モバイル空間統計に関するデータ利用の停止手続きをしてみたが…

ドコモは今年9月、翌月(10月)から収集した自社携帯ユーザーの位置情報等を学術分野・産業分野でも利用できるようにすると発表しました。


ドコモからのお知らせ : モバイル空間統計の実用化および携帯電話ネットワークの運用データ利用について | NTTドコモ


私はこのことをIT系情報サイトで知って「匿名化されるとは言え、俺の位置情報を勝手に使うんじゃない」ということで情報利用のオプトアウト手続きをするつもりでいたのですが、最近まですっかり忘れていました。
しかし先日WBSで携帯電話の位置情報についてのニュースをやっていて、「そういえば」と思い出して手続きをすることに。
そこで昨日少し時間があったので、ドコモショップへ足を運びました。
その時は「モバイル空間統計」という言葉を知らなかったので(普通思いつかないよ)「位置情報利用の停止手続き(オプトアウト)をしたい」とショップ店員に告げていたのですが、一軒目のドコモショップでは受付のおねいさんは私の言ったことを理解して「その他の手続き」の番号札を渡しましたが、待ち時間が40分程、というので諦めることに。
しかしこの後移動する予定の場所にドコモショップがあるので、そこへ行けばいいか、と思い移動。
そして目的地到着後そのドコモショップへ入り、受付のおねいさんに同じことを言いました。
ところが彼女は私が言わんとしていることを全く理解せず「位置情報をドコモ外へ提供し、利用するようなことはないので、そんな手続きはないし、できない」の一点張りで押し問答に。
私が「責任者を呼んでこい」と言っても「そもそもそんな手続きはないので、責任者を呼んでどうこう、といったこともできない」とほざく始末。
しまいには「他のお客様のご迷惑となりますので、お引き取りください」などと言いやがる。
当然私は「他のお客様(そして私)に迷惑をかける原因となっているのはあなたの無知、無能さじゃないの? ふざけたことを言うんじゃない」と言い、最後に「こんなクソショップになど二度と来るものか!!」と言ってショップを出ました。
つまりショップ店員の無知のせいで門前払いを喰らったのです。
私は国内全携帯キャリア(MNO)との契約経験があり、当然それぞれのキャリアショップも利用したことがありますが、こんなひどい仕打ちを受けたのは初めてです。
「詐欺師キャリア」SoftBankショップではなく、まさかドコモショップで… とショックを受けたのは言うまでもありません。


そこでドコモショップで手続きするのを諦め、151(ドコモのカスタマーサポートダイヤル)に電話して手続きすることに。
事前に上記のドコモのお知らせを見ておいたので、オペレーターのおねいさんに「モバイル空間統計に関するデータ利用を停止したい」と言うだけですぐにオプトアウト手続き完了。
もし私がドコモショップに行く前にドコモのお知らせを見て「モバイル空間統計」という言葉を使っていればまた違ったことになっていたかも知れませんが、あの受付のねぇちゃんの無知さ、無能さを考えると結果は同じ、「モバイル空間統計って何?」と言われるのがオチだったかも、と思わずにはいられません。
当然このドコモショップで起こったことはオペレーターのおねいさんにショップ名を含めて全て話しておきました。
今回の出来事は問題のドコモショップへ報告し、改善するよう促す、とのことで、個人的にはマネージメントから店員まで総入れ替えになって欲しい、と思っています。
少なくともあの時受付にいた女性店員はクビですね。
このような出来事は客に非常に悪い印象を与え「こんなクソな対応をするキャリアなど使えるか。 解約/MNPする!!」といったことになりかねないため、是正しなければならないのですから当然です。


話は変わってモバイル空間統計に関するデータ利用を停止する手続きについて。
151のオペレーターのおねいさん曰く「ドコモショップやMy docomoでは手続きできない」とのことなので(つまり私が最初にやっていたことはムダ足だった、ということ)、151で手続きするのが正解。
手順としては…


