Nokia N82のファームウエアをアップデート

Nokia N82の最新ファームウエアがリリースされたとのことで、早速アップデートすることに。

Nokia N82のファームウエアアップデートは購入後これで2度目。
今回はバージョン番号が大きく変わる(11.0.117→20.0.062)ので、メジャーアップデートと
いうことでしょうか。
Nokia N82は端末の各種データ、設定を保持したままファームウエアアップデートができる
ので、それ程気合を入れなくてもファームウエアをアップデートできます。
しかしそれでもファームウエアアップデートは失敗すると端末をゴミにしてしまいかねない
行為なので、そのへんは誤解なきよう。
一応端末上の各種データはバックアップしておきましょう。


今回のファームウエアアップデートで追加された機能の一つが、カメラで撮影した画像に
GPS位置情報(ジオタグ)を付加する機能。
つまり以前に書いた「Location Tagger」の機能が標準搭載になった、ということです。

レンズカバーを開けカメラを起動し、Optionsを開くと以前はなかった「Record Location」
という設定項目が追加されています。
これをONにすることによって撮影画像にGPS情報を付加することができます。

Record LocationをONにしてカメラを起動するとこのように

カメラの残り撮影枚数表示の右に衛星アンテナのマークが出て、この機能が有効になっている
ことを示します。
バツマークが出ている時(このスクリーンショットの状態)はGPS衛星を補足しておらず、
しばらくしてGPS衛星を捕捉し位置情報を取得するとバツマークが消え、撮影した画像に位置
情報を記録できます。


Nokia N82の内蔵GPSはインターネット経由でGPS衛星の軌道情報をダウンロードし、その情報を
元にGPS衛星補足速度を向上させるAssisted GPS(A-GPS)に対応していますが、これを利用する
には当然ネット接続環境が必要。
ちなみに一回の接続で約6KBのデータをやり取りします。
ネット接続にはGPRSアクセスポイント(SoftBankだとAccess Internet)を使い、WAP接続は利用
できません(つまりVF JP WebアクセスポイントやYaPNの利用は不可)。
ということはホワイトプラン/パケットパックなしブループランだと一回につき約10円、オレンジ
プランだと約5円がかかります。
Record Location機能を使う度にこれだけのパケット料金がかかるのは許せない、もしくは
GPRSが利用できない回線で利用する場合はA-GPSを無効にしましょう。
当然のことながらGPS衛星補足速度は落ちます。
A-GPSを無効にするにはMenu→Tools→Settings→General→Positioning→Positioning Methods
を開いて位置情報取得方法を選択する画面を開きます。

そこでAssisted GPSのチェックマークを外せばA-GPSが無効になります。


それにしてもこの端末標準のGPS位置情報記録機能、Location Taggerを使うよりもパケット接続
しに行く回数が多いような気がします(つまりより多くのパケットを消費する)。
私個人としてはこの機能はOFFにして、GPS位置情報記録は別途Location Taggerを利用した方が
よさそう、と思っています。


Nokia N82のファームウエアアップデートをしたついでにNokia E51のファームウエアアップデート
についても確認してみましたが、こちらは更新されたファームウエアはなし。

ちょっと残念ですが、Nokia E51は現状でも機能的に特に不満があるわけではないから、それ程
気にはなりません。
Nokia E61の最新ファームウエア(発売日に購入後初めてだ!!)がリリースされているので、Nokia
E61のファームウエアアップデートも近日中にやりたいと思っています。
それと手持ちのノキア端末のAllfiles化も。