であればさっさと国内事業を縮小し、製造拠点を海外に移転、そしてそれによりリストラされてしまう従業員には「恨むのならこの会社ではなく、こうせざるを得なくした電力会社と日本政府を恨め」と言いますね。
日本以外の企業であればこのような仕打ちを受ければ当然そうするでしょうし。


もうこうなったら電力消費量が供給量をオーバーして大規模な停電に陥り、人的、経済的に大きな損害を被る、といった状況になった方がいいのかな、と思わずにはいられません。
そうなれば誰もが我々が今置かれている状況が異常であることを認識し「何とかしろ!!」「原発を再稼働すればいいだろ!!」という話になるでしょうから。
しかし日本だとそうではなく「再び同じようなことが起きないよう更なる節電を」とかいう方向に行きそうなのが怖い…


そういえば先日脱原発バカと一悶着あり、そのことも書くつもりだったのですが、時間がないのでそれについては日を改めて書くことにします。