Japan needs Michael Moore!!


今回の長野行き、実はこれが目的でした。
というわけでマイケル・ムーア監督の新作「キャピタリズム」を見てきました。


映画自体の内容についてはネット上を探せば書いている人はいくらでも見つかるでしょうから、敢えて書くことはないと思います。
というわけで私が感じたことを簡単に書くだけにとどめます。


様々なメディアでうんざりする程見聞きしているので既知のことであるとは言え、アメリカってやっぱり何かにつけエグい国だなぁ、というのが第一印象。
とは言え今日では日本もそれ程変わらない、とも言えますが。
しかしアメリカと日本が違うのはアメリカにはマイケル・ムーアのような社会の様々な問題を取り上げ、それを権力に屈することなく白日の下に晒す人間と、理不尽なことに対して断固とした行動を取る人々がいること。
ところが日本にはどちらもいない。
状況はアメリカの方がひどいですが、その分アメリカの方がまだ救われている、と感じます。
日本ではマスコミが権力者とグルになって情報をコントロールし、都合の悪いことはすべてシャットアウト。
そして無知な(洗脳された?)国民はその事実を知らず、どんな理不尽なことに対しても「仕方ないや」と最初から諦めている。
こんな不思議な国は世界中探しても日本以外に見つからない、と断言できるでしょう。
この手のネタを書くといつも出てくる言葉が「日本人はもっと外の世界を見て、自分で物を考えて行動しろ」ということ。
またもやこのことを強く感じました。
そして日本にもマイケル・ムーアのような人間が出てくることを強く望みますね。


私は今回わざわざ長野まで出向いて「キャピタリズム」を見たわけですが、平日の午後、ということもあり観客は私を含めてわずか7〜8人。
以前松本の映画館で「華氏911」を見た時以上に少ない(ちなみにこれも平日の午後で、10人ちょい)観客数でした。
これだと上映館、期間ともに非常に制約されているのも分かるような気がします。
(実は甲府の映画館でもやっていたのですが、気づいた時にはもう上映終了だった)
客層も他のエンターテイメント作品とは全く異なります(端的に言えばオヤヂばかり)し、館内の雰囲気もかなり違いました(ポップコーンを頬張りながら見てる人はいない)。
それもまた興味深かったですね。
とは言えもっと観客数が多くてもいいのでは、と思いました(それだけ洗脳されている人が多い、ということか)。


今回わざわざ長野まで出かける、という金と時間がかかることをしたわけですが、それでも非常に満足。
というわけでDVDが出たら購入することになるでしょう。


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