ぷららがドコモMVNOサービスを開始。しかし…

今日NTT系のISPであるぷららがドコモ回線利用のMVNOサービスを開始すると発表。


ぷらら、モバイルデータ通信「ぷららモバイルLTE」11月1日開始 - ケータイ Watch
http://www.nttplala.com/information/2013/10/20131024.html(ぷららのプレスリリース)


料金プランは
定額プラン:3GB/月(それを越えた場合は450Kbpsへ速度制限)で1983円/月
二段階定額プラン:最初の31.25MB(25万パケット)が383円/月、そしてそれを越えると2483円/月(利用データ量の上限はなし)
の2つが用意されます。
いずれのプランも100MB/日を越えた場合は200Kbpsに速度制限されるため、二段階定額プランには利用データ量の上限はない、とは言っても実質的には2.8〜3.1GB/月の制限があると言えますし、定額プランも100MB/日の制限がかかるため1983円/3GBという料金は魅力的であっても3GBフルに使うのは困難(そうしようとするとまず間違いなく100MB/日の制限に引っかかる)、ということでいずれのプランにもイマイチ感があります。
定額プランの3GB/月を越えた際の速度制限が450Kbpsと緩い、というのは魅力的なのですがね。
しかしこのぷららのドコモMVNOサービスで一番いただけないのが


12ヶ月縛りがある!!


こと
プレスリリースによると12ヶ月(1年)以内の解約には10500円の解約手数料(いわゆる違約金)がかかるとのこと。
2年(24ヶ月)でないだけマシですが、これによって全く魅力がない「ゴミ」としか言えないサービスとなってしまっているのが残念。
以前も書きましたが、ドコモ回線利用のMVNOサービスの最大の魅力は「契約期間による縛りがない」ことであると私は思っているので、契約縛りを課す、というのはそれを完全にスポイルする愚行、としか言いようのない行為です。
それ故私はSo-NetBiglobeといった契約縛り前提のドコモMVNOサービスを提供する事業者については取り上げていませんし、今後も取り上げるつもりはありません(契約縛りなしの新サービスを提供開始しない限りは)。
ということでこのぷららのドコモMVNOサービスも二度と取り上げることはないでしょう。


というわけで私としては「このサービスを選ぶ意味は全くない」と言いきってしまいます。
ドコモ回線利用のMVNOサービスはサービスを提供する事業者が非常に多く、それ故競争が激しいですから、契約縛りがなく、しかももっと柔軟なサービス内容で使い勝手のいい事業者が他にあることもあり、単にそちらを選べばいいだけの話ですから。
個人的には「素直にIIJmio(及びそれをMVNEとする事業者)にしとけば」と思いますがね。
それにしても同じNTT系のISPでありながらOCNのドコモMVNOサービスは契約縛りがなく、魅力的な料金プランを提供している(近日中にSMSオプションも提供されるみたいですし)ことで人気を博しているのに、ぷららのそれはあまりのクソっぷりに「同じNTT系なの?」と言いたくなる程です。


余談ですがNTT系のISPって一体いくつあるんでしょうか。
OCNにぷららMopera Uに… Infosphereってまだあるんだっけ?