平和バカの自己矛盾

本当は昨日エントリしたかったネタですが、一日遅れでエントリします。


夏は平和活動家、自称「平和バカ」の活動が活発になる季節ですが、毎年恒例のこととは言え本当うんざりします。

今年もきっとこういう人たちが長崎の街中を闊歩していたんでしょうねぇ。
(2007年撮影)
核兵器廃絶」という100%不可能なことを訴え続けるのはもういい加減止めましょうよ、世界の現実を知らない「平和ボケしたガラパゴスピープル」の皆さん。
オバマ大統領が核廃絶を訴えている」だから何?
アメリカ一国でそのような努力をしたところで他の核保有国が同調しないと意味ないんですよ。
そんなことも分からないんですかねぇ?


そもそも一度「核」という強大な力を得た国がそれを簡単に手放すわけがない。
アメリカ、イギリス、フランスといった西側先進国がそれを受け入れることがあっても、中国、インド、パキスタンがそれを受け入れることは絶対にないでしょう。
それが分かっていれば「核廃絶」と言うのは100%不可能な空絵事でしかない、という結論に達するのは当然のこと。
(私を含む)世界のほとんどの人々がそれが理想であるとは思っているものの、それが実現すると本気で思っているのは平和ボケした日本人だけ。
いい加減目を覚ましましょうよ。


それにしても「核廃絶」を目指す人たちが「アメリカの核の傘からの脱却を」というのは自己矛盾じゃないのか、と私は思うのですが、彼ら平和ボケな人たちはそうとは思っていないらしい。
麻生総理の「日本はアメリカの核の傘によって守られている」という発言はけしからん、撤回せよ、と被爆者団体などが訴えたそうですが(元ネタはこちら)、国民の生命、財産を守る責任を負う(ことになっているものの、実際にはこの国ではそうなっていませんが)一国の首相にそんなことができるわけがない。
常識で考えれば分かりそうなものですが、彼らにはそのような常識はないらしい。
もしそんなことが実現したら、この国は中国に喰われてしまうでしょう。
そしてその時どんな悲劇が待っているのかお分かりなんでしょうか。


それを防ぐ方法は2つしかない。
アメリカの核の傘に入る(=今現在の状態を維持)」か「自分で核の傘を持つ(=核武装)」のどちらか。
つまり「アメリカの核の傘からの脱却」と言うのは「核武装する」という意味になります。
世界常識で考えるとこうなります。
となると平和ボケガラパゴスピープルたちが訴える「核廃絶」とは完全に矛盾することになります。
これって一体何なんでしょうかねぇ。
本当この国って不思議でしょうがないなぁ。


「平和平和」言い続けていたら、いつの間にか国がなくなっていた、なんてことだけは御免被りたいですね。