シンガポールの携帯電話事情(2)

海外携帯電話事情シンガポール編その2は現地プリペイドSIMカードについての情報です。

これが私が前の旅で購入したSingTelのプリペイドSIMカード、SingTel Hi! Card。
詳しくはこちら
私が購入したこのカードの額面はS$50となっていますが、実際にはS$10ぐらいからあります。
額面の違いは単に含まれているプリペイド通信料の違いです。
空港内のショップでは額面の高いカードしか売られていないので(私は空港のトランジット
エリア内で買った)、街中のSingTelショップやプリペイドSIMカードを扱う携帯ショップで
買うのがいいでしょう。
特にリトルインディアにはインド、バングラデシュなどからの出稼ぎ労働者を主なターゲット
とした携帯ショップが多いので、シンガポールの他の地域に比べ簡単に手に入ります。
購入には利用者登録が必要なので、パスポートを準備しておきましょう。
私が購入した際は利用者登録と同時にSIMカードアクティベーションもしてもらったので、
すぐに使うことができました。
この状態で通話、SMS、国際ローミングが利用可能になります。
日本でのローミングはドコモ、SoftBankどちらでも可能。
そしてMMSをアクティベーションするとMMSが使えるようになります。
しかしGPRSは使えないようです。
使える、といった説明があったのでいろいろやってみましたが、やはりダメみたいです。
そして利用できるネットワークはGSMのみで、3G/HSDPAネットワークは利用できません。
とは言ってもGPRSが使えないので、それでも問題ないですが。


MMSのアクティベーション方法はここ
しかし私がやってみた時と手順がちょっと違うような気がします。
単によく覚えていないだけかも知れませんが。
私がアクティベーションをした際にはMMSアクティベーションの番号*43327に電話をかけると
STEP 2の"Reply directly to this SMS with 1,2 or 3"といったSMSは届かず(アクティ
ベーションに使った携帯にSMSが保存されていないので、届いていないはず)、それを
飛ばしてSTEP 3の使っている携帯のモデル名をSMSで返信せよ、というSMSが届きました。

ここで上記のSingTelのサイトにある説明では例としてNokia 6680の場合は「6680」と
SMSに書いて返信する、と書いてありますが、私のNokia 6680ではうまくいきませんでした。
仕方なく「N80」と書いて返信しNokia N80用の設定を送ってもらいました。
すると次のようなSMSが届きます。

左のSMSに「GPRS利用料はかかりません」と書かれていますが、私はこれを読んで
GPRSが使える!!」と思っていろいろやってみて結局ダメだったわけです。
これは単にMMS送受信時のパケット通信料がかからない、という意味で、GPRSが使える
という意味ではない、ということのよう。
考えてみれば無制限にGPRSが使える、なんてうまい話があるわけはないのですが。
そしてこの後に届くConfiguration Messageを開いて設定を携帯に保存すればMMSが
利用できます。
アクセスポイントはこの時作成される「HICARD MMS」を使います。
SIMカードから読み込まれる「IDEAS MMS」ではないので注意(これはポストペイド用)。
MMSのアクセスポイントに加え「SingTel IDEAS Prepaid」というアクセスポイントも
同時に作成されるので、もしかするとWAPも使えるかも知れません(でも私が試した際には
使えなかった)。
ちなみにMMSの利用はシンガポール国内のみで、ローミング中は利用できません。


もちろんSingTel以外の2社、M1とStarHubもプリペイドSIMカードを出しています。
StarHubのプリペイドSIMカードGPRSが使える、といった記載をStarHubのサイト
で見かけたのですが、説明をちゃんと読んでみるとこれもMMS/WAPのみのような気が…
今度シンガポールを訪れる際にはStarHubのプリペイドSIMカードを買って試してみようか、
と思っています。