やっぱり日本は社会主義国家だな

ご存知の通り、豚インフルエンザの影響でただ今マスクが非常に品薄になっています。

某105円ショップではこの通り。
私が昨日買い物に行ったスーパーでちょうどマスクが入荷したところに出くわしたのですが、それを見ているとそのマスクは店員が陳列する間もなく売れていき、あっという間に売り切れていました。
そういうこともあってかネットオークションではマスクが定価の10倍以上の値段で落札されていたり、路上でマスクを高値で売りさばいている輩が出たりしています。
このように需要に供給が追いついてなく、品薄になっているものにはプレミアが付いて、価格が吊上がります。
「需給関係で価格が決まる」資本主義の世界では当然のことですが、しかし「資本主義国家」であるはずのこの国では変なことが起こっています。


Business Media 誠:やはりというべきか……マスク路上販売が出た!


ここを読むと、「定価以上の価格で物を売りつけること」は犯罪なんだそうな。
へぇーー不思議だなぁ。
上にも書いた通り資本主義の世界では供給量が少なく品薄で、多くの人が欲しがるものは値段が上がっていくもの。
それを「犯罪だ」などと言って規制するのはまさしく社会主義的なやり方、としか思えないのですが。
となると日本ではオークションや市場での競りは犯罪、ということになりますね。
やっぱり日本は「不思議の国」だ。


そもそも「インフルエンザ感染防止のためにマスクをする」、というのはWHOや米CDCによると「科学的な根拠がなく、無意味」とのこと。


この元ネタはこちら


むしろ手洗いやうがいを徹底する方がインフルエンザ予防には効果的。
だから今健康な人が「マスクマスク」と焦る必要はないわけで、逆に今本当に必要な人がマスクを入手できない、ということが大きな問題。


とにかく「マスク不足」を過剰に煽り立てるマスコミが諸悪の根源。
日本人は「自分で物を考え、判断して行動する」ということができず、「他人がやっている、となればそれを無条件に受け入れる」民族なんだから、そのような報道をするとこういう結果になる、というのは当然分かるはずなのですが…
製薬会社やマスクメーカーから金もらってるんじゃないか、と穿った見方をしてしまいます。


国民に冷静な行動を求める首相出演の政府の広報CMが流れていますが、それはマスコミに対して言うことだろ!! と思ってしまいます。
視聴率を取るためならどんな報道をしてもいい、というわけではないのですがねぇ。