イーモバイルが国際ローミングサービスを開始

昨日S11HTにこんなSMSが届いていました。

イーモバイルが国際ローミングサービスを開始するそうです。


国際ローミングサービスを7月29日(火)より提供開始 〜中国、香港、タイ、台湾などアジアの主要国・地域から順次提供〜


近い将来国際ローミングサービスを提供する、ということでしたが、意外とサービス開始が早いなぁ、
という印象を受けました。
しかし利用可能な国はアジアを中心とした10カ国/地域とまだ少なく、ローミング可能な現地キャリア
数も少ないので、これからのローミング対応国/ローミング対応現地キャリアの拡充が課題でしょうね。
とは言えAIS(タイ)やTelkomsel(インドネシア)といった現地シェア一位キャリアを押さえているのは
褒められます。
アジア好きの私としてはアジアの主要な国々がカバーされているのがうれしいところ。


料金については国/地域によって傾向が異なりますが、例えば香港で使う場合で他社(ドコモ、SoftBank)
と比較すると現地番号への通話と日本以外への国際電話は割安で、日本向けの国際電話と着信は割高、
となります(ただしローミング着信料はドコモより安い、というかドコモが高すぎ)。
ローミングパケットチャージは他社と横並びの2円/KBで、しかもミニマムチャージあり(50円/25KB)。
ドコモ、SoftBankGPRSについてはミニマムチャージがないので、その点は不満。
一度確立したデータセッションは極力切断しない、という使い方が求められそうです。
データ通信に特化したキャリア、ということで他社よりも割安なデータローミングチャージを期待して
いただけに残念です。
もちろんデータ通信は定額ではなく、別途課金されるので注意!!
(ローミングですから当然ですね)


このイーモバイルの国際ローミングサービスについていくつか疑問点が。
そこでコールセンターに電話して聞いてみました。


Q1:イーモバイルSIMカードを他のSIMロックフリー端末に挿して国際ローミングを利用できるか?
A1:もちろんYES(当たり前ですね)。


Q2:イーモバイルのSIMを3G対応端末に挿して国際ローミングを利用すれば、3Gサービスが提供されて
いる国では3Gネットワークを利用した高速データ通信は可能か?
A2:これもYES。 S11HTは海外ではGSMしか使えませんから、これはうれしい。


Q3:データ契約のSIMでも国際ローミング(もちろんデータローミングのみ)は利用できるか?
A3:これもYES。 ただしイーモバイルが提供するデータ端末はHSDPA/1700MHzにのみ対応なので、別途
GSM/W-CDMAに対応するSIMロックフリー端末が必要。
そして国際ローミングが利用できるのはポストペイド契約のSIMのみで、プリペイドでは不可。


コールセンターの人は最初私の質問を少々誤解していたフシがある(SIMカードを現地のものに挿し替えて
云々、といったことを言っていた)ので、特にA3についてはちょっと怪しいですね。
まぁ昨日発表されたばかりの(まだ開始されていない)サービスについていろいろ聞いたのですから、
無理もないのかも知れません。
気になる方はご自身で確認されることをお勧めします。


というわけで次の海外旅行(以前書いた通り行き先はおそらく香港)の際に試してみようと思っています。
その折にはまたエントリします。