これは「ドコモから出るフラグ」かな?


今日お昼の天神林檎店。
「新しいiPad」が発売される、という雰囲気はまだなし。


今更な話ですが、今朝「新しいiPad」/"The new iPad"(第三世代iPad/iPad 3rd Gen)が発表されました。
LTEサポート、Retina Display(9.7インチ 2048x1536)搭載が大きな話題ですが、私はあることに驚きました。
それはLTEの対応周波数バンド。
Apple USサイトの"The new iPad"スペックページを見ると


「700/2100MHz」(for AT&T)


と書いてあるのです。
700MHzはアメリカ/カナダで利用されるLTE周波数バンドですが、2100MHzって一体…
最初(下りに2100MHz帯を使う)AWSバンドか、と思いましたが、それなら"AWS"または"1700MHz"と書かれているはずですからね。


そこで他の国のAppleサイトでLTEに関する記載を調べてみると、イギリス、オーストラリア、香港、シンガポールAppleサイトにあるスペックシートには「LTE 700/2100MHz」の記載がありました。


http://www.apple.com/uk/ipad/specs/(イギリス)
http://www.apple.com/au/ipad/specs/(オーストラリア)
http://www.apple.com/hk/en/ipad/specs/(香港)
http://www.apple.com/sg/ipad/specs/(シンガポール)


しかし日本のAppleサイトにあるスペックシートLTEに関する記載自体がない。
SoftBankFDD-LTEではなく、TD-LTEを採用しているからでしょうか。


現在LTEで2100MHzバンドを使っているのは「ドコモダケ」ですし、将来的にも日本以外でLTEに2100MHzバンドが使われる、ということはないようですから、つまりこれは「将来ドコモからXi対応iPhone/iPadが出るフラグ?」というわけです。
LTEを利用できる国の数を重視すれば国際バンドである1800MHz(オーストラリアTelstraが採用)または2600MHz(香港CSLが採用)対応にしてくるはずですから。
とは言えドコモから発売されていないのにiPhoneFOMAプラスに対応させているAppleですから、違うかも知れませんが。


というわけで海外版SIMロックフリー"The new iPad 4G+WiFi"を購入し、Xi契約のMicroSIMを挿すと幸せになれるかも。
発売開始後恐らく試す人が出てくるでしょうから、事の真相はそれ待ちですね。


ちなみにSIMロックフリーiPad 4G+WiFi(3rd Gen)のApple Store価格は
イギリス:GBP499〜659(VAT20%込み)
オーストラリア:A$679〜899(GST10%込み)
シンガポール:S$828〜1,088(GST7%込み)
だそうです(香港では現在WiFi版しか扱いがない:転売対策?)。