イーモバイル国際ローミングを使う in 香港 その2


ノキアSymbian S60端末の待ち受け画面のキャリア名表示に「EMOBILE」の表示。
しかもHSDPAネットワークに接続中(「3.5G」という表示が出てますね)。
「何じゃこりゃ?」と思われるかも知れませんが、SIMロックフリー3G/HSDPA対応端末にイーモバイルSIMカードを挿して国際ローミングを利用するとこうなります。

実はこの通りCSLのHSDPAネットワークにローミング接続中。


SIMロックフリー端末でイーモバイルSIMカードを使用する場合、GPRS設定は自動で端末に設定されないので自分でGPRS設定を作成する必要があります。
GPRS設定は日本国内で使う場合と同じ。


APN:emb.ne.jp
ユーザー名:em
パスワード:em
ダイヤルアップ電話番号:*99#



Symbian S60 3rd Edition端末の場合上記のようになります(接続設定名は任意で)。
「Options→Advanced Settings」は特にいじる必要はありません。
データ通信を必要とするアプリ/サービスを利用する際に先程作成したアクセスポイント設定を選択すると、このように接続されパケット通信が始まります。

香港でイーモバイルの国際ローミングが利用できるキャリア、CSL、SmarTone-Vodafone、3HKの3社ともHSDPAサービスを提供しています。
とは言え香港だとプリペイドSIMカードが簡単に買えるので、SIMロックフリー端末を持っているのであればこんなことをする必要は全くありません。
しかし国際ローミングが利用できる、というのなら試してみたくなるんですよね。
データ通信が主目的であれば素直に3HKの「HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card」を購入するのがベスト。

これがHSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Cardの現行パッケージ。
データ通信メインのプリペイドSIMカードですが、音声通話やSMSも利用可能です(ただし割高)。


最後にイーモバイルの国際ローミング利用時の注意点をいくつか。
ドコモやSoftBankと異なりイーモバイルのデータローミング料金には50円/25KBのミニマムチャージがあります。
そのため頻繁に接続/切断を繰り返す使い方をすると料金が割高になる恐れが。
一度接続したらなるべく回線を切断しないようにした方がよいでしょう。
そして当然ですがローミング中はパケット定額にはならず従量課金となります。
日本国内と同じ感覚でガンガン使うと後から請求書を見てぶっ飛ぶことになるので要注意。