TelkomselプリペイドSIMカード

ひさびさのモバイルネタです。
タイトル通り、インドネシア現地キャリアのプリペイドSIMカードを入手。
購入後けっこう時間が経ってしまいましたが…

今回私が選んだのは現地シェア一位Telkomselが出しているsimPATI ekstra
というプリペイドSIMカード
もちろん知人に聞いてGPRSが使えることを確認してから購入。
店の人に聞いてもまず間違いなくGPRSのことなど知らないでしょうから。
回線を開通させるためには利用者登録が必要なようですが、このSIMカード
購入した店のねぇちゃんが自分のIDカードを使って利用者登録と回線開通を
行なってくれたので、特にこちらでは何もしてません。
つまり私のこのSIMカードはこの携帯電話屋のねぇちゃんの名義になっている、
ということです。
セキュリティーの観点からの利用者登録のはずなのに、これではまったく無意味。
おそらくこれは私が外国人旅行者だから、その便宜を図ってそうしているだけ
だと思われますが、これでいいのかなぁ。
このSIMカード、定価はRp.10000(Rp.=インドネシアルピア、Rp.100=約1.25円)
と書かれていますが、私はRp.25000で購入。
最初「ボラれた!!」と思ったのですが(それが分かっているのならなぜ値切らない、
と言われそうですが)、もしかすると差額分は利用者登録料だったのかも知れません。
気になる人は購入時に値段交渉してみましょう(それが本来インドネシアの常識)。


SIMカードに含まれている利用料金はRp.5000。
これではほとんど使えないので、すぐにリチャージしておきましょう。
後述するGPRSアクティベーションにも必要です。
とは言えこのプリペイドSIMカード、外国人にとっては使い勝手があまりよくない。
SIMカードのパッケージ、中に入っている説明書共にほぼインドネシア語オンリー。
説明書の最終ページと利用料金表の一部、そしてリチャージカードには英語の記載が
ありますが、他は全てインドネシア語
私には多少インドネシア語の知識があるので何とかなったものの(それでも細かい
ところがよく分からない… 読むのは苦手)、そうでない人は英語または日本語の分かる
現地の人に使い方を聞いておくといいでしょう。


購入当初の状態ではGPRSは使えず、アクティベーションする必要があります。
方法ですが、6616に
GPRS (SIMカードに書かれているICCID No.(16桁の数字))
というSMSを送信します。
例えば GPRS 6210123456789012
といった具合です。
ICCIDはパッケージに書かれている電話番号の下にも書いてあります。
GPRSという文字とICCIDの間にはスペースが入るので注意。
私の場合はこれを知らずに2回アクティベーションに失敗し、「コマンドが間違えて
います」といった旨のSMSが送られてきたので要注意。
説明書には「GPRSアクティベーションに成功しました」という旨のSMSが送られてくる
と書かれていますが、実際には送られてきません。
携帯電話の電源を一度OFFにし、再度ONにするとGPRSが有効になります。
このGPRSアクティベーションですが、プリペイド残高がある程度ないと(どれ
ぐらいの額なのかは不明)行なえないので(SMS自体は送信できるが、有効にならない)、
SMS送信後GPRSが有効にならないようであればプリペイド残高を確認しましょう。
あとアクティベーションにはSMS送信料Rp.350(国内他社携帯向けSMS送信料金)が
かかります(アクティベーションに失敗してもかかる)。
ちなみにGPRSをMMSに変えるとMMS、IRに変えると国際ローミングアクティベーション
できます。
これらもSMS送信料Rp.350が必要です。


Telkomsel simPATI ekstraの各種情報です。
プリペイド残高確認:*888#
GPRS接続のAPN:Telkomsel
ユーザー名:wap
パスワード:wap123
プロクシサーバーアドレス/ポートNo.:10.1.89.130/8000
通常はGPRSの設定はSIMカードから自動的に読み込まれ、設定されるので手動設定は
不要。
初期設定PINコード:1234


ただしGPRSの通信速度は話にならない程遅い上に接続が安定しない。
突然接続が切れてしまったり、データ通信が止まってしまうこともしばしば。
Opera Miniは頻繁に通信エラーを出すし、Mobile Google Mapsはなかなか地図データを
読み込まない、というかバリのまともな地図がない(衛星画像はけっこう解像度の高い
ものが(一部)用意されている)し、メールチェックにも一苦労。
通信速度はおそらくカンボジアよりも遅いでしょう。
インドネシアでは3Gサービスが開始されていますが、それでこのスピード。
はっきり言って3Gの意味なし。
タイDTACのGPRSのほうが断然速い(GSMなのに)。
まぁインドネシアという国はネット後進国。 インターネットインフラに関しては
東南アジアの中でもかなり遅れた国だから当然といえば当然か。
GPRSにあまり過度な期待はしない方が無難です。