3HKプリペイドSIMカードの不思議

以前も書きましたが、私は香港のキャリア3HKのプリペイドSIMカードを持っています。
HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card」というデータ通信に特化したSIMカードです。
データローミングにも対応し、日本で使うとSoftBankホワイトプラン、ドコモよりも安いGPRS料金
でデータローミングを利用できることもあり、日本では予備データ回線および各種テスト用として
使っています。


しかしこのプリペイドSIMカード、一つ不思議なことがある。
それは接続キャリアを手動選択モードにできない、ということ。
例えばX01HTではこのように

左が通常(ここではSingTelのプリペイドSIMを入れています)、右が3HKプリペイドSIMを入れた状態。
左にはネットワーク選択モードを選ぶプルダウンメニューやネットワークの検索ボタンが
ありますが、右にはない。
つまり自動選択のみで、利用できるキャリアを検索し、手動で接続したいキャリアを選択すること
ができないのです。
ちなみにノキア端末だと手動モードへの切り替え、接続するキャリアの選択はできるものの、その後
キャリア選択モードが自動に戻ってしまい、手動に固定できない。
そのためローミング中は様々な不具合が発生します。
甲斐大和病の検証をしていた際にはドコモの電波をつかまなくなった、と思ったらSoftBankに自動で
切り替わってしまい検証にならなかったし、カンボジアでは唯一GPRSローミングが利用できたSamart
(KHM Hello GSM)を手動で選択しているにもかかわらずいつの間にやらCamShinやMobitelに切り
替わってしまいGPRSが使えなくなっていてネットワーク検索からやり直し、ということが何度も発生
していました(特にシェムリアップで泊まった宿の部屋で使うと最悪だった)。
この件は以前から不思議には思っていたのですが、このSIMカードX01HTに入れてみてようやくその
原因が分かりました。
まさかこういうこととは思ってもみなかった。


この現象、私が持っているSIMカードの中で発生するのはこの3HKのプリペイドSIMのみ。
他のSIMカードではポストペイド、プリペイドを問わず発生しません。
どうしてなんだろう?
もしかして3HKの仕様だったりして。
この件についてご存知の方(いるのか?)がいらっしゃったらコメントいただけると幸いです。