ドコモに続き、SoftBankも自社販売ではないSIMロックフリー端末に対するSIM発行を行なうとのこと。
ソフトバンク、他社の端末向けにSIMカードを販売 7月1日から(ITMedia)
ドコモ、SoftBank共にSIMロックフリー端末向けにもパケット定額プランを提供する、となっているのですが、そこで一つの疑問が浮かびます。
それは「パケット定額を利用するためのAPN設定は?」というもの。
他社製品利用のお手続き：他社が販売する携帯電話機のご利用 | ソフトバンクモバイル
によるとSoftBankはそれ用のアクセスポイント(アクセスインターネットプラス)を提供し、7月上旬に公開予定とのこと。
パケット定額アクセスポイントのAPN設定情報が全て非公開(ググれば出てくる情報ではありますが)であるSoftBankとしては快挙といえることでしょう。
そのAPN設定情報を使えばSIMのみ契約でもパケット定額になる、ということになり、これで問題解決です。
しかしドコモに関しては謎が多い。
他社製品の携帯電話機などをドコモのSIMカードでご利用する際の手続き | お客様サポート | NTTドコモ
にはパケット定額プランを契約できる、ということは書かれているものの、詳細については記載なし。
ITMediaのこちらの記事
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1103/11/news049.html
によると「テザリング非対応の端末の場合5460/5985円(パケホーダイフラット/同ダブル、ダブル2)で、テザリング対応端末の場合10395円が上限」とあります。
ところがその判断基準がよく分からない。
ドコモ側でテザリング非対応であることが確認できる端末に対しては5460/5985円になる、とのことですが、SIMを挿し替えた場合どうなるのか、といったことも不明。
そして一番の謎がAPN設定。
音声契約回線向けで、ドコモ端末以外でも利用できるMopera U速度制限なし定額APN(mopera.net/open.mopera.net)は利用端末のテザリングの可否、テザリング利用の有無を区別する仕組みがないため、どんな端末で使っても10395円が定額上限になります。
そのためこのAPN設定を使ってテザリング非対応端末では上限5460/5985円、というのは不可能、ということになります。
ではそれとは別のAPN設定があるのか、というとそれに関する情報がドコモから発表されていないのでそういうこともない。
それならIMEI制限がありドコモ端末以外では利用できないMopera Uスマートフォン向けパケット定額APN(mpr2.bizho.net)に対する制限が解除されたのか、と思いiPhone 3GSに設定して試してみると以前同様接続不可。
というかもしそれが可能になっていれば既に私の耳に入っているはずですが。
たとえこのAPN設定が利用できたとしても、これまた利用端末のテザリングの可否、テザリング利用の有無を区別する仕組みがないため、テザリング利用で上限10395円、というのも不可能。
そしてテザリング用隠しAPN設定(dcmtrg.ne.jp)の利用はSPモードの契約が必要で、IMEI制限もありますから、これもないでしょうし(そもそも隠し設定だし)。
とにかくこれまでこれに関する情報を見聞きしたことがないので、本当謎です。
もしかすると契約者だけに教えられる秘密のAPN設定があったりして…
そう言えばSoftBankのアクセスインターネットプラスのAPN設定を使ってテザリングは利用できるのか、というのも謎です(上記サイトには記載なし)。
まぁこれは設定が発表になったら試す人が出てくるでしょうから、いずれ分かるでしょう。
SoftBankのことだから、利用はできるけども定額対象にならない(=青天井でパケ死)という可能性があるから怖いなぁ。
私自身が試してもいいのですが、私のSoftBankポストペイド回線はパケット定額を契約していないので安易に試せないし、そのためだけに改めてパケット定額を契約するのもなぁ、というのがありますから。
ただ私の回線でアクセスインターネットプラスのAPN設定が利用できるかどうかは試すつもりでいます。
もし私の回線で利用可能で、テザリングの利用も問題なければMilestoneで使う回線をドコモ定額データ回線からSoftBankポストペイド回線に切り替えるかも知れません(もちろんパケット定額は再契約します)。
ちょうど来月で私のドコモ定額データ回線のパケット定額上限額割引キャンペーンが終わり、8月から定額上限額が上がりますから、いいタイミングかも。
