ジャンクゲーミングキーボードを買いメンテナンス

少し前にブックオフのジャンクコーナーでロジクールのゲーミングキーボードが500円で売られていたのを見つけ購入。

かなり汚かったのですが(とは言え昔実家で見た私の弟が使っていたPCのキーボードよりは全然きれいだったりする…)、500円なら、ということで購入することに。
今回購入したのはこれ


Logicool G213 Prodigyゲーミング キーボード、RGBライト及びアンチゴースティング機能付き


ロジクールのエントリークラスのゲーミングキーボードで、家電量販店で見てみると6000円程で売られていました。


帰宅後確認すると水拭きでは取れない汚れがあちこちにこびりついており、タバコのヤニ臭っぽい臭いも少しある。
そこでキートップをすべて外し、それら全てを一つ一つアルコール拭きして汚れを落とした後食器洗い用洗剤を溶かしたお湯に漬けて漬け置き洗いし、キーボード本体も徹底的にアルコール拭きしてクリーニング。

キートップをすべて外したところ。

クリーニングが完了し、キートップも付け直して元通りにしたところ。
上にヤニ臭っぽい臭いがする、と書きましたが、クリーニングする時に使ったクリーニングシートが茶色くなることはなかったので違ったのかな、と思ってますが、とは言え鼻をキーボードに近づけてクンクンしないと分からない程度の臭いなので問題ないのですが…


その後動作確認し、全てのキーが問題なく動作することを確認した後メインデスクトップPCのキーボードを入れ替えて使い始めました。
ロジクールのゲーミングデバイス向け専用ユーティリティーソフトが使っているマウス(エレコム製のマルチボタンワイヤレスマウス)のユーティリティーソフトと干渉してPCの動作が不安定になったりすると嫌だな、と思ったのですがそういうことはなく杞憂でした。

言うまでもないでしょうが、ゲーミングキーボードなのでキートップが様々な色に光ります。

とは言え様々な色でピカピカ光るのはウザいので専用ユーティリティーソフトで常時白点灯する設定にしました。
キートップ照明をOFFにするとキーの印字が見にくいというのもありますし。
エントリークラスのゲーミングキーボードなのでメンブレン式なのですが、メンブレンスイッチ特有のブヨブヨした感触は皆無で、カチッとしたキータッチで反応も早く、メカニカルスイッチっぽいキータッチで素早く入力できます。
こういったところはさすがゲーミングキーボードですね。
気になって家電量販店のキーボードコーナーに置いてあるCherry MXメカニカルスイッチのテスターを何度もカチャカチャして比較してみたのですが、赤軸に近い、もしくは少し茶軸寄りのキータッチかなぁ、と感じました。
私はそんなにタイプ速度が速いわけではないのですが、それでも時にIMEがタイプスピードに追いつけない程のスピードで入力できるので嬉しいですね(PC/ブラウザの動作が重くてIMEが追従できないだけ、という説もありますが)。
とは言え所詮はメンブレンスイッチなのでやはりメカニカルスイッチには勝てないのですが(比較するとやはりキータッチのカッチリ感が違う)、それでもそれに非常に近いキータッチを実現していてこれに関しては非常に満足しています。


キータッチ以外のこのキーボードのいいところとしては…
パームレストが付いている
私はプライベートではずっとパームレストが付いたキーボードを使っているので、やはりパームレストはあるに越したことがないですね。
・Fnキーがない
ゲーミングキーボードにはホットキーやキーボードマクロを実行するために同時押しするためのFnキーがあるものが多いですが、これにはありません。

私は右Ctrl、Altキー周りなどをキーマップ変更ソフトを使って変更しているのですが(アプリケーションキーとAltキーの位置を入れ替えるなど:こうするとCtrl+Alt+Delを片手で押せる)、その周りにFnキーがあると私の使い方にはじゃまになるのでない方が好ましいんですよね。
・メディアプレイヤー操作ボタンがある

これはゲーミングキーボードでなくても多機能キーボードには付いていることが多いですが、メディアプレーヤーソフトがバックグラウンドにあっても操作が可能ですし、ネイティブのメディアプレーヤーソフトだけでなくChrome上で実行しているGoogle Play Musicの再生操作もできるので便利です。


逆にこれはイマイチ、と思うのが…
・キーの汚れが目立つ
キートップがつや消し仕上げなこともあり脂汚れが付くと目立ちます。
とは言えこれは「キー入力時に滑りにくい」というメリットでもあるのですが…
キートップ照明設定ががソフトウェア制御式
上位機種のゲーミングキーボードには照明の色などの設定を本体のメモリに保存し、他のPCにつないでも同じ設定で動作させられるものもありますが、このキーボードでは各種設定を専用ユーティリティーソフトで制御するためPCの電源を入れた後スタートアップでユーティリティーソフトが起動してからキートップ照明が設定した色で光るようになります。
この挙動には違和感を感じて仕方ないのですが、これに関しては価格的なことを考えると無理もないのかな、と思うところ。
どうしても嫌ならキートップ照明をOFFにする、という選択肢もありますし(上記の通りキーの印字が見にくくなるので、それとのトレードオフになりますが…)。
キートップ照明が青っぽい
上に書いた通り私はキートップ照明を白に設定しているのですが、真っ白ではなく少し青っぽい色で光るのが不満。
そこでそれを中和するためカスタム設定で少し黄色を混ぜると今度は黄緑っぽい色になるし…
他の色に設定しても(青以外は)青っぽく光りますし、何だかなぁ、と思ってしまいます。
・Caps Lock等の状態を示すランプ
これらのランプ、点灯色は白でしかもかなり明るいのですが、そんなに目立つ必要があるランプではないのでもう少し暗く、色も一般的なキーボードで使われることの多い緑やオレンジの方が好ましい、と思うのですが…


数としては不満点の方が多いのですが、そのいずれも些細なものなのでそれ程気にはならず、逆にキータッチの良さに代表される利点の方が勝るので、500円でいい買い物をした、と思っています。
とは言え個人的はUSBハブが付いていればそこにマウス(及びワイヤレスマウスのレシーバー)を接続できて便利なのになぁ、と思っているのですが…


今回メンブレンスイッチながらメカニカルスイッチっぽいキータッチのキーボードを手に入れそのキータッチに満足しているのですが、やはり次はメカニカルスイッチのキーボードだな、と思っているので今度キーボードを買い換える必要が出た際はメカニカルスイッチのキーボードにしようかな、と思っているところです。