・ドコモ回線から151に電話。
・音声ガイダンスが流れたらダイヤルパッドから「0」(その他の手続き)を入力。
・オペレーターにつながったら「モバイル空間統計に関するデータ利用を停止したい」旨を伝える。
・回線契約者の本人確認が入るので、オペレーターに自分の名前を告げ、促されたらダイヤルパッドでネットワーク暗証番号を入力。
・本人確認が通れば実際の手続きがなされ、これで完了。


となります。
基本的にモバイル空間統計データの利用が停止されました、という書面での通知はされず、My docomoによる確認も不可とのこと(=151経由で問い合わせる必要あり)。
しかし「書面での証明が絶対に必要」というのであればそれをドコモ側で作成し別途郵送する、というのは可能とか(ただし無料なのか有料なのかは不明)。


そして最後にもう一つ。
昨日の出来事そのものについてはTwitterで既につぶやいていたことなので改めてブログエントリする必要はなかったのですが、それでも今回敢えてそうしたのは実はこれが書きたかったから。
上記の通り昨日のこの出来事については随時Twitterでつぶやいていたのですが、なぜかそれにSoftBank信者が絡んでくるのです。
これは今回だけでなく、これまで当ブログでドコモ、auを批判したエントリを書いた時にも同じようなことがありました。
例えば一年程前にauの契約者IDの複雑さとauショップの店員の無能さについて書いたこのエントリとか。
この時はアンチSoftBankな人には有名?なソフトバンクいちろー氏がそのエントリについて何かつぶやいていました(内容は覚えていないし、検索する気もない)。
恐らくSoftBank信者な人がドコモやauをdisっているブログエントリやツイートを見つけ、「それ見たことか」と喜んでいるのでは、と思うのですが、私がドコモやauを批判するのと、SoftBankを批判するのとでは全く意味が異なります。
以前にも何度か書いている通り、私は以前SoftBankを利用していて散々ひどい目に遭っているので(今でもSoftBank回線に電話すると突然通話が切断されたり、ノイズが乗ったりといった間接的な被害を受けている)、完全な「アンチSoftBank」です。
上に「詐欺師キャリア」と書いていることからもそれは明らか。
とか言いつつプリペイド回線持ってますけどね。
そもそもSoftBankがユーザーに対し行なっている数々の悪行を知れば、アンチになるのが当然ですし、もし友人、知人などが「SoftBankに乗り換えようかなぁ」などと言おうものなら殴ってでもそれを止めるのが良識ある人間の義務、とすら思っている程ですから、私がSoftBankを批判するのは彼らが行なう悪行の被害者をこれ以上増やさないためにそういった情報を提供する、というのが主な目的。
それに対しドコモやauを批判する目的はそれではなく、一ユーザーとして「こういったところはダメだから、改善して欲しい」というのが主。
今回のドコモショップの無能な店員によって門前払いを喰らい、やりたかった手続きができず非常に不愉快な思いをした出来事についても、そのドコモショップに対しては未だに怒りを持っていますが(今後一年ぐらいは絶対に行かないつもり)、ドコモ自体に対する怒りは151のオペレーターのおねいさんの的確なアフターフォローのおかげで治まっています。
今回の出来事はあくまで一人の無能なドコモショップ店員のせいであり、ドコモ全体のせいではない、ということが分かりましたから。
事実別のドコモショップ店員は「モバイル空間統計」という言葉を使わなくても私が意図していることをちゃんと理解しましたからね。
しかしSoftBankの場合はキャリアショップが腐っていればコールセンターも腐っているし(オペレーター対応にたどり着くのが非常に難しいらしいですし)、そもそも会社自体が腐っている。
そういったところが全く違います。
ですから私のドコモ、auを批判するブログエントリやツイートを見て「やっぱりドコモやauはクソ、SoftBankが一番」などと思うのは全くの見当違い、ということになります。
分かったかねSoftBank信者諸君。