イーモバイル国際ローミングを使う in 香港 その1

My EMobileで先月のイーモバイルの利用料金をチェックすると、「国際ローミング利用料」という項目が。

そう言えば先月香港に行った際にS11HTで国際ローミングをテストしたことを思い出したので、今回はそれについて書くことにします。


国際ローミングが使えるイーモバイル端末はHTC製スマートフォンシリーズとH11HW、そして近日発売予定のH12HWですが、SIMカードSIMロックフリーGSM/3G端末に差し替えることにより非対応端末でも国際ローミングを利用できます。
しかしその場合は国際ローミングが有効になってない可能性があるので、イーモバイルに確認した方がいいでしょう。


イーモバイルの国際ローミングについてはこちら


香港ではCSL、SmarTone-Vodafone、3HKの3社のネットワークを利用できます。
しかし私が香港で最初にS11HTの電源を入れた時は…

ローミング対応していないはずのNew World Mobilityのネットワークにつながりました。
New World MobilityはCSL傘下に入った後完全に統合されたようで(実際今回香港でNew World Mobilityのショップを見なかった)、CSLのネットワークとして接続された、ということでしょう。

左がCSL、右がSmarTone-Vodafoneのネットワークに接続した時の画面。


S11HTGSMに関してはSIMロックフリーなので、海外ではイーモバイル以外のSIMカードも利用できます。

上の画像はどちらも3HKのGSMネットワーク(3DualBand)に接続していますが、左はイーモバイルSIMカードを使ってのローミング、右は3HKのHSDPA対応プリペイドSIMカードを使った時のもの。
左にはローミング中であることを示す三角のマークが出ていますが、右には出ていません。


それでは香港ではどのキャリアのネットワークを使うのがベストなのか。
上記のスクリーンキャプチャー画像で既にお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、ズバリCSLです。
理由はイーモバイルの国際ローミングに対応するキャリア中CSLだけが唯一EDGEに対応しているから。
(電波強度マークの左にある「E」 マークがEDGE対応であることを示します)
そのため他の2社よりも高速なパケット通信を利用できます(とは言え所詮はGSMですが)。
イーモバイルの場合はどのローミング先キャリアを使っても料金は変わりません。
ですから躊躇することなく最も品質がよいネットワークにつなぐことができます。
SoftBankだと利用するローミング先キャリアによって料金が違いますから、ローミング料金を浮かすためにネットワーク品質が劣るキャリアに接続せざるを得ない場合もある(オーストラリアなんかがそう)ことを考えるとこの方がいいですね。


イーモバイルの端末を使った国際ローミングではGSMネットワークしか利用できませんが、別途3G/HSDPA対応SIMロックフリー端末を用意すれば3G/HSDPAネットワークに接続することもできます。
それについてはまた後ほど。


おまけ

ローミング接続時に現地キャリアから届くウェルカムSMS。
左がCSL、右がSmarTone-Vodafoneからのもの。
CSLでローミングして音声通話を利用するとキャセイのマイルがもらえるんですね。
ちなみに3HKからは届きませんでした